映画「ちょっと今から仕事やめてくる」
2018年10月12日 映画
原作も読んでいて、軽い文体ながらなかなかの問題作だなと思ったものでしたが、映画を観たかったのは正直、福士蒼汰くん目当てでした(^_^;)
物語は、ブラック企業で働く真面目なサラリーマンと彼の前にふいに現れる正体不明な感じの関西弁の兄ちゃんが主人公。
サラリーマンが工藤阿須賀、関西弁の兄ちゃんが福士蒼汰。
福士蒼汰って、現代イケメンの代表格、みたいなイメージで少女漫画の映画化の常連だったけど、年齢的にそこを抜けてからは割とこういう「イケメン不要」なキャラで頑張ってるんですよね。
オバサンは、欲目かもしれないけど、そこに福士蒼汰の本気を感じるというか。
俳優として力を付けたいという気概を感じて、「いつかブレイクする日」を夢見るファンなのであります。
今回のこの役も、なかなかに難しい役だったと思うのですが、すごく良かった。
説得力のいる役だし、1本芯の通った部分が出せないとその説得力も出ないという役だし、しかも一人二役もあって。
内容的にも、原作からのアレンジが成功していて、思った以上に感動作に仕上がっていました。
バヌアツの風景がとても効果的。
この映画を見ようと思った（思う）人は、少なからず疲れている人だと思うので、ひとときでも癒されることは間違いないです。
現実的ではないかもしれないけど、しんどい思いをしている人の、固まりかけた心を少しでも溶かす効果があったらいいな、と思う映画でした。
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