5月22日の日記

2004年5月22日 読書
ISBN:4877282858 単行本 天童 荒太 幻冬舎 1999/02 ¥1,890

今日は息子のレッスン日。
私と娘も一緒に行き、また近所のカフェ・クリエで待つ。

今日は、先日BOOK-OFFで上下各\100で購入した「永遠の仔」を持っていった。

長編サスペンスもの、のつもりで読み始めたが、とんでもなかった。
とてつもなく重たいテーマの小説だ。
胸にぐさぐさくるシーンやセリフのてんこ盛りで、途中で気分が悪くなってきてしまった。

私は比較的幸せな子供時代を送ったと思っていた。
学校は楽しかったし、経済的に貧しい思いもしなかった。
けれど、こんなものを読んでしまうと、私にも「思い出さないようにしている部分」があることに気づかされてしまう。
そして、あれほど「この人のようにだけはなるまい」と思った人と、結局は同じような子育てをしてしまっていることに、目を向けさせられる。

子供が母から「愛されている」と実感できる愛し方とはどういうものなのだろうか。
「愛する」ということは、どのようにすることなんだろう。

娘には幸せになってもらいたい。
この世に生まれてこれて幸せだったと思ってもらいたい。
生きていることは楽しいと思って毎日を過ごして欲しい。
でも、どれひとつもできていない。

私はどうしたらいいのだろうか。

この本は、そういうことの答えを示唆しているのだろうか。
それとも、どうにもならない母子の“業”を描いているだけなのか。

読み進んでいくのが少し怖い。

毒に当てられたように疲れてしまって、やっとの思いで帰宅。
夕食を作る気力も出ず、ほか弁を買ってきて済ませてしまった。
なにやってるんだか、私・・・

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