見届けた

2016年12月18日 TV コメント (2)
真田丸、終了。
私もロスです。

ぐっと来たのは、やっぱり三十郎のシーン。
そこでの信繁の後ろ姿。

それと、きりが千姫を送る道中で見る源次郎。
戦場を馬で駆け抜けていく愛しい男。

主役をこんな風に客観的に見せる演出って、あんまりないような気がする。
だけどそのことで、今まさに彼は死ぬ覚悟で戦っているのだ、ということが強烈に伝わってきた。

今回のドラマで実感したのが、戦国時代の武士というのは、戦うことを仕事としたサラリーマンだったのだなということだった。
そういう、まだまだ「戦って、勝った方が生き延び、負けた方は死ぬ」という動物的な時代だったんだなと。
江戸時代への移行というのは、人間の進化の一過程だったんだなと。

観終わった直後は、信繁は悔しかっただろうなぁ、と思った。
社長の秀頼さえしっかりしてくれてたら、いろんなことが計画通りに上手くいったのに・・・って。
でも、そうじゃないか、そこまでわかってて全部引き受けたんだったな、と気づいた。
ここが最期と決めて出陣していったんだったなと。
勝てはしなかったけど、職務は全うしたんだよね。
主に対して義を貫いて、家は兄貴が守っていってくれて、何も思い残すことはなかったんだね。

そういう時代だったんだなぁ・・・・・・。

それを実感させる三谷幸喜の脚本がすごいんだね。

毎回笑わせどころがありながら、決して軽くならず、むしろずっしりと見ごたえのある、本当に良いドラマだった。
しばらくは辛いな~

コメント

磯野コンブ
2016年12月19日16:24

うーん「見届けた」という言葉ぴったり!
今年は最後まで飽きることなくおもしろく見ました。達成感!
私の中では女主人公の大河はつまらないってイメージだけど来年はどうでしょうね?

もりのいずみ
2016年12月24日19:15

☆磯野コンブ様
次回の大河は「女であって女でない」という主人公のようですね。
ベルばらのオスカル様的な人気が出たら成功かな?
個人的には、最近注目の高橋一生がメインキャストで出てくることと、音楽が菅野よう子さんである部分に期待しています。

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