もうすぐ映画が公開されますねー。
とても楽しみにしておりまして、一応今、小説の方を読んでおります。
三島由紀夫は高校生のときに読破したはずなんだけど・・・これは内容をまったく憶えとりませんでした(-_-;)。
「近代能楽集」が一番好きだったかな・・・あと「純白の夜」っていうのも、結構うっとり読んだ気がするけど・・・・・
それにしても、この作品を映像にするって、結構無謀な思いつきなんじゃないかと思いつつ、読んでます。
わざわざ映像にしなくても、文章を読んでるだけで充分世界が、極彩色の色付きで広がってくる小説だと思うのです。
この三島由紀夫と言う方は、本当に心の底から「日本語」というものを愛していたんじゃないですかねー。
まあ、日本語に限らず「日本」そのものを心から愛していらっしゃった方、というイメージはありますが・・・。
並んでいる言葉がきらびやかで、まるで宝石をちりばめたような文面です。
最初の頃はそっちの方に気を取られて、内容的にはなんか深みがないような気がして、「これはただ単に、作者が美しい日本語を集めて並べてうっとりしてるだけの小説？」なんて思ってたんですが、清顕が自分の恋心に気付くあたりから人に対する洞察力というか、冷徹なまでの人間描写が冴え渡ってきて、なにか背筋がぞっとするような感じすらありました。
それにしても・・・ってまた言っちゃいますが(^_^;)、聡子さんが竹内結子さんっていうのは、この間テレビでちょこっと「メイキング映像」を観た時に「あー、なかなか頑張ってるかも」と思ったのですが、妻夫木くん、どうなんでしょうか・・・
妻夫木くん大好きなおばちゃんは、ちょっと心配です・・・・・
清顕って・・・もうホントに、純粋なぼんぼんですから・・・あの、本人に全く自覚の無いイノセンスな感じ、外から見る感じと本人が思ってる感じのギャップ、なんかがうまく出てたら成功かなあ・・・
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