★Mistさんに秘密


私の勤める会社は、「選挙」となると男性社員たちが仕事を棚上げして駆り出される、という田舎にありがちな会社だ。
各種選挙(?)のたびに、誰ぞを応援するハガキに名前書かされて、いったい誰の、何人の後援会名簿に私の名前が載っていることやら。
そういう場所から選挙を見てると、本当に気持ちが醒める、というか、萎える、というか。

私の実家は支持政党がはっきりしていたし、私のダンナも学生時代には学生運動の名残みたいなことをしていた人だったから、この会社に入るまでは結構「選挙」というものを神聖視していたのだけど、いまではそんな幻想は消え果てた。
選挙なんて、結局は欲得ずくの駆け引きだ。

と、かなり堕ちるとこまで堕ちてる私でも、どうにも耐えられないことがたまにある。

一度は、少し前のこと(「少し」が月単位のことか年単位のことかは一応ノーコメントということで)。
とある不正で捕まった議員がいて。新聞にも載るほどのことだったわけで。
その議員にうちの会社は毎月お金を払っていた。
そりゃまあ、表向きはなんの変哲もない売買だけど、当然のことながら請求書は架空。
まあ、その人はそんなことをいろんなところを相手にやっていた人なわけで。
そんな人が捕まって、不正が暴かれるか、汚職議員が追放されるか、と言えばそんなことは全くなくて、「助名嘆願書」が回ってきたのだった。
「本人は深く反省しており・・・・・」
「地域に貢献してきた功績は大いに評価すべきであり・・・・」
「地域の発展になくてはならない人物であり・・・・」
うそばっかり。
自分たちに都合のいいだけのこと。

このときばかりは、署名捺印が心の底からイヤだった。
そして、拒否しきれなかったことが更にイヤだった。

そして今回の選挙。
そんな風な「政治の(議員の?)汚いところ」があからさまに見えてるような気がして、ニュースを見るのが不愉快で仕方がない。

女性議員ばかりを「刺客」に使ったり。
自主離党を促しながら、「そうすればいずれは復党」を匂わしたり。
節操もなにもあらばこそ、と言う以上に、この国の感覚は大昔からなんにも変わってないんだ、と思い知らされる。

本当に腹立たしい。
こういうヤツラをぎゃふんと言わせるには、いったいどこの誰に投票したらいいのか・・・・と思って、更に絶望的な気分になるというこの虚しさ、ホントにどうしたらいいんでしょうか・・・・・

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