「パッション」を観に行った。
「観たい」というより「観ておかなければ」という感情で行った。
私はクリスチャンではないが、キリスト教の影響は受けていると思っており、観ておかなければと思った。

よい映画だった、と思う。
楽しい映画ではないから2度は観ないが、観ておいてよかったと思う。
キリスト教をきちんと学んでない私に、監督のメル・ギブソンが意図したことが理解できているかどうかはわからない。
が、イエスを痛めつけるシーンの必然性は理解できたと思う。
考える映画ではなく、観て、感じる映画だろう。
感じるのは「イエスの痛み」じゃないんだ。
それ以上に、痛めつけられるイエスを通して、観る側はいろんなものを感じるはずなんだ。
クリスチャンじゃない人にとって、この映画の価値はそのへんにあるんじゃないかと、私はそんな風に感じた。

帰ってきてからいろんなサイトでいろんな感想を読んだら、クリスチャンの人にとってはまた別の価値があるようだった。
それは聖書をきちんと読まねばわからないようだ。
どっかにあるはずなんだなあ、新旧そろって。
ちょっくら探してみよう。

一応家族を誘ったが、みんな「痛そうだからイヤ」ということで、1人で行った。
1人でよかったかもしれない。
「すごくいいから!見てみなよ!」っていうタイプの映画じゃないから。

終わって時計代わりの携帯を見ると、子供たちからメール。
娘「ハーゲンダッツ買ってきて」
息子「マクドナルド買ってきて」
なんか救われたような気分になったのは、やっぱり映画がヘビーだったということなんだろう。

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