★きらりんさんに秘密あります。

魂という赤紅き熱風よ/有川将臣(三木眞一郎)
瑠璃稲妻の決意/源九郎義経(関智一)
電光石火の恋/ヒノエ(高橋直純)
満月の雫は媚薬/武蔵坊弁慶(宮田幸季)
流星の弓矢となりて/有川譲(中原茂)
道化者の哀しき嘘は/梶原景時(井上和彦)
霧雨の繭の中で/平敦盛(保志総一朗)
壇ノ浦にて/リズヴァーン(石田彰)
めざめの尋ね人/白龍・成長前(大谷育江)
万象の守り人/白龍・成長後(置鮎龍太郎)
馬酔木の花幻/梶原朔(桑島法子)

もちろんこれも買いました♪
同じシリーズでも「3」となると各声優さん担当のキャラクターががらりと変わるので、歌のほうはどうなるのかなあ・・とわくわくものでしたが、その期待をちゃんと満たしてくれました!

演じ分け、というのは役者としてはそれこそがお仕事なわけだから、出来て当たり前なんだけど、歌としてそれをするのはなかなか難しいと思うのよね。でもみなさん、きちんとそれをやってるからすごいなあ・・・・と、つい感心してしまうのだけど・・・やっぱりそれも当たり前なのかな。

実際どうなんだろう、声優にとっての「歌」って、「歌に関してはあくまでも素人」っていうスタンスなんだろうか、それとも「求められるからにはプロ」なんだろうか。

それも、個人の考え方や、求められ方にもよるのかな。素質にもよるだろうね。
さらっと上手な人は、そんなに悩むこともないだろうし。
保志くんみたいな「旬」の人の場合、いつまでも「素人だから」なんて言ってられないっていう中でどんどん上手くなってきてたりするし。
おなじような状況の石田さんは逆に「自分の歌はプロのレベルではないので歌いません」と言う結論を出した人なわけで。
多分石田さんだって、数重ねれば保志くんみたいに上達したと思うんだけども・・・・。

でも石田さんって、すごく上手い人だけど決して器用な人ではないんだよね。それが「エレメンタル・ジェレイド」のときにすごくよくわかった。
あのクーっていうキャラは、石田さんにしては珍しい「はじけキャラ」なんだけど、最初の4回ぐらいまでは、ホントにすごく「頑張って演ってる」感じだった。シリアスな場面のセリフはまだしも、ギャグ系のセリフが「加減を探りながらやってる感じ」なのがすごくよくわかって。「やっぱりしんどいのかなあ・・・」と思うことが多かったんだけど、それが5回目ぐらいからすっと軽くなって自然になって「おお!掴んだね(^。^)」と。正直、あの時はちょっとホッとしたと言うか(^_^;)
でも、なんかのインタビューで、やっぱりああいう系は得意じゃないって話てたから、こちらに伝わる以上に苦労したのかもしれない。

それに比べればこの「はるとき」はまさに「石田彰、本領発揮」なキャラなので・・・・このアルバムに収められてる「語り」も、ゲームでの決めセリフの再録であるにもかかわらず、これだけで泣けてしまうほどの素晴らしいものとなっており・・・。
今まで何度となく運命を繰り返してきた。

繰り返すことで変わる道、変わらぬ道・・・。
様々な道をたどった。

だが最後はいつも同じだ。
運命は変えられず・・・同じ結末を迎える。
この運命で、お前は生き延びることができない。
何度繰り返しても・・・。

お前の死を阻むために、私がここにいるのだ。
だが何度やっても・・・うまくできない。
幾度、時空の輪をめぐってもお前を守りとおせない。
幾度、何人ものお前の死をこの身に受け続けただけだ。

だが、これで終わりだ。
お前は言った。
私が清盛と相打ちとなって死んだ、と。
その運命ならばお前は生き延びる。

だから、戻りなさい。
お前が生きていることだけが、私の祈りだ。
その祈りだけが、私にとってもっとも尊い。

私の願いを叶えてくれ。
私のことなど忘れていい。
ただ、生きていてくれ。

2分57秒という時間で語られるこのセリフ、その2分57秒の間、聴いているこちらの気持ちをきっちりと「御子」にしてしまう石田氏の語りの力に、ただただ敬服するのみです。

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