ミュージカルは初演で見たきり。
でも、そのときの岩崎宏美のファンテーヌが忘れられなくて、今回キャストを離れて久しい岩崎さんが出るというので、チケットを買った。
あと、坂本真綾ちゃんのエポニーヌも観たかったしね。

コンサートの形をとっていても、ちゃんとストーリーを追って若干の演出もあり、もちろんキャストの芝居もありで、見ごたえがありました。

メインキャストで歌が気になる人が数人。
特にアンジョルラスの留守晃。のど潰しちゃってたのかな?
初演のときの内田直哉の印象がとても強かったので、ちょっと物足りなかったかも。

逆に、大変にすばらしかったのがティナルディエの妻の瀬戸内美八。うまいです。すごいです。
この人、1966年宝塚初舞台(私が6歳の時だよ!)
私が初めて宝塚を観たのが、この人の「オルフェウスの窓」(1983年ぐらい)でした。
こんなにうまい人だったんだーと、改めて感動。
昔の宝塚のトップは、ほんとに力のある人がなってたよね。

坂本真綾ちゃん、歌のうまさは本物だわーと感動。
コゼットの子供時代の女の子、小学校4年生、しっかりした歌とお芝居で感動。
岩崎宏美ファンテーヌ、もちろん初演の感動再びで涙目。
マリウスの津田英佑、写真で見るよりずっとハンサムさんで、歌声もきれいなテノールで、コゼットの河野由佳ちゃんがまた大変にかわいらしくて愛らしい声で、絵になる二人で感動。

そして役名のない脇のひとたちの歌のうまさに感動。

音楽ってどうしてこんなに心を刺激するのでしょう。
なくなったら生きて行けませんわ。

さて、今日は子供たちを連れて行きました。
私は今日を楽しみにしていました。
開演が5時だったので、その前に食事しよう、都会に出るのは久々だからどこかシャレたとこにしようと、前々からいろいろ探したりして。
そしてコンサートでは大変感動して、来てよかった、つれてきて良かったなあ、と思い。
でも、子供たちは醒めたものでした。
「自分の趣味を人に押し付けるな」と言われてしまった。
親として「良い」と思うものを子供たちにも観てもらいたい、知ってもらいたい、と思うことはいけないことなのかな。
押し付けなのかな。
うちは父親(=夫)も芸能関係の仕事をしているし、私もかつてはそうだったし、そういう感性を子供にも持ってもらいたいと思うことが、押し付けなのかな。

もう連れて行くのはやめる。
自分で観たいと思うものは1人で観に行くことにする。

でもこういう感動を共有できる人がいないのは、とても寂しいです。

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