Vocalist 郷ひろみ

2006年1月4日 音楽
ちょっと今更ですが、12月25日に行ってきた郷ひろみのコンサートについて、書き残しておこうかと。

←は記念に買ってきたバラード集。

ひろみのコンサートは10数年ぶりだったのですが、いやー、さすがに大人なコンサートをやるようになったなあ、と。
本人だけでなく、観客もね。
以前のときにはもっともっと歓声が甲高かったような気がするけど、今回は「キャー」っていう黄色い声というより、ロックコンサートなどでの「ワー」っていう歓声に近くて。
それに、バラードの時には座る、アップテンポな曲の時には立つっていうメリハリも非常に心地よくて、なんだかとっても落ち着いて楽しむことができました。

それにやっぱり、歌が。
もう、非常にお上手になられていて。
アメリカで超有名なボイストレーナーに付くことが出来たっていうのは、「向こうにいってる間にナニをしていたのか」っていう質問に対するネタ的な回答(遊んでたわけじゃないよ、的な)かと思ってたら決してそんなのではなくて、本当にそのことによって飛躍的に歌唱力が伸びたのだ、ということを目の当たりにさせてもらいました。
そして何より歌ってる本人がそれを実感していて、MCでそのことを話すひろみはいつになく熱血で。
ただ歌が上手くなって嬉しい、だけでなく、「夢を持ってそこに向かって努力するってことに年齢は関係ないんだよ、望んで努力すればなにかしら得るものがあるんだよ」っていうことを力説するその姿は、この間の東京国際女子マラソンで1位になった高橋尚子選手の優勝インタビューを彷彿とさせるものでありました。

最新アルバム“Evolution”からの曲の合間に新旧のヒット曲を取り混ぜながらのセットリストはバラードが中心なんだけど、中ほどで「アップテンポメドレー」があり、「2億4千万の瞳」や「Gold Finger ’99」(アーチーチの曲ね)など5〜6曲を、ステージ上を縦横無尽に走り回って歌っても、息切れもしないし音程も全くふらつかないのにはもう「すごい」の一言しかなくて。

観客のテンションっていうのをすごく冷静に見てて、この日はなかなかお客さんが「熱くなりきらない」感じだったので、すごく一生懸命煽ってくれてましたねー。

MCも、客席からのつっこみに答えつつかわしつつ、もう慣れたもので、前の方の席というのはファンクラブ席と思われるんだけど、ステージ上のアーティストと客席のファンとがあんなふうにやりとりができるって言うのも、長年のファンとの関係がうまく出来上がってるからであって、なんかもう、アーティストとしての完成形を見たような気がしました。

ツアーファイナルということで、アンコールも多分、いつもより1回多かったのかな?わかんないけど、オーラスは、持ち歌の中からのクリスマスソングで〆てくれました。

いやー、すごいわ。
あのかわいかったひろみが、こんな大物になるなんて。
あれだけの歌唱力をつけた彼は、これから先怖いもの無しだと思います。
まだまだ先が楽しみな50歳って、ホント、すごくない?

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