新装版が発売中。

竹宮作品の中で、実は「風と木の詩」より好きな・・・一番好きな作品だったりします。
今から30年くらい前のものだけど、今読んでもなんの違和感もなく、新作を読むように、ワクワクしながら全4巻を読みきりました。

漫画家さんの絵、というのは手書きである所以なのかどうか、常に変遷しているもので、竹宮氏の絵が一番美しかったのがこの作品から風木にかけて、だと思います。
主人公の王子サリオキス、敵役のスネフェル王、二人を取り巻く女性たち、そしてエジプト王朝の宮殿や装束の美しさ、優雅な部分はとことん優雅に美しく、そしてその対岸にある庶民や奴隷の側の生活についても細部まで手を抜くことなく描かれていて、一分のスキもない印象です。

ストーリーは、エジプトを舞台にした大河ドラマ。
今思えば非常にRPG的で、当時の少女漫画にはそういうのがなかったので余計に新鮮で面白かったのかもしれませんが。

そして単純で夢見がちだった高校生の私は、コレを読んでどれほどエジプトに憧れたことか!

いつかは行こう、と思いつつ、未だその夢は果たせていませんが(^_^;)

宝塚での舞台化とか、アニメ映画化とか、そうゆうのにうってつけだと思われるのにいまだに手付かず。
まあ、そういうのってある種「賭け」の部分もあるけど、このシーンあのシーンを動画で見たい、このセリフあのセリフを声で聴きたい、とつい思ってしまうのは私の悲しい性、であります。

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