隠し剣 鬼の爪

2004年11月7日 映画
2時間半を堪能しました。すばらしかったです。
丁寧に丁寧に作られているのが素人目にもわかりました。

2時間半と言う時間を「短い」と感じたわけではありませんでした。けれどそれは「長い=退屈」という月並みな図式を意味するのではありません。
観ながら「長い映画だな」と思いつつ、もっとこの世界に浸っていたいと思う映画でした。

どの役者さんも全精力をかけて演じていたと思うのですが、中でも印象に残ったのはやはり、松たかこさん。
いままであまり好きだと思ったことのない女優さんでしたが、今回の“きえ”には何度も泣かされました。

吉岡秀隆くんがポイントを押さえるような役どころをやっていたのが、個人的には嬉しかったし。
彼は映画界のサラブレッド的な役者さんだと思うので、どんな役もそつなくこなして当然といえばそうなのかもしれませんが、それでも、どんな役も「吉岡秀隆」を殺して「その役の味」をしっかり出せる力量を持ったすごい人だと思うのです。

ラストシーンが「はい、お話はこれで終わりだよ」みたいにふっつりと終わって、エンドクレジットともに富田勲の音楽が流れてくるのですが、これがまたすばらしくてしみじみ聴き入ってしまいました。
帰りに思わずサントラを買ってしまおうかと思ったのですが、そのあとユニクロで買い物の予定があったので今日は断念。
でも、とりあえずDVDになったらレンタルではなく購入して、もう一度じっくり観て、CDはそれから考えることにしようと思います。

今日は私の“旦那はん”と観に行って、「やくざ映画が主流だった日本映画が面白くなってきたのは、いつ頃からだったろうね」という話をしました。
いつ頃からだろう、本当に。
北野武が出てきたあたりからかなあ・・という気もするのですが。
本当に最近は邦画が面白い。

一昨日、南条あやの日記を読んでから、やはり少し情緒不安定になっているのですが、今日の映画でずいぶん癒されました。

クリスマスとお正月に向けて、予告編が多かったです。
ダンナと「観たいね!」と意見が一致したのは

★Mr.インクレディブル
ディズニー製作の家族向けCGアニメ。めっちゃ面白そうだった!

★北の零年
吉永小百合さん主演の大作。予告編観てるだけで涙が・・・

★マイボディーガード
心を閉ざしたボディーガードのデンゼル・ワシントンがダコタ・ファニング(アイアム サムの子役ちゃん)のボディーガードをするうちに心を開いていって・・・というアメリカ映画にありがちなストーリーで、内心「へっ“レオン”のパクリじゃん」とか思ってたけど、予告編観たら観たくなった・・

★オペラ座の怪人
昔、原作を映画化したのがあって、それはめっちゃ怖かったのだけど、今回のは「ミュージカルの映画化」なので、とりあえず無条件で観ます。

いや〜、映画ってホントに、いいもんですねぇ〜(あれ?)

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