思い出の「天野くん」
2005年7月5日 音楽
ままなっつさんの日記を読んで思わず
うそっっっ
と叫んでしまった・・・・・
NSPの音楽は、私の若かりし日々の中でも一番甘酸っぱい時期を彩るもの。
とあるサークルに入っていて、夏には田舎で合宿。
夜になると先輩から勉強を教わったり、
友達同士で「告白大会」したり、
先輩たちのどこまでホントかわからない「初体験話」を聞かされたり、
肝試し大会なんかに繰り出してお墓の主に「とり憑かれ」るヤツが出たり、
そして最終日にはキャンプファイアーを囲んでフォークダンスしたりして、
ギターをかき鳴らす先輩に密かにときめいたり、
お目当ての人が回ってくるのを心待ちにしたり、
最後にはみんなで輪になって肩組んで「翼をください」を歌ったり
・・・・・・・・
という、私のこれまでの人生の中でもっとも「クサイ」時期に常に傍らにあった音楽なのだった。
今思うと、まるで自分じゃないみたいな自分がそこにはいて、映画のワンシーンを思い出すみたいにバックにはNSPが流れていて・・・・・。
そういう音楽をやっていた人が亡くなった。51歳・・・・あの「天野くん」が・・・・・
いくつか持っていたアルバムの中でも、ライブ盤が一番好きでした。
天野くんの「ちょっとサエないけど気のいい先輩」みたいなとっぽい（死語？）喋りがすごく好きでした。
くだらない話をしてギャハハと笑った後に、ものすごい切ない歌を歌う、あの落差に素直にハートを射抜かれてました。
ご冥福をお祈りします。
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