宝塚雪組「凱旋門/Gato Bonito!!」
宝塚雪組「凱旋門/Gato Bonito!!」
7/6~7/8にかけて、前代未聞の水害に襲われた日本列島でした。
被害に遭われた方々には、心よりお見舞い申し上げます。
テレビに映される水害の状景は信じがたいもので、東日本大震災の時の不安とやるせない思いが蘇りました。
今回のような雨の降り方や、地震や竜巻など、天候が確実に一昔前から変化してきていることを実感します。これから先、いつ何が起きてももうおかしくないのでしょう。

そんな中でしたが、せっかくチケットがあり、交通手段もJRは止まっていましたが阪急線が動いていたので、重い気持ちながら宝塚観劇に行ってきました。

今回は雪組。トップ男役は“だいもん”こと望海風斗。
ですが、今回、お芝居の方は専科の轟悠を迎えての「凱旋門」。
轟悠が雪組トップだった2000年に初演され、平成12年度の文化庁芸術祭賞演劇部門優秀賞を受賞したものの再演です。

柴田侑宏×謝珠栄の作品で、やはり格の違いを感じました。
暗い時代の暗い物語ですが、脚本が文学的で、詩が語られているようでもあり、セットや衣裳など全体的に抑えた色調で作られた舞台上の世界は、暗いながらも美しく、音楽もダンスも完成度が高く、引き込まれました。
少し残念だったのは、主役のとど様が、千秋楽前日というタイミングだったからか、少しお疲れが見えてしまっていたことです。
ただ、舞台作品として、とても良かった。大楽のライブビューイングは絶対に行きたいと思いました。

ショーは「ショー・パッショナブル」と銘打たれ、「ガート・ボニート、美しい猫のような男」とサブタイトルがついています。
だいもんはどっちかというと犬のイメージだけどな・・と思いましたが、実際見てみると、そんなに「猫」な感じはなく(あくまでも私の主観ですが)、熱くはじけるラテン・ショーで、重たい気持ちが少し晴れるような気がするものでした。
オープニング、銀橋に飛び出してくる彩凪咲奈がカッコイイ!
トップのだいもんは歌ウマさんで、とにかく聞かせてくれる人ですが、ダンスシーンではさきちゃんに目を奪われます。
だいもんが歌い、さきちゃんが踊る、という感じのバランスがすごくよかったし、朝美絢以下の若手も華やかな人が多くて、今の雪組をとても魅力的に見せるショーになっていると思います。
中詰めの前ぐらいだったかな、組子全員が上手から銀橋を通って下手へ、ただ通っていくだけ、という場面があって、おもしろいなーと思いました。
もちろん、音楽に合わせてなんですが、ただ通り過ぎて行くだけなんですよね。
今日の私の席は結構舞台に近かったので、組子さんたち一人一人の表情が良く見えて楽しかったのですが、遠くの席からはどう見えるのかな、とちょっとそんなことも思いました。

トップ娘役の真彩希帆ちゃん、ベビーフェイスなんだけども大人っぽい雰囲気も併せ持っていて、明るくて可愛いんだけども陰もあって、すごく好きな娘役さんです。
次回の雪組は大作「ファントム」
すでに楽しみで仕方ありません。


※「エリザベート」、無事、チケット取れました。
娘、頑張ってくれてありがとう!

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