新選組―新選組!

2004年7月21日 TV
ISBN:4122027586 文庫 子母沢 寛 中央公論社 1996/12 ¥820

日曜日に新選組のことを書く余裕がなかったので、今日のところで。

お昼休みのオカズに「TVガイド」を購入。
表紙に大河・新選組の3人が、あの隊服姿でばばーんと出ていて、もう吸い寄せられるように買ってしまった。

かっこええ〜も〜たまらんわ〜

芹沢鴨がいるうちは、香取=近藤がへなちょこでへなちょこで、ほんとうにじれったい思いをしたものだったが、今になってあれは脚本の意図+香取くんの芝居だったのだとわかる。
鴨がいなくなってからの香取=近藤がどんどん大きく頼もしくなってきて、その昔(?)「未成年」というドラマですごい芝居をしてたことがあったりしたことを思い出したり。

この間の日曜日はついに「池田屋」で、息もつかせぬ45分だった。
前編ほぼ殺陣。
「御用改めである」の後、どどっと階段を駆け上がって切り込むのではないあの演出がまず観るものの緊張感を高め、思わず「うまいなあ」と唸る。

そうそう、ちなみにあの谷昌武を演じているのは「永遠の仔」のときにジラフの子供時代を演じた浅利陽介くんです。
ここでお目にかかれるとは、と感激。

流れるように続く戦闘シーンの合間合間に、「待たせたな」と一言、ニヤリとする土方とか、池田屋の裏手で1人切り捨て一息つく平助とか、風のように現れてあっという間に2人切り捨て、また風のように去っていく斉藤一とか(オダジョー=斉藤一、かっちょいい〜、かっちょよすぎ〜)、要所要所が非常に印象的な、すばらしい演出だったと思う。

香取近藤も風格が出てきたし、山本土方の目つきがだんだん狂気じみてきたし、藤原沖田は鴨の死以来どんどん大人になってきている。
キャラクターへの思い入れもさることながら、私はどうしても演じている役者に対して、それぞれがプライドを持って自分の役を作り上げて行ってることを感じて、そのことにぞくぞくする。
現場でどんなに和気藹々であったとしても、一人一人の中には誰にも踏み込むことのできない孤独な闘いがあることを感じる。

レビューに出した本は、私が高校生で初めて新選組にハマったときに、数ある本の中で一番好きだったやつ。
高1の時にどっぷりハマり、2年の修学旅行はグループ毎に好きなコースを組んでよかったので、友達を洗脳して「新選組跡地めぐり」をしたものだった。

8月に入るとすぐ、山南さんが逝ってしまう。
わかってることとはいえ、堺山南さん、大好きだったから悲しい。
ちょうどお盆中で、おそらくダンナの田舎に行ってる最中。
なんとかして見逃さないようにしなければなあ

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