大阪松竹座「喜劇 なにわ夫婦八景」
正式には
「桂米朝五年祭 喜劇 なにわ夫婦八景 米朝・絹子とおもろい弟子たち」
2015年に亡くなった上方落語の代表的な落語家・桂米朝さんご夫婦の若かりし頃から人間国宝を受賞するあたりまでを、喜劇で描いた作品。

◆主なキャスト
米朝の妻・絹子:真琴つばさ
桂米朝:筧 利夫
桂小米朝(五代目米團治):内 博貴
漫才師・海乃くじら:池乃めだか
 同 ・海乃いるか:西川 忠志
桂朝丸(桂ざこば):今野 浩喜
正岡容(米朝の師):野田 晋市
勝浦千浪(OSKのスター):桜花昇ぼる
三津谷武夫(大劇職員):曾我廼家文童
桑田末子(絹子の母):三林京子
四代目桂米團治(米朝の師匠):桂ざこば

松竹座のお芝居としては、なかなかの豪華キャスト。
個人的には、今野浩喜さんのお芝居がナマで見られるなんて感激!
池乃めだか&西川忠志の漫才、最高!
もちろん、元宝塚月組トップ・真琴つばささんのステキな女優っぷりが観れて喜び~♪
・・・ってなところでしょうか。
米朝事務所の落語家さんたちもたくさんご出演で、みなさんさすがに笑いのツボを心得てる方たちばかりで、大いに笑わせていただきました。
面白かった~。
で、涙ホロリもちょっとだけあり。
上方落語を復興させた米朝さんの苦労がことさら語られるわけでもなく、なにか事件が起こるわけでもない、今でいう「日常淡々系」な話なんだけど、見せる部分、聴かせる部分、笑わせる部分と、脚本のメリハリがしっかりしていて飽きさせず、幸せな気分で劇場を後にできる、娯楽としてのお芝居のお手本のような作品でした。

華やかなミュージカルもいいけど、こういうほっこりお芝居もまたいいもんです。
こういうお芝居の時の松竹座の客席は、客席が昔々のお芝居小屋の感じをちょっとだけ醸していて、その雰囲気が好きだったりします。

松竹座は今年は、4月にキムラ緑子と渡辺えりの喜劇と毎年恒例のOSK春のおどり、5月には松竹新喜劇の藤山寛美没後30年特別公演で藤山直美さんがやるし、6月には新派が「八つ墓村」をやるしで、地味に面白そうな公演が続きます。
今年はオリンピックがあるため東京には極力行かない予定。なので、松竹座に通っちゃおうかな。

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