今日は、宝塚歌劇団宙組、次期公演の“集合日”(お稽古始めの日)でした。
宝塚では、この集合日にこの公演で退団する組子が公式に発表されます。
それで、ちょっとコアなファンにとって集合日というのは、ちょっと構えて迎える日であるわけですが・・・。

今回発表されたのは、なんと7名。

純矢ちとせ(89期)
澄輝さやと(91期)
愛白もあ(93期)
蒼羽りく(93期)
風輝駿(98期)
はる香心(100期)
雪乃かさり(100期)

大量退団と言っていい人数だと思います。
しかも、89期から93期の4人は、今の宙組にはなくてはならない脇の要である人たちばかり。喪失感は大きく、物理的に大きな穴が開く感覚があります。

ただ、劇団が穴が開いたままにはしておくはずがないので、近いうちに組替え(宝塚の人事異動)も発表されるでしょう。
星組のトップコンビが退団することも決まっており、次期トップの発表も含めて、割とびっくり目の組替えが発表されるのではないかな・・・と思っています。

ヅカ歴30年の口で言わせてもらうと、昔はトップが変わっても「組のカラー」を守る、踏襲する、という傾向だったと思うのですが、最近はトップが変わるたびに「トップのカラー」に染め変える、という傾向を感じます。
つまり、その時のトップさんによって作り上げられた組が一旦壊される、という感覚をここ最近は感じることが多いのです。
それは、その時はとても辛いのですが、交代した新しいトップの「組」が出来上がっていくのを見る喜びというのもまた大きいもので、常に新鮮であり続けるための劇団の「今どきの戦略」なのかなと思います。

宙組も、まかまどコンビ(真風涼帆と星風まどか)に代わってちょうど1年のタイミング。正直、この1年の宙組はぱっとしなかった印象です。
今回の退団、寂しいと思う反面、いよいよ「真風涼帆の宙組」が始動するんだな、と感じています。


コメント

アミ
2019年3月8日6:35

一生のうち、宝塚に足を運んだのは、五本の指で数えられるほど。(-_-;)
全く、疎い私です。
でも、先年、ご招待されまして、一番前で観る機会がありました。
凄く、感激しました。(*^^)v
いっぺんで、トップの方のフアンになったのに、すぐに退団なさり、今は、「ふしぎ発見」(TV)の回答者席にいました。
余り日本のTV番組を見ない私でも、宝塚出身の方が多いな…と感じてます。
あれだけの勉強やしつけを受けられた方たちですから、TV界が放って置くわけもなく…。
ただ、「宝塚は、これでいいのかな…」とちょっとした違和感は感じてます。

もりのいずみ
2019年3月8日23:50

☆アミ様
宝塚を、知っているけれどあまり見たことがない、という、歌劇団にとっては一番振り向いてほしい層の方の貴重なご意見と思いました。
数年前までは、退団しても外で活躍できるという人は限られていましたし、女優としての成功があってのバラエティ、だったと思うのですが、100周年からでしょうか、とにかく知ってもらうことだ、という方向に舵を切ったように感じています。
ただ、舞台人としてはもう一歩でも、タレント的な才能のある生徒さんもいて、「宝塚を出たらいいとこのお嫁さんに」という考え方がなくなった今は、そういう方が映像の世界で活躍できるようになったのは、悪いことではないとも感じます。
昔ながらの伝統と時代の進化との折り合いを付けながら、生き残っていく道を劇団も模索していると思います。

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