DVD ハピネット・ピクチャーズ 2004/07/10 ¥2,800
も〜、めっちゃいい映画だった〜
「ウォーターボーイズ」以来の感動だわ。
男同士って、見ていてどうしてこんなに安心するんだろう。
なんかもう、ものすごく癒される。
ゲイカップルなんだけど、人間関係としたら男女のカップルよりずっとずっと健全だよなあと、二人のやり取りを見ていて思う。
私は現実のゲイを知らないけれど、BLにしろ、小説にしろ、こういう映画にしろ、描かれている世界には共通性があるから、あながち極端に美化されたものでもないのだろうと思って見ている。
そしてこの映画の中の「常識側」にいる女たちはみんなヤなヤツだ。男の単純なやさしさに対して、女はみんな複雑に計算していて、醜さをさらけ出している。唯一計算していないのが片岡礼子で、彼女は「常識」の世界からはみ出して困難な人生を送っているが、すっきりとキレイなのだ。
こういう描き方も、この映画に限ったことではない。よくある図式だ。結局これが人間という生き物のベースなんだろうと思う。
ここから下の感想は、純粋な映画ファンの方々からは叱られてしまうだろうけど・・・
BLものは好きでも実写はカンベンだよなあ、とか思ってたけど、この主役の二人(田辺誠一×高橋和也)はもう、全然オッケーだった。っていうか、ハマりすぎなくらい、キレイでカワイイ二人。
まさに、エグいエッチシーンのない良質のBL作品と言ってもいいだろう。
そしてその二人に絡む女の主人公の片岡礼子という女優。
実はまったく知らない人だったが、美人なのに色気がない、という以上に男っぽい、というところが、ツボを抑えてるよなあ。
そして、あまり幸せでない子供時代を過ごしてきて少し不安定な大人になってしまった女、というのを、実にうまく演っている。
それから、この映画においてはいうなれば「常識世界代表」みたいな田辺誠一の義姉を秋野暢子がやっているのだが、この人がこの映画を締めてると言ってもいいような、すごい存在感だった。
「女なんてつまんない」を見事に体現している。
私も多分、こんな顔して毎日生きてるんだろうなあ。
あとは田辺誠一。テレビドラマを余り観ない私には、名前は知ってても良く知らない人で、この人の演技を初めて観たのが昨年の「きみはペット」。
天然ボケっぽいぽややんなエリートサラリーマンをやっていたのだが、素だとしか思えないくらいハマってて、他の姿を想像できなかった。だから実はこの映画を観ようと思ったのも、ゲイカップルの話だという以上に、田辺誠一を観たかった、というのがあったのだ。
いや、見直しました。やっぱり役者だったのね。おみそれしました。
高橋和也も「元男闘呼組」なんてもう呼べないね。
みんなプライド持って仕事してるよね。
こういう情熱を感じる作品を見た後は、本当にすがすがしくよい気分だ。
ふと見れば今日は私の誕生日。
節目の日によい映画にめぐり合えて、これからの1年は良い年になるかも。
も〜、めっちゃいい映画だった〜
「ウォーターボーイズ」以来の感動だわ。
男同士って、見ていてどうしてこんなに安心するんだろう。
なんかもう、ものすごく癒される。
ゲイカップルなんだけど、人間関係としたら男女のカップルよりずっとずっと健全だよなあと、二人のやり取りを見ていて思う。
私は現実のゲイを知らないけれど、BLにしろ、小説にしろ、こういう映画にしろ、描かれている世界には共通性があるから、あながち極端に美化されたものでもないのだろうと思って見ている。
そしてこの映画の中の「常識側」にいる女たちはみんなヤなヤツだ。男の単純なやさしさに対して、女はみんな複雑に計算していて、醜さをさらけ出している。唯一計算していないのが片岡礼子で、彼女は「常識」の世界からはみ出して困難な人生を送っているが、すっきりとキレイなのだ。
こういう描き方も、この映画に限ったことではない。よくある図式だ。結局これが人間という生き物のベースなんだろうと思う。
ここから下の感想は、純粋な映画ファンの方々からは叱られてしまうだろうけど・・・
BLものは好きでも実写はカンベンだよなあ、とか思ってたけど、この主役の二人(田辺誠一×高橋和也)はもう、全然オッケーだった。っていうか、ハマりすぎなくらい、キレイでカワイイ二人。
まさに、エグいエッチシーンのない良質のBL作品と言ってもいいだろう。
そしてその二人に絡む女の主人公の片岡礼子という女優。
実はまったく知らない人だったが、美人なのに色気がない、という以上に男っぽい、というところが、ツボを抑えてるよなあ。
そして、あまり幸せでない子供時代を過ごしてきて少し不安定な大人になってしまった女、というのを、実にうまく演っている。
それから、この映画においてはいうなれば「常識世界代表」みたいな田辺誠一の義姉を秋野暢子がやっているのだが、この人がこの映画を締めてると言ってもいいような、すごい存在感だった。
「女なんてつまんない」を見事に体現している。
私も多分、こんな顔して毎日生きてるんだろうなあ。
あとは田辺誠一。テレビドラマを余り観ない私には、名前は知ってても良く知らない人で、この人の演技を初めて観たのが昨年の「きみはペット」。
天然ボケっぽいぽややんなエリートサラリーマンをやっていたのだが、素だとしか思えないくらいハマってて、他の姿を想像できなかった。だから実はこの映画を観ようと思ったのも、ゲイカップルの話だという以上に、田辺誠一を観たかった、というのがあったのだ。
いや、見直しました。やっぱり役者だったのね。おみそれしました。
高橋和也も「元男闘呼組」なんてもう呼べないね。
みんなプライド持って仕事してるよね。
こういう情熱を感じる作品を見た後は、本当にすがすがしくよい気分だ。
ふと見れば今日は私の誕生日。
節目の日によい映画にめぐり合えて、これからの1年は良い年になるかも。
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