▲大きな思い違いをしてたことが判明しましたので、本文中で訂正しました。気になる方は「間違い探し」辺りを読み直してくださいませ。m(__)m

昨日の晩、私も日記書けませんでした。今日、なにもコメントでてないですね。気が付かなかったけど、定期メンテナンスとかだったのかな。

さて、“千秋真一 指揮 R☆Sオーケストラ”デビュー盤です。
なんと“音楽評論家 佐久間学”による“★曲目解説★”付き!(笑)しかもご丁寧に、佐久間学のプロフィールまで!(大笑)
こういう遊び心満載な企画を大真面目にするっていう精神、大賛成です。
そして、遊び部分だけでなく、山野雄大さんという音楽ライターによる「ちゃんとした」解説があり、曲の構成についてとか、ブラームスという作曲家についてとか、今回の演奏についてとか、よくわかるように書かれています。

実は告白すると・・・私はブラームスは苦手でした。
ピアノを習っていた頃、ブラームスのソナタが課題になったことがあり、暗くて重くて地味で弾いてて面白くも楽しくも無かった・・・という記憶が刷り込まれて、ブラームスに対しては食わず嫌いになってました。
だから、こんなアルバムでも出ない限り、ブラームスの交響曲のCDなんて買うことはなかったでしょう。それだけでも、千秋センパイに、というか、のだめカンタービレという作品に感謝♪です。

そんな私ですので、今回のこの演奏がどのくらい素晴らしいのか、あるいはスカなのか、ということは全くわかりませんが、10代の自分が感じることの出来なかったブラームスを良さを、今なら少しは感じることができるみたい・・・と思いました。

それから、「のだめ」の物語の中のあの時点で、R☆Sオーケストラで、千秋センパイが他でもないこのブラームスを振った、ということにはちゃんと意味があったんだ、というのもわかったように思います。

それにしても、あの物語の中の登場人物たちが奏でている音がこういうものなんだ、ということを実感できると言うことは、マンガを楽しむのにも音楽を楽しむのにも計り知れない相乗効果がありますね。まさに“Bravo!!!”な企画です。

さて、このアルバムにはもう一つ「お遊び」が入ってまして・・・。
千秋センパイが「プラティニ国際指揮者コンクール」に出たときの“2次予選・B課題「間違い探し」”スコアによる演奏です。
曲は“ドヴォルザーク交響曲第8番 第1楽章”
最初に〔mistake version〕が、次に〔Editio Supraphon〕つまり「スプラフォン版楽譜によるちゃんとした演奏」が収録されてます。
間違いは8箇所あって、どういう間違いかということはマンガ本編を読めばわかる(以下、訂正)とすっかり思いこんでたんですが(^_^;)、解説の山野雄大さんのBlogというものが見つかりまして、それによると「可能な限り原作に準拠しているが、どういう間違いが何箇所あるかということはお楽しみということで」ということでした。
・・・となると、その間違いが実際に演奏を聴いてわかるかと言うと・・・原作どおりだったとしてもわからないのに、「お楽しみ」となっちゃあ、更にわかるわけないっっっ!
というか、人間の耳って不思議なもので、「なんかヘン」という違和感みたいのはわかるのですが、「どこがどう」と言われると、「ここだ!」「それからここ!」みたいに指摘することなんて、少なくとも私の凡耳には全く不可能・・・これを指揮しながらしていく指揮者ってすごすぎる・・・と素直に感動してしまいました。

それともう一つ「なるほど〜」と思ったのが、曲順。
なんとなく普通に考えたら、まず正しい演奏を聴かせて、そのあとに〔mistake version〕を聴かせた方が、間違いがわかりやすいような気がするのに、なんで間違い版の方が先に入ってるんだろう〜?って思ったんだけど、さっきも書いたように、人間の耳って「なんか違う?」っていうことは聞き分けるのですよね。
だからもし「正しい版」「間違い版」の順で収録されてたら、後味が悪くて仕方なかったろうと思うのです。
そして、「間違い版」「正しい版」の順で入っているお陰で、このドヴォルザークの8番1楽章がとっても素晴らしい曲なのだということをちゃんと感じることができるのですね。

というわけで、いろいろ賛否両論なCDですが、私はとっても素晴らしいものだと思いました。
第2弾も期待したいな〜。
というか、いずれはのだめのピアノ・千秋センパイの指揮でピアノコンチェルトが出るんではないだろうか・・という期待が膨らみます。

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