2夜連続放送、観て見ました。

◆天国と地獄
すっごい、豪華絢爛なキャストで、それは見ごたえがあった。
ストーリーも、どうなるんだろう〜という期待感を持たせてくれた。
だけど、終わってみれば「???」な・・・。

身代金の用意の仕方。私が無知なだけかもしれないけど・・・
警察にまで通報済みなら、要求された身代金がちょうど会社資金と同額であっても、それとこれとは別、みたいな用意のされ方になるわけじゃないの?銀行に協力を求めるとか・・・。
じゃあ、誘拐された子供の家に、犯人が期待するほどの経済力がなかった場合、親が自力で身代金を用意できなければどうするの?

犯人を追い詰める警察の手口。
このまますんなり逮捕してしまうと犯人の罪が軽すぎちゃうから、泳がせて更に重大犯罪を犯させ、絶対に死刑にしよう、みたいな。
そんなことしていいの???びっくりだよ。

函館の町での犯人追跡
警察が総出(?)で犯人を尾行、監視するんだけど、あーんなにうろちょろしてあーんなに凝視してたら、わかっちゃうよ、おかしいよ。
私には演出上、犯人が警察に囲まれてるの知ってて動いているようにすら見えた。

死刑判決。
犯人妻夫木は、あの二人が死んでるとは思ってなかった。
ということは、明確な意思を持って殺したとはいえない状況だったんじゃないの?
子供も無傷で返してるわけだし、身代金の一部も戻ってきてる。
現実的に、死刑判決確定するのかなあ・・・しかもあんな短期間に(登場人物みんな、全然変わってなかったから)と思った次第。

犯人の動機付け。
毎日毎日裕福な家を見上げてたら、腹が立って来て・・・みたいな。
最後の錯乱も・・・妻夫木クン、熱演だったのかもしれないけど。

・・・で、何が「天国と地獄」だったのかな?
「裕福でも地獄、貧しくても天国」みたいなオチ?・・・なんだかなあ・・・


◆生きる
これは・・・よかったです(涙)
昔の映画は見てなくて、でも志村喬氏のブランコのシーンだけはよく知ってて、もっと悲壮な物語かと思ってたら・・・今回意図的に喜劇的に作ってたのかもしれないけど、それがよかった。
なんか、高橋留美子のおじさんシリーズを彷彿とさせる雰囲気で、笑った後にしんみり〜みたいな。

特に通夜のシーンが圧巻でした。ちょっとした舞台芝居のような。名優たちのプライドをかけた競演、の様相を呈していました。
そして幸四郎さんの老け役、お見事。
余命いくばくもないと知り、もがいて、心を決めて、最後は切ない幸福感に包まれてブランコに揺られながら「命短し恋せよ乙女」を口ずさむ・・・。
ああ、「生きる」って確かに、こういうことだよねえ・・・・と。

久しぶりに見ごたえのあるドラマでした。

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