朝のお楽しみは新聞です。
おひさまを観て、ダンナを送り出しながらゴミ出しして、一人のんびりコーヒー飲みながら新聞を開く。
ふふ~ん♪

ですが。

今日は涼しくて気持ちいいわぁ~、と鼻歌交じりで開いた新聞には、頭と身体が熱くなるようなニュースばかりですわ。

九州電力とか。

こういう体質を、もうこの際全部出しちゃおうや。ねえ。膿を出し切って再スタートだ、ニッポン!

という開き直りのような気分になるよね。

でも今朝一番「なにおぅ!」と思ったのは、地方版に出ていた「今どき!球児白書」という記事。
タイトルは「ガッツポーズは是か非か」
(詳細はこちら↓
http://mytown.asahi.com/nara/news.php?k_id=30000011107070001

要約すると、逆転本塁打を打ってガッツポーズでベースを回った選手に、監督が諭したと。「嬉しいのはわかるが、相手の立場にたってみたらいい気持ちはせんやろ?相手があって野球ができる。感謝の気持ちを表すためにもガッツポーズはやめないか」
この監督さん曰く、ガッツポーズを否定するもう一つの理由としては「ガッツポーズをとり浮かれた気持ちのままのチームは苦しい時に踏ん張りがきかない」熱い心と冷めた頭のバランスの重要性に気付いた、そうな。

こんなこと言うヤツは、子供時代に「徒競争ではみんな一列に並んでゴールテープを切りましょう」なんていう教育を受けた若い人なんじゃないかと思ったら、この監督さんは65歳とか。

いやもう、お門違いも甚だしいんじゃないの?

試合って勝負なんだしさぁ。ホームラン打ったら「やったぁ!」でガッツポーズ、打たれた方は「くそぅ~、くやし~い」で、いいじゃんよ。
そんな、ホームラン打っても涼しい顔、なんて高校野球は観たくないし、その方がずっと、打たれた方も観てる方もなんとなくイヤ~な気分になるような気がするけどね。

この記事には「ガッツポーズ賛成派」の話も出ていて、最後に新聞社が県高野連加盟校にアンケートをした結果が出ていて「賛成13校、反対11校、どちらでもよい17校、無回答2校」だそうです。

この「どちらでもよい」と「無回答」には、「是か非かなんて考えるような問題じゃないんじゃない?」的なものを感じる、なんとなく。「そんなの、どっちだっていいじゃんよ」的な。「考えるような問題?」的な。
是とか非とか考えるより先に出てくるものでしょ、ガッツポーズなんてさ。そういう感情の動きも含めてのスポーツなんじゃないの?って気がするんですけど。

なんか「ここでガッツポーズしてもいいかな、どうかな」なんて考えながら野球する図っていうのは、友達と一見楽しそうにおしゃべりしながら「ここで笑ってもいいかなどうかな」と常に神経すり減らしてる今の若者の図と同じだよね。
世間ではぼちぼち「そういう世の中って言うのもどうなのよ」という声が出始めているというのに・・・と思うと、なんかすごく浮いた記事に見えてしまったし。

地方版だからかしら。地域的にやっぱりちょっと中央から遅れてるとか?
そんなこと、あるのかなあ・・・・・

コメント

こちょこちょ
こちょこちょ
2011年7月7日18:14

ガッツポーズの件、気になったので。

僕も賛成派です。
もりのいずみさんが書かれたように、
感情を伴い、それを体感するのがスポーツの醍醐味の一つだと思います。
相手選手を揶揄するようなことはあってはなりませんが、
自分の気持ちを素直に表現することは大切なことです。
何より、それを観ている人たちも、そのガッツポーズひとつで選手の気持ちや会場の熱気に触れ、人の気持ちを捉えることができると思います。

最後に書かれているように、
現代人は気を遣いすぎというか、
相手の一歩先、二歩先を読もうと必死になっているようにも思えます。
一概に言えませんが、空気を読む、が、ただただ自分の気持ちを押し殺すことがないようになりたいです。

しかし、なかなか興味深い記事でした。

もりのいずみ
2011年7月9日1:49

☆じぶんをじぶん様

>感情を伴い、それを体感するのがスポーツの醍醐味の一つ
そうそう、そうなんですよ!それを言いたかったんです!
的確な言葉で共感いただき、嬉しいです。

高校野球までこんな風にいわれるとは・・・と、今回はちょっと見過ごせませんでした。
ここだけの話で終わってくれるといいと切に願います。

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