久しぶりに「むさぼり読んだ」本です。

いや~、オモロかった!

30年以上も昔に「室生犀星」とか「夏目漱石」から小説の世界に入った私にとっては、文体も内容も“ニューワールド”で、「長生きはするもんだ」としみじみ思いました。

4つの話で構成されてるのですが・・・・・実は、1つ目を読んでいるうちは「いまどきの小説だなぁ~」なんて思いながら、まだそんなに入りこんでいなくてですね。
2つ目の話が始まったところで「ん?」と。
途中まで来て「なんか・・・?誤植か乱丁?」などと思ってしまいまして。
でもそうじゃないとわかってからは、つまり物語のからくりがわかってみると、突如として面白くなりました。

舞台は京都の町。
京都っていうのは不思議な場所ですね。地名が、古臭いのに新しい。
鴨川ホルモーなんかもそうですが、京都というすごく昔の匂いの強い町で、大学生という時代の最先端の若者が動くっていう設定自体にまず「萌え」があるように感じます。

そしてまた、私自身のだーりんとの遠距離恋愛の際、舞台となったのが京都であり、「鴨川等間隔の法則」も身をもって経験しているため、情景とか町の匂いとかがすごくリアルで、「読んだ」というより「体験した」というような読後感でした。


コメント

nassie
2011年2月22日3:40

今頃コメントですが、ちょっと引っかかったままで、気になっています。この4畳半。

もりのいずみ
2011年2月23日22:47

☆nassie様

フランスでも入手可能なら、ぜひ、オススメします。
SF的でありながら、古風な甘酸っぱさも(男性には特に)味わえます。
読後感もステキでしたよ♪

nassie
2011年2月24日6:31

あと2か月で帰国なので、それまでお預けです。手帳に書いておきます。4月始まりのが明日日本から届きますので。
でも、おもしろそうですね、ほんとに。
ところで、等間隔の法則、仲良しの某K大学の先生と(男性)経験しました。あ、もちろんそっち系の趣味はありません。

もりのいずみ
2011年2月24日19:20

☆nassieさま

こんなに期待を煽っておいて、つまらなかったらスミマセン・・・(^_^;)

鴨川の法則、私も、女友達とも経験しております。
あそこはホントに不思議な場所ですよね。開放された空間であるのに、一定間隔の距離を保って座ってしまうともう「二人だけの場所」。
その辺の狭い喫茶店よりずっと落ち着いて話ができてしまいますよね。

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