おばさんキラーにやられる
2009年3月31日 TV
今、落ち着いてみれば、五条の橋の上での、弁慶との出会いのシーンは凄かった。
桜が舞い散り、タッキー義経はひらりと飛び、そりゃあもう、笑っちゃうほどすごかったです。
とにかく脇がしっかりしています。
渡哲也の清盛、稲森いずみの常盤、平幹二郎の後白河法皇、松坂慶子の時子、勝村政信の平重盛、鶴見辰吾の平宗盛、阿部寛の平知盛、中井貴一の頼朝、小林稔侍の北条時政、丹波哲郎の源頼政、財前直見の北条政子、松平健の弁慶、いやもう書ききれない。見応えがあります。
そういったそうそうたる面々の中で、タッキーはそこだけふわっと花が咲いたような美しい義経です。
眉を曇らせ憂いを帯びた表情がデフォルトで、時折にこっと笑う・・・はぁ～、かわいい～・・・・・男も女も惹きつける天使のような笑顔。
心の内側に、凡人の持つどろどろしたものや黒い部分があるとはとても思われない、清らかな義経です。
この人＝タッキーはこれでいいんだなぁ～と、深く納得してしまう。
表情が2パターンしかなくても、滑舌がハラハラするほど悪くても、美しい姿と顔を見てるだけで満足してしまうのです。
同じく天使のようにかわいらしい石原さとみの静御前と、どのような恋模様を見せてくれるのでしょう。
音楽も美しく、悲劇の結末に向かってゆっくり進んでいく物語であるので、回を重ねるごとに胸の痛みが増していくようです。
コメント