隣の芝生が青く見える日
2011年10月9日 日常 コメント (4)親戚の子の結婚式。
とっても“今風”な、こじんまりとした、でも華やかで楽しいお式と披露宴だった。
この子の親であるご夫婦は、私の両親がお仲人をしたご夫婦なんだけど、姑と同居&子沢山で、お母さんが育児ノイローゼになった時期があり、よくうちに泣きながら相談に来ていた。
うちの母は表向きは慰めたり相談に乗ったりしてたけど、裏ではそんな風にモメるご夫婦をとても嫌っていて、私は事あるごとに「あそこのうちはこーで、あーで、だから子供たちも一人もマトモに育ってない」みたいなことを聞かされてきた。
子供のうちは素直に「へぇ、そうなんだ〜」と思っていたけど、大人になればそれがほんとかどうかはわかってくる。
5人の子供たちは誰も大学を出てなかったり、それぞれが、高校時代にちょっとグレたりフリーターだった時期があったり家出した事があったり結婚間際で破談になったりせっかく入った会社を黙ってやめてしまったりと、いろんな事があった訳なんだけど、みんなそれぞれ、そういう経験を糧にして今はしっかりと落ち着いた“大人”になっているのだ。
今日の主役だった子は、中でも一番外れ方が大きかった子なんだけど、今日の披露宴で、お相手と長い時間をかけて愛を育んで来たこと、そんな二人をずっと見守ってきて、今日心から祝福してくれる沢山の素敵な先輩たちや仲間がいることがとてもよくわかって、とても健全に育っているじゃないか、と母に言ってやりたかった。
そして、花束贈呈で涙を流す親戚のお姉ちゃんが、心底羨ましかった。
いつも明るく親父ギャグ連発のお兄ちゃんと、ニコニコ穏やかな笑顔のお姉ちゃんだけど、子供たちの脱線に心痛めなかったわけはないのだ。
そういう子供たちを、ハラハラしながらも1歩離れて見守って待つっていう忍耐力のあった人たちなんだと思った。
そういう親としての試練を越えて、こうして涙を流せる幸せを、本当に羨ましいと思ったのだった。
本当に心洗われるような、良い結婚式でした。
お二人とも、おめでとう。末長くお幸せに。
とっても“今風”な、こじんまりとした、でも華やかで楽しいお式と披露宴だった。
この子の親であるご夫婦は、私の両親がお仲人をしたご夫婦なんだけど、姑と同居&子沢山で、お母さんが育児ノイローゼになった時期があり、よくうちに泣きながら相談に来ていた。
うちの母は表向きは慰めたり相談に乗ったりしてたけど、裏ではそんな風にモメるご夫婦をとても嫌っていて、私は事あるごとに「あそこのうちはこーで、あーで、だから子供たちも一人もマトモに育ってない」みたいなことを聞かされてきた。
子供のうちは素直に「へぇ、そうなんだ〜」と思っていたけど、大人になればそれがほんとかどうかはわかってくる。
5人の子供たちは誰も大学を出てなかったり、それぞれが、高校時代にちょっとグレたりフリーターだった時期があったり家出した事があったり結婚間際で破談になったりせっかく入った会社を黙ってやめてしまったりと、いろんな事があった訳なんだけど、みんなそれぞれ、そういう経験を糧にして今はしっかりと落ち着いた“大人”になっているのだ。
今日の主役だった子は、中でも一番外れ方が大きかった子なんだけど、今日の披露宴で、お相手と長い時間をかけて愛を育んで来たこと、そんな二人をずっと見守ってきて、今日心から祝福してくれる沢山の素敵な先輩たちや仲間がいることがとてもよくわかって、とても健全に育っているじゃないか、と母に言ってやりたかった。
そして、花束贈呈で涙を流す親戚のお姉ちゃんが、心底羨ましかった。
いつも明るく親父ギャグ連発のお兄ちゃんと、ニコニコ穏やかな笑顔のお姉ちゃんだけど、子供たちの脱線に心痛めなかったわけはないのだ。
そういう子供たちを、ハラハラしながらも1歩離れて見守って待つっていう忍耐力のあった人たちなんだと思った。
そういう親としての試練を越えて、こうして涙を流せる幸せを、本当に羨ましいと思ったのだった。
本当に心洗われるような、良い結婚式でした。
お二人とも、おめでとう。末長くお幸せに。
コメント
まさに今、親としての試練の真っ只中(だと思う)な私には
何よりのエールかもしれません。
って言葉、昔の人はよく口にしていましたね。それがすべてのような言い方して・・
そのお母さんは、心痛めながらも一生懸命その時その時を生きてきたんですよね。
結婚式は子育てのゴールではないけど、そこにたどり着くまでの苦労が大きいほど、喜びもひとしおだと想像つきます。
なんか私にとってもタイムリーな話題で、ジーンときました。
羨ましい・・と思うと同時に、親にできる最後の手段は我が子を信じること、なんだな、とちょっと腹を括るようなそんな心境になりました。
私にとっても今の時期、こういう結婚式に出ることができたのはよかったです。
昔の人ってそういう人が多かったんでしょうかね・・・私の母は価値基準が「自分」なので、立場を変えて考えたらものすごく失礼だったり不愉快だったりすることを平気でさらっと言ったりするので、そういうことにはっきり気づいてからは実母とはいえ心底嫌いになってしまったのですが・・・。
結婚式は、教会で神父がお父さんと腕を組んで登場したところからもう涙腺が緩みっぱなしで・・・(^_^;)
いろんな思いが渦巻いたのもありますが、単純に歳を感じたのも事実だったりします・・・(笑)