ネットレンタルでだいぶ前から予約してたものが、やっと順番回ってきました。

人気もうなずける、素敵な映画でした。

まず、飛行機を飛ばす、ということに関してどこで、だれが、どんな風にそれを支えているのか、ということが、楽しくわかりやすく描かれていることに感心しました。
学校の授業で見せたらツマンナイ教育映画よりずっとためになるんじゃないかな~。

キャストのみなさんは、みんなカッコイイです!
もう、胸がスカッとするカッコよさです。
特に岸辺一徳!こういう人をこういう風に描いてくれるのっていい!
亀の甲より年の功だよ!
その他にも、時任三郎、寺島しのぶ、田畑智子、etc.etc.、とにかくホントにみんな、カッコイイです!

中でも私が「生まれ変わったらここで働く人になりたい!」と思ってしまったのが、管制塔!
大好きな女優さんの江口のりこさんもカッコよかった~。

映画の流れとしては、前半が(ざっくり言えば)空港のお仕事紹介、後半が映画的ドラマティック展開、となります。
もうだいぶ前の映画なのでネタバレしますと、一旦飛び立った飛行機にトラブルが起きて緊急事態が宣言されて羽田に引き返すのですが、それがおいそれとは帰れない、さあどうする、ということなのですが・・・。

ハッピーな映画ですから、各部署が力を合わせ、飛行機は無事羽田に降り立ちます。
ヤレヤレ・・・ということで空港は日常を取り戻して、ひと山越えたスタッフたちにはそれぞれちょっとしたハッピーがあってエンド。
観終わったこちらも胸がほっこり。


だったんですが。

観終わったときには私もとてもハッピーでした。
が、だいぶ経ってふと。
思い出してしまいました。25年前の悲劇を。大事故を。大惨事を。

映画では、トラブルが起きてからはパイロットの操縦シーンが中心になります。
どうすると飛行機のどこの部分がどう動いて飛行機が動くのか、ということも分かりやすく描かれてます。
ただ、それを思うにつけ、あの時はこれが全部出来なかった、動かなかったんだ、と。
そしてもうすぐ着陸と言うときに、客席では衝撃防止姿勢が取られます。
自分たちも椅子から立てないCAたちが「身体を伏せて、ヘッドダウン」と声を揃えて叫びます。
あの事故の時にも、最後の急降下の時に同じ状況だったというのを、生存者の一人の落合さんの証言で読んだことがありました。

映画はハッピーに終わるのに、現実ではそうならなかったことがあった、ということが、どうしても頭をよぎってしまって辛くなってしまったのでした。



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