北の零年(激辛・ネタバレあり)
2005年10月12日 映画
ちょっと怒りモード入ってますので、映画の悪口が苦手な方はご遠慮ください・・・・・
レンタルで観たのですが、一言で言えば・・・
1800円払って映画館に足を運ぶ観客をバカにするなっっっ!!!
という映画でした。
レンタル料400円也は「観ようと思ってもなかなかお目にかかれないC級映画が観れた」と言う意味で、まあある意味価値があったとしましょう。
まず、何が言いたいのかわかりませんでした。
開拓者の苦労?・・・は全然リアルに描かれてないし。
北海道の冬の厳しさ?・・・も、みんなそんなに寒そうでもないし。
人の描き方が、その場その場で「ここでは泣かせよう」とか「ここでは感動させよう」みたいな意図でシーンが作られてるみたいで、全然一貫性がない。
「あんたたち、こないだまで吉永小百合に冷たかったじゃないよ!」みたいな・・・「柳葉さん、ついこないだまで飲んだくれて自暴自棄だったじゃない」みたいな・・・
豊川さんも、カッコよかったのに、「小松原の元妻が元夫の目の前で他の男をかばう」というシーンのために、無駄な設定を背負わされて、ありえない行動を取らされて、気の毒だったな。
特に小松原=渡辺謙。一応主役?
彼が開拓地を捨てたために、残されたみんなが苦労するわけですが、その理由が「札幌に着いた途端に重病にかかり、とある女性に大変お世話になりついずるずるとその人と一緒に・・・」というあまりにありきたりなもので。
でも百歩譲ってそれならそれで、その間の小松原の変化の描写って多少なりとも必要じゃないかと思うんだけど、全くないまま、帰ってきたときには労働者の敵=偉いお役人。
立派な身なりで元妻のところに来て「これがその時助けてくれた人だ」って現妻子の写真を見せるそばから、今度はポケットから、昔、元妻からもらった鈴を取り出して「それでもいつもここにお前がいた」って、もう
はあぁぁーーー???
な世界じゃないですか。
セリフも違和感あるもの多かったです。
小松原=渡辺謙が、「半月で帰ってくるから」と言いながら札幌に出発するとき(結局それきり帰ってこないわけだけど)、娘に言う言葉が
「夢は思い続ければ必ず叶う」
明治維新直後の元武士が、「夢」とかそんなこと言いますか?
クライマックスで馬宮=柳葉さんが言う
「俺達はここでゼロから始めたんだ」(正確じゃないかも)
ゼロって一応英語だよねえ?この頃の人たちが自然に口にする言葉だったのかなあ?
そのほか、石田ゆり子が息子に「雄之進、たえさんにおかしなことを吹き込んではいけません」とか・・。
そのほかにも、芝居がかった不自然なセリフが多くて、役者の演技も舞台の群集劇みたいな動きが多くて、流れがすごく悪い感じがしてしまって、それも気持ち悪かった。
そしてラストシーン・・・あまりにご都合主義。
監督・行定勲。
う〜ん、「きょうのできごと」は悪くなかったけどなあ。
でもとにかくこれで、「せかちゅう」は確実に観る気をなくしました。
レンタルで観たのですが、一言で言えば・・・
1800円払って映画館に足を運ぶ観客をバカにするなっっっ!!!
という映画でした。
レンタル料400円也は「観ようと思ってもなかなかお目にかかれないC級映画が観れた」と言う意味で、まあある意味価値があったとしましょう。
まず、何が言いたいのかわかりませんでした。
開拓者の苦労?・・・は全然リアルに描かれてないし。
北海道の冬の厳しさ?・・・も、みんなそんなに寒そうでもないし。
人の描き方が、その場その場で「ここでは泣かせよう」とか「ここでは感動させよう」みたいな意図でシーンが作られてるみたいで、全然一貫性がない。
「あんたたち、こないだまで吉永小百合に冷たかったじゃないよ!」みたいな・・・「柳葉さん、ついこないだまで飲んだくれて自暴自棄だったじゃない」みたいな・・・
豊川さんも、カッコよかったのに、「小松原の元妻が元夫の目の前で他の男をかばう」というシーンのために、無駄な設定を背負わされて、ありえない行動を取らされて、気の毒だったな。
特に小松原=渡辺謙。一応主役?
彼が開拓地を捨てたために、残されたみんなが苦労するわけですが、その理由が「札幌に着いた途端に重病にかかり、とある女性に大変お世話になりついずるずるとその人と一緒に・・・」というあまりにありきたりなもので。
でも百歩譲ってそれならそれで、その間の小松原の変化の描写って多少なりとも必要じゃないかと思うんだけど、全くないまま、帰ってきたときには労働者の敵=偉いお役人。
立派な身なりで元妻のところに来て「これがその時助けてくれた人だ」って現妻子の写真を見せるそばから、今度はポケットから、昔、元妻からもらった鈴を取り出して「それでもいつもここにお前がいた」って、もう
はあぁぁーーー???
な世界じゃないですか。
セリフも違和感あるもの多かったです。
小松原=渡辺謙が、「半月で帰ってくるから」と言いながら札幌に出発するとき(結局それきり帰ってこないわけだけど)、娘に言う言葉が
「夢は思い続ければ必ず叶う」
明治維新直後の元武士が、「夢」とかそんなこと言いますか?
クライマックスで馬宮=柳葉さんが言う
「俺達はここでゼロから始めたんだ」(正確じゃないかも)
ゼロって一応英語だよねえ?この頃の人たちが自然に口にする言葉だったのかなあ?
そのほか、石田ゆり子が息子に「雄之進、たえさんにおかしなことを吹き込んではいけません」とか・・。
そのほかにも、芝居がかった不自然なセリフが多くて、役者の演技も舞台の群集劇みたいな動きが多くて、流れがすごく悪い感じがしてしまって、それも気持ち悪かった。
そしてラストシーン・・・あまりにご都合主義。
監督・行定勲。
う〜ん、「きょうのできごと」は悪くなかったけどなあ。
でもとにかくこれで、「せかちゅう」は確実に観る気をなくしました。
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