ISBN:4087476944 文庫 石田 衣良 集英社 2004/05 ¥420

直木賞候補になった作品らしいし、石田衣良にしては珍しい世界・・・のような気がして読んでみました。
で、感想を書こうとしたのですが・・・。

打ち込んでいるうちにどんどん悪口雑言になってきてしまったので、削除。

でも全然書かないのも残念なので、ちょっとだけ・・。

主人公・森中領、オマエはサイテー最悪の男じゃ!
それは娼夫をやってるからというわけじゃない。
自分をまっすぐに慕ってくる子に対して、あんな仕打ちが出来るなんて。
オマエのような男には、愛情に基づいた本物のSEXなんて、永遠にわからないだろうよ。

ま、こんなところでしょうか・・・

こーゆー話は苦手です。
時々こういう「誰に何を言いたいのだろう?」と思う作品に出会います。
それは多分、私にはわからない、ということなんでしょうね(爆)。

売春クラブの女性オーナー“御堂静香”が、登場の瞬間から私の頭の中で“叶恭子サマ”としてビジュアル化されて、それだけは面白かったです。

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相変わらず引きずっている「南条あやの日記」
大学病院の精神科病棟を退院して少ししたあたりで、もうここらへんで「ほぼ読了」ということにしようと、ブックマークを外したのですが・・・。
(なぜなら彼女は、精神科に2ヶ月も入院してたにも関わらずちっとも快方に向かわないばかりか、退院が決まって以降の更なる苦しみ方というのに、もう私自身が耐えられなくなってしまったから)

今日、会社の帰りにふと立ち寄った書店で、「卒業するまで死にません」の文庫版を見つけてしまいました。
そこには私が「ここらへんでもうやめよう」と思ったところから先の日記が、収録されていました。
これはもう、「最後まできっちり読め」というか「読んでね♪」というあやちゃんの啓示なのかもしれないと思い、買って帰りました。
HPでも読めるのですが、私はこれを夫に読ませたいのです。同じ年頃の、時々似たような状態を見せる娘の父親に。

カバーの内側に「女子高生のバイブル」と書いてありましたが、これは女子高生がバイブルになんてしちゃいけないものだと思います。
それよりも大人が読んで、受け止めて、子どもたちにこんな思いをさせない世の中を作らなければと肝に銘じなければいけないのだと思います。

「うさぎは寂しいと死んでしまう」なんていわれますが、寂しいと死んでしまうのはうさぎだけではなく、人間もなのです。

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