3月23日の日記

新型コロナでもう、日本中がどんどん混乱していっている。
いろんな情報が錯綜していて、今どういう状況なのか、なにが正しいのかがもうなにもわからなくなってる。

その中で、国会中継を見ると、とりあえず、政府は国民を守ることはなんにも考えていないことだけはわかる。
今日は午前中が仕事だったから、森友関係の審議は見れなかったけど、帰宅してからお昼ご飯食べながらちょっと見た時には、立憲民主党の議員がコロナ対策費に関する質問をしていた。
各国どのくらい投入しているかというフリップを出して、どの国も兆単位で出してるのに日本だけ４千何百億ってどうなんですかという話をしていたのだけど、それに答弁する安倍総理もなんか半笑いだし、後ろに座っている麻生財務大臣も加藤厚労大臣も、なにが可笑しいんだか、質問する立憲議員の顔を見ながらニヤニヤニヤニヤしていて、ホントに不愉快だった。

ネットニュースにはどーでもいい芸能人の話とか、単なる雑談のような話ばっかりで、そもそも政治関係の話題なんてほんの少ししか出ないけど、そんな中でちらっと見えた「政府、コロナ対策30兆円規模に」というニュースにしても、昨夜の「Mr.サンデー」に出た西村経済再生大臣が「私はそんなこと言ってませんから！」って、（やっぱりニヤニヤしながら）他のどの話よりも何度も力説していたから、「あー、やっぱり口だけなんだな」となったし、今の生活をどうしたらという今の今、「観光助成金みたいなのを考えてる」というのにも「はぁ？」だったし、現金支給をもっと思い切ってやるべきという声にも「現金で渡すと貯金されてしまうから、使用期限付きの商品券の方が使ってもらえる・・・まぁそれでも、商品券を使って現金は貯金されてしまうけど(笑)」みたいなことをサラサラと言うのに、もうホントに宇宙人を見てるのかと思うくらいポカーン(　ﾟдﾟ)だった。
その、何らかのお金を支給するにしても「自治体のお力を借りなければ」「最後は各自治体ごとの判断で」と、自分たちで引き受ける気もサラサラないようだったし、コロナ対策に関して、この期に及んで対策本部がまだ出来ていなかったということもこの大臣の口からサラっと出て来た。

国はもう、とにかく庶民から金を吸い上げることしか考えてないんだなと、それに対して罪悪感はおろか、多少の後ろめたさすらもないんだなと、もうホントに心底「国ってなんだろう」って思った。

ヨーロッパやアメリカ、アフリカではまだまだ被害が拡大傾向にあるらしいし、日本もこれからどうなるかわからないと思う。日本の状況についても、隠蔽されてるとか、馬鹿正直に全員検査しても混乱するだけとかいろんな説があって、実態もわからないし何が正しいのかもわからないし、自分たちはできる範囲の予防行動をしつつ粛々を日々を暮らすしかない。

だから、もうあんまり騒がないでと思う。
テレビもマスコミも、変な風に騒がないでほしい。事実だけを淡々と伝えてくれたらいいよ。

私は自分の国を愛して生きて来た。日本という国のお国柄、日本人の感性、気質が好きだし、世界の中で独特の文化を持っていることにも誇りを感じて生きて来た。
だけど、最近は大好きな自分の国が世界のなかではダメダメなんだなぁと感じることが多くて悲しい。
ものすごく単純な言い方だけど、一番の基本のきはお互いの「思い遣り」ってことじゃないのかなぁ。
国は国民に「愛国心」を求めるなら、国も国民を愛してほしい。
愛はさ、奪い合うものじゃなくて与え合うものなんじゃないの？

あー、結局私も「昔はよかった」ってため息つくおばあちゃんになりつつあるのかなぁ・・・