忙しい1週間でした。
まず、病院。
いつもの病院でいつものお薬。
この1ヵ月は調子が悪かったことを伝えると、「腹六分目、甘いのも塩辛いのも味の濃いものは避ける、刺激物、カフェインはダメ、冷たいもの熱いものもダメ」そして「痩せた方がいいですよ」とトドメ。
センセイ、私、一応標準体重なんですけど・・・(泣)
それから、前回の検査から3か月後のMRI検査で総合病院。
前回は、とにかく音が耳障りで「長いなぁ」と感じた検査も、今回は慣れたのか、ウトウトしながら終了。
仕事の合間の休みに、宝塚と歌舞伎。
宝塚は宙組の初日が開きました。
「-本朝妖綺譚-白鷺の城」と「ミュージカルプレイ 偉人たちのルネサンス」
「-本朝妖綺譚-白鷺の城」は和物ショー。
ストーリー仕立てになっていて観やすい。陰陽師・安倍泰成と妖狐・玉藻前が対立しつつも惹かれあう輪廻転生が描かれます。
輪廻転生の過程に中国王朝なんかも入って、とても華やか。
姫路城の長壁姫役で、専科の松本悠理大先生がご出演なんだけど、1957年初舞台で、もう80になるか越えたかというお歳の方なのに、しっかり役を作って踊っていらして素晴らしいです。
音楽も全編良くて、退屈させないショーになってます。
「ミュージカルプレイ 異人たちのルネサンス」
レオナルド・ダ・ヴィンチがモナリザを描く顛末をお芝居にしたもの。もちろん、作者の創作ですが。
初日に観たせいか、お芝居の方はちょっともたついた感あり、眠くなることしばしば。
主人公とヒロインがピュアであるのに対して、周りのキャラが一癖ある人ばかりの為、主人公たちの印象が弱くなってしまっていたという印象です。
2番手のキキちゃん=芹香斗亜や3番手の愛ちゃん=愛月ひかるのカッコよさが印象に残ってます。
ヒロインのカテリーナも、無意識の色香が必要な役だと思うのだけど、もう一歩な感じ。だけど、娘役トップの経験値として必要な役だと思うので、千秋楽までの進化に期待したいです。
最後にいつもより短めのショーがついてるのですが、ここでの群舞が超絶カッコイイです。
お芝居の方も進化してくれたら、非常に充実した公演になることでしょう。
そして、松竹座で十月大歌舞伎。
昼の部を観に行きました。
・華果西遊記
・二代目市川齊入 三代目市川右團次 襲名披露 口上
・神明恵和合取組 め組の喧嘩
・新作歌舞伎舞踊 玉屋清吉 團十郎花火
市川海老蔵と市川右團次がメインの公演。
市川右近が右團次を襲名し、息子さんが右近となり初お目見えです。
「華果西遊記」は西遊記のお話。
市川右團次が孫悟空。三蔵法師の一行が旅の途中で立ち寄った御殿が女人の園で、実は蜘蛛の化身の館だった、ということで、立ち回りあり宙乗りありのスペクタクル歌舞伎です。
楽しい!右近くんの初お目見え、カワイイ、健気、涙腺緩む~。
その後、市川齊入さんと三代目市川右團次の口上が、坂田藤十郎、市川海老蔵、市川猿之助などなどの華々しい面々により行われ、
「神明恵和合取組 め組の喧嘩」
め組の喧嘩って聞くだけで、江戸歌舞伎の代表作、なイメージがあったけど、よく考えてみたら観たこともなく、どんな話かも知りませんでした。
なので、今回初めて観て、いろいろ驚きがありました。
まず、史実が元になってるということ。こんな派手な喧嘩騒ぎが江戸の昔にはあったのね、と。それが、こんな風に美化されてお芝居に残っているということ。
今の感覚ではわからないことばかりですが、テレビドラマで時代劇を見るよりもずっと、江戸時代という時代を実感できる出し物だとは言えるでしょう。
歌舞伎的なエンターテインメントもいろいろ入ってます。暗闇での「だんまり」といわれる立ち回りや、2幕での七五調でのセリフのやり取り、4幕目の喧嘩本番での大立ち回りなどなど。
これもまた、眠くなる暇もない見ごたえのあるお芝居でした。
「新作歌舞伎舞踊 玉屋清吉 團十郎花火」
海老蔵さんによる、新作舞踊。
いなせな花火師が出てきて、女子にちやほやされた後、美しい花火の精として登場して見事な花火を見せる、という筋立て。
花火師から花火の精に変わる間(海老蔵が拵えを変えている間)、舞台に黒幕が降りてそこに花火の映像が音付きで出るのですが、アイデアとしては悪くないと思うものの、花火の音が大きすぎて、そこで演奏されている見事な大薩摩がかき消されてしまうのです。
それがもう、ものすごく残念で、もっと三味線の音を聴かせて~、とちょっとストレスに感じました。
あれは、他にもそういう声が劇場に来てるんじゃないかな。改善するべきだと思いました。
海老蔵、ただひたすらカッコイイ。絵にかいたような役者ぶりです。
團十郎になるべくして生まれた人として、容姿は申し分ないので、今後ただひたすら芸に精進していただきたいです。
連休、親戚が旅行がてら立ち寄ってくれる予定でしたが、台風の情報があったため旅行中止となりました。
めったにお客さんを迎えない我が家、緊張していろいろ構えて準備していたので、正直ホッとしてしまった。ちょっと罪悪感~(^_^;)
まず、病院。
いつもの病院でいつものお薬。
