あのあと、インターネットで病状を調べた結果「痛風」だと言うことがわかり、ビタミン剤で回復した例もあるとのことで、早速鳥用のビタミン剤を買って来て毎日飲ませてました。
一時はもう動くこともままならないくらい弱っていたのが、それで少し回復したように見えました。
足のこぶも少しずつ小さくなりかさぶたになって、呼びかけると返事をしたり、時には自分から私たちを呼んだりと声も出るようになり、何より動けるようになっていました。
「この子は強いから、もう一度元気になるかもしれないよ」などと家族で希望を持っていたのですが・・・。
今日も朝からは特に変わった様子もなかったのですが、亡くなるほんの30分ほど前から急に様子が変わり、「どうしたんだろう、どうしたらいいんだろう」と娘とおろおろするうちに、娘の手の中で最期に1度激しく痙攣して事切れました。
我が家に来て10年。
最初のうちは娘も幼く、おもちゃみたいないじり方をされてわが身を守るために凶暴になったりしたのかもしれませんが、最近は家族みんなによく懐いてくれて、よくここまで長生きしてくれました。
手のひらに乗せたときのぬくもり、肩に乗せたときのはかない重さ、最期まで透き通るようだった声、全てが私たちを癒してくれました。
ありがとうね。本当に。
ありがとう。
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