芥川賞受賞作品2作を読んでみた(文藝春秋で)
圧倒的に「道化師の蝶」が面白い!
入れ子の蛇みたいな、あるいはマグリットの絵みたいな、そういう感じ。
読んでいてわくわくした。
こういうの、大好き。
この作家の他の小説を読んでみたいし、今後の新作にも期待。
選考委員の評を読むと、この作品の魅力がわかった人とわからなかった人がはっきり分かれているのが良くわかる。
けれど、わからなかった人でもわかった人による熱心な解説(?)で「自分にはわからなったけど、そういうのもアリかもなあ」という理解で票を投じた委員が多かったようで、そういう方々については、いわば「新しい物を受け入れる」という柔軟性や器の大きさというのが感じられるのだけど、どこぞの知事は「こんな独りよがりの作品がどれほど小説なる読みものとしてまかり通るか・・・」とばっさり。
お前の頭が古くて固くなりすぎてんだよ、と言いたくなった。こういう方が退任されるのは非常に喜ばしい限り。
逆に「共喰い」は、私にはわからん。それこそ私の頭がお固いのかもしれない。
こういう「美しくない」世界はダメだ。
内容的にはわかりやすいし、文章も読みやすいんだけど、使われている素材(暴力と性)×言葉づかいの相乗作用(方言自体は抵抗ないんだけど)が、私には不快感しかもたらさなかった。この作品が「純文学」として評価されるポイントとは?
人間の性と暴力の生々しさを赤裸々に表現しきっているところ?
でも、「小説」としてすごくオーソドックスだと思った。そういう意味では、年配者には安心できる作品とも言えるのかもしれない。
・・・とはいえ、職場で売れているのは圧倒的に「共喰い」で、現役を引退されている感じの年代のおじい様おばあ様方が次々に購入していくのに思わずハラハラしてしまうのも事実。
圧倒的に「道化師の蝶」が面白い!
入れ子の蛇みたいな、あるいはマグリットの絵みたいな、そういう感じ。
読んでいてわくわくした。
こういうの、大好き。
この作家の他の小説を読んでみたいし、今後の新作にも期待。
選考委員の評を読むと、この作品の魅力がわかった人とわからなかった人がはっきり分かれているのが良くわかる。
けれど、わからなかった人でもわかった人による熱心な解説(?)で「自分にはわからなったけど、そういうのもアリかもなあ」という理解で票を投じた委員が多かったようで、そういう方々については、いわば「新しい物を受け入れる」という柔軟性や器の大きさというのが感じられるのだけど、どこぞの知事は「こんな独りよがりの作品がどれほど小説なる読みものとしてまかり通るか・・・」とばっさり。
お前の頭が古くて固くなりすぎてんだよ、と言いたくなった。こういう方が退任されるのは非常に喜ばしい限り。
逆に「共喰い」は、私にはわからん。それこそ私の頭がお固いのかもしれない。
こういう「美しくない」世界はダメだ。
内容的にはわかりやすいし、文章も読みやすいんだけど、使われている素材(暴力と性)×言葉づかいの相乗作用(方言自体は抵抗ないんだけど)が、私には不快感しかもたらさなかった。この作品が「純文学」として評価されるポイントとは?
人間の性と暴力の生々しさを赤裸々に表現しきっているところ?
でも、「小説」としてすごくオーソドックスだと思った。そういう意味では、年配者には安心できる作品とも言えるのかもしれない。
・・・とはいえ、職場で売れているのは圧倒的に「共喰い」で、現役を引退されている感じの年代のおじい様おばあ様方が次々に購入していくのに思わずハラハラしてしまうのも事実。
コメント
読んでみてください!対極にあるような2作品で、面白いですよ~。