この1ヵ月は調子が悪かったことを伝えると、「腹六分目、甘いのも塩辛いのも味の濃いものは避ける、刺激物、カフェインはダメ、冷たいもの熱いものもダメ」そして「痩せた方がいいですよ」とトドメ。
センセイ、私、一応標準体重なんですけど・・・(泣)
それから、前回の検査から3か月後のMRI検査で総合病院。
前回は、とにかく音が耳障りで「長いなぁ」と感じた検査も、今回は慣れたのか、ウトウトしながら終了。
仕事の合間の休みに、宝塚と歌舞伎。
宝塚は宙組の初日が開きました。
「-本朝妖綺譚-白鷺の城」と「ミュージカルプレイ 偉人たちのルネサンス」
「-本朝妖綺譚-白鷺の城」は和物ショー。
ストーリー仕立てになっていて観やすい。陰陽師・安倍泰成と妖狐・玉藻前が対立しつつも惹かれあう輪廻転生が描かれます。
輪廻転生の過程に中国王朝なんかも入って、とても華やか。
姫路城の長壁姫役で、専科の松本悠理大先生がご出演なんだけど、1957年初舞台で、もう80になるか越えたかというお歳の方なのに、しっかり役を作って踊っていらして素晴らしいです。
音楽も全編良くて、退屈させないショーになってます。
「ミュージカルプレイ 異人たちのルネサンス」
レオナルド・ダ・ヴィンチがモナリザを描く顛末をお芝居にしたもの。もちろん、作者の創作ですが。
初日に観たせいか、お芝居の方はちょっともたついた感あり、眠くなることしばしば。
主人公とヒロインがピュアであるのに対して、周りのキャラが一癖ある人ばかりの為、主人公たちの印象が弱くなってしまっていたという印象です。
2番手のキキちゃん=芹香斗亜や3番手の愛ちゃん=愛月ひかるのカッコよさが印象に残ってます。
ヒロインのカテリーナも、無意識の色香が必要な役だと思うのだけど、もう一歩な感じ。だけど、娘役トップの経験値として必要な役だと思うので、千秋楽までの進化に期待したいです。
最後にいつもより短めのショーがついてるのですが、ここでの群舞が超絶カッコイイです。
お芝居の方も進化してくれたら、非常に充実した公演になることでしょう。
そして、松竹座で十月大歌舞伎。
昼の部を観に行きました。
・華果西遊記
・二代目市川齊入 三代目市川右團次 襲名披露 口上
・神明恵和合取組 め組の喧嘩
・新作歌舞伎舞踊 玉屋清吉 團十郎花火
市川海老蔵と市川右團次がメインの公演。
市川右近が右團次を襲名し、息子さんが右近となり初お目見えです。
「華果西遊記」は西遊記のお話。
市川右團次が孫悟空。三蔵法師の一行が旅の途中で立ち寄った御殿が女人の園で、実は蜘蛛の化身の館だった、ということで、立ち回りあり宙乗りありのスペクタクル歌舞伎です。
楽しい!右近くんの初お目見え、カワイイ、健気、涙腺緩む~。
その後、市川齊入さんと三代目市川右團次の口上が、坂田藤十郎、市川海老蔵、市川猿之助などなどの華々しい面々により行われ、
「神明恵和合取組 め組の喧嘩」
め組の喧嘩って聞くだけで、江戸歌舞伎の代表作、なイメージがあったけど、よく考えてみたら観たこともなく、どんな話かも知りませんでした。
なので、今回初めて観て、いろいろ驚きがありました。
まず、史実が元になってるということ。こんな派手な喧嘩騒ぎが江戸の昔にはあったのね、と。それが、こんな風に美化されてお芝居に残っているということ。
今の感覚ではわからないことばかりですが、テレビドラマで時代劇を見るよりもずっと、江戸時代という時代を実感できる出し物だとは言えるでしょう。
歌舞伎的なエンターテインメントもいろいろ入ってます。暗闇での「だんまり」といわれる立ち回りや、2幕での七五調でのセリフのやり取り、4幕目の喧嘩本番での大立ち回りなどなど。
これもまた、眠くなる暇もない見ごたえのあるお芝居でした。
「新作歌舞伎舞踊 玉屋清吉 團十郎花火」
海老蔵さんによる、新作舞踊。
いなせな花火師が出てきて、女子にちやほやされた後、美しい花火の精として登場して見事な花火を見せる、という筋立て。
花火師から花火の精に変わる間(海老蔵が拵えを変えている間)、舞台に黒幕が降りてそこに花火の映像が音付きで出るのですが、アイデアとしては悪くないと思うものの、花火の音が大きすぎて、そこで演奏されている見事な大薩摩がかき消されてしまうのです。
それがもう、ものすごく残念で、もっと三味線の音を聴かせて~、とちょっとストレスに感じました。
あれは、他にもそういう声が劇場に来てるんじゃないかな。改善するべきだと思いました。
海老蔵、ただひたすらカッコイイ。絵にかいたような役者ぶりです。
團十郎になるべくして生まれた人として、容姿は申し分ないので、今後ただひたすら芸に精進していただきたいです。
連休、親戚が旅行がてら立ち寄ってくれる予定でしたが、台風の情報があったため旅行中止となりました。
めったにお客さんを迎えない我が家、緊張していろいろ構えて準備していたので、正直ホッとしてしまった。ちょっと罪悪感~(^_^;)
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