紅ゆずる1st Concert「紅-ing」
紅ゆずる1st Concert「紅-ing」
梅田芸術劇場メインホールにて、初日に参戦してきました。
昨年10月に宝塚を退団した、元星組トップさんの、アーティストとしての最初の1歩に立ち会ってきました。
ただひたすら嬉しくて楽しくて胸がいっぱいになったコンサートでしたが、「観劇」というよりは「参戦」という言葉がふさわしい、ファンも巻き込んでの「最初の1歩」で、終わってみて感じるのは、さゆみさんの中にあるであろう「怖れ」とでも言いましょうか。

男役ではなくなった自分を今まで通り支持してもらうにはどうしたらいいんだろう・・・という部分で、考えて考えて、自分もファンだった経験からも考えて、まずは宝塚時代の延長線上で、という結論の上に作られたコンサート、という感じでした。

初日の熱気は本当にものすごいものがあったので、とりあえずはホッとされたのではないかな。
ファンにどうやって満足してもらおう・・・ということを、ホントに本気で考えている方なので、ついていくファンは多いと思います。
これからもコンサートはこんな感じで続いていくのではないかな。劇団も好意を持って応援しているようだし、そこは人柄なんだろうなと思います。

今回の公演中、スカートをはくことについてかなり心情を吐露されていました。「男役をやめたらスカート」にかなり抵抗を感じておられるようで・・・。「紅子さん」になればはけるのに、紅ゆずるとしてスカート姿を披露することに、ホントに葛藤があるようでした。
何か、ファンに対する裏切りみたいにご自分で考えちゃってるのかな。それとも単純に「似合わないんじゃないか・・・」っていう自信のなさなのかな。

今回の公演中にも、最後の方に赤いドレス姿を披露してくれるのだけど、中にTシャツとパンツの衣裳を着てその上に着ているので(で、その後舞台上で早変わり)、体の線が綺麗に出ないのですよね。でも、わざとそうしてるのかな、とも思ってしまうくらい、「こんなドレス着てみたけどどうですか?おかしいよね、似合ってないよね、でもそれが私だから」みたいなお話をされていて。
でも、プチ写真集みたいな今回のプログラムで、その同じドレスをとても素敵に着こなした姿を披露してくれていて、こういう姿を見せてくれて全然いいのに~って私は思ってしまいました。
スーツでバシッと決めた後、肩を出して裾を引いたドレスで「愛の賛歌」を歌ったとしても、それもまた紅ゆずるの魅力だと思う。恐れずにさゆみさんの中の「女」を見せてほしいと思います。

そして、私としては、紅ゆずるの本領発揮はお芝居、だと思うので、女優としての今後にこそ期待したい。
6月には三宅裕司さんの「熱海五郎一座」にゲスト出演。本場の喜劇に挑戦ということで、どんな「女優・紅ゆずる」が観られるのか、ドキドキです。
松竹エンタテインメント所属なので、松竹系の劇場のお芝居とかにも出てほしいなぁ。
今のうちなら(って、ちょっとイジワルな言い方になっちゃうけど)、座長公演もまだいけると思うから、なにかがっつりしたお芝居が観たいなぁ。

なんにせよ、今後の活動が楽しみです。




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