新しい時代の

2021年2月16日 読書
芥川賞の「推し、燃ゆ」を読んだ。
いやー、なんか衝撃的。時代の最先端だなーと、これを選ぶ芥川賞も時代の最先端を行ってるなーと感嘆。

おそらくADHDと思われる女子高生が、「推し」活動だけを支えに必死に生きる日常。
推し活動においてだけは、誰にも何にも引け目を感じずに動ける。
私は「推し」という存在を持つ痛さみたいなのはわかるつもりだ。自分もかつてそうだった、「推し」がいることが生きる支えに、確かになっていたから。
ずっとついていくつもりでいても、「推し」には「推し」の都合があって、こっちの都合なんかに関係なく、状況は変わる。
主人公の周囲の大人たちは、主人公が病院で診断されるようななにかしらの生きづらさを抱えていることを知っていて、それぞれがそれなりにアプローチしている状況も読み取れるけど、そんな周囲の動きに関係なく本人の状況は変わっていく。
著者がそういうつもりで書いたかどうかはわからないけど、そういった「支えようとする側の人」と「される側の人」との、人同士思いのすれ違いというか、かみ合わない関係性とか、そんなものを感じた。
ラストに綴られる言葉はいろいろ辛いけど、未来のある終わり方だと感じる。
いつか自分なりの「幸せ」を感じることのできる大人になってくれたらと思った。

大河ドラマ「青天を衝け」
いやー、これも(笑)
「こんばんは、徳川家康です」、衝撃でしたわー。
番組サイトのインタビューを見る限り、今後も家康さんによる「歴史講座」(?)はある?
そして、お蚕さんが踊るというミュー風味。
ミュージカルもここまで来たか―という感慨がありましたねー。こちらも、今後も思いがけないところで何かが踊ったりするんだろうか?という期待が・・・

時代はどんどん進むなー。

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