まるこさんの日記を読んで、私もちょっと書いてみようかと。

私は子供の頃、アレルギー体質でした。最初にいつごろからだったのかはわかりませんが、幼稚園に入る頃はマーブルチョコとかが大好きだったので、小学校に入ってから発症したのかな。
とにかくいつも、身体中のどこかに湿疹ができていました。最初は小さい水疱ができて、痒いので掻いてしまうと水疱が破れてどんどん周りに広がって、じくじくしてとにかく痒い、というものでした。
何のアレルギーなのか今もってわからないのですが、とにかく食べられないものが多かった。卵、乳製品、肉、チョコレートなどお菓子類、餅、一時期は白ごはんもダメと言われて麦ごはんの頃もあったりして、給食も一時期は自分だけお弁当だったり。
遠足のおやつはいつも氷砂糖がメインで、あとはドライフルーツとか、ガムとか。

あ、それで、私の子ども時代の記憶として、母親の作るごはんのレパートリーがすごく貧弱だったりするのかな。
なんか、とにかく煮魚や煮物が多かった印象で、晩酌をする父親の好みかと思っていたけど、私(と弟も)の食事制限だったのかも、と今思いました(今頃かよ(^_^;))

とにかく、それで親が心配して(というより私には、「私の子どもがこんな病気であるわけがない、人から「可哀想に・・・」なんて言われるのは耐えられない」というような母親の見栄にしか感じられなかったけど、それはまあ、別の話で)、あっちこっちの病院に連れていかれまして、一時期は大学病院のような感じの大きな病院で、臭い臭いのする紫色の薬を塗られてサランラップを巻いた上から包帯を巻く、という治療を受けていたり、くそ不味い漢方薬なんかも飲まされていたのですが、ある時から近所の皮膚科に月に一度アレルギー専門の先生が来るようになって、その時に診察を受けてなにか特別な注射をしてもらって、あとは日常的に1日おきだったか3日に1回だったか、黄色くてやっぱり独特の臭いのする筋肉注射を受けていました。

それがどのくらい続いたのかもよく覚えていないのですが、中学に入る頃には湿疹が収まってきて、食事制限もなくなったのですが、そのころから今でいう花粉症を発症しました。
当時は花粉症なんて言葉もない頃だったし、私のほかにそんな風な人もいなかったけど、桜の季節にいつも鼻をぐしゅぐしゅさせていた記憶はあります。
当時、学校は春の天気の良い日は窓を開け放って、校庭に咲いている桜の花びらが教室内に舞い込んできたりしたものでした。考えると、今よりも桜の咲く時期も遅かったなぁ。そんななかで、いつも鼻水が止まらなくて。

ある時、そんな止まらない鼻水をガーゼハンカチで何度もぬぐいながら授業を受けていたら・・・
そのころは、ティッシュもポケットティッシュも一般的ではなかったし、いちいち紙を使っていたら埋もれてしまうぐらい止めどなく鼻水が出たので、もうなりふり構わずガーゼハンカチをぐしょぐしょにして鼻水をぬぐっていたのです(汚い話ですみません)
そしたら、私の席を通りかかった英語のオッサン教師が、
「あーあー、ハンカチをそんなにぐちゃぐちゃにして、汚いなぁ」と言ったのです。

あの瞬間のことは今でもはっきり覚えているくらい、傷つきましたねー。
自分だって好きでそんなことしてるわけじゃないよ!と心の中で叫びましたが、それより、この辛さは他人にはわからないんだな・・・という絶望感の方が大きかったです。

でも、そんなこと言うのはそのオッサンだけで、友達から嫌われることもなく月日は過ぎ、そのうち「コンタック」なんていう薬が出てきて、ぐしゅぐしゅする時はこれでなんとか凌げるようになりました。

結婚して家事をするようになってみると、花粉だけではなく、日常のホコリにも弱いんだな、ということがわかって、掃除機をかけるとか布団を干すとかの時にマスクをしないとてきめん、という日常でしたが、ある時、多分、15年ぐらい前。

風邪をひいて、1か月ぐらい、完全に臭いがわからなくなったことがあり。
それ以来、魔法のように鼻ぐしゅぐしゅがなくなりました。
嗅覚は無事戻り、花粉症だけがきれいさっぱり。

いまだに、キツネにつままれたようだな、と思うのですが、そんなわけで、私は今のところ花粉症はありません。
が、花粉症の方々の辛さは、身に沁みてわかります。
薬を嫌う方もいらっしゃるようですが、副作用がなければためらわずに使うことをおススメしたいです。
鼻やのどの粘膜が乾きすぎる感じもありますが(今はもっと、良い塩梅の薬もあるのかも)、鼻がぐしゅぐしゅして目がショボショボして頭に雲がかかったようなあの感じよりはマシなのではないかと思います。

早く花粉の時期が過ぎますように。
コロナの収束と同じくらい、心から祈ります。

コメント

まるこ
2021年2月23日13:36

こんにちは。
いずみさん。お子さんの頃大変なご苦労があったんですね。食べ物にも制限がある上、辛い治療。それは想像を絶するご苦労でしたね。よく頑張れました。いずみさん偉いなー。同じクラスに腎臓の悪い子がいて、給食たべれなく、お弁当持って来ていた子がいました。その子は給食食べたい!と言いながら持参したお弁当を食べていたので、子供ながらなんだか切ない気持ちになったのを覚えています。
いずみさんは15年前の風邪のような症状から魔法のようにアレルギーや花粉症が治ったんですね?身体の中でなにが起こったのかは分かりませんが、免疫力が通常モードに戻ったのでしょうかね?人体って不思議ですね。
今は花粉症もなく、アレルギーも治り本当に良かったですね。
どうぞ命芽吹く春を存分に楽しんでくださいね。
今は昔と違い花粉症の治療も進みました。私もうだうだ言う前に前向きに治療して春を楽しめるように頑張ります。

そう言えば。
私は花粉症が軽くなったのと同時期に膠原病になりました。免疫の病気ですが、花粉症との因果関係を今度担当医に聞いてみようと思います。
体内で何か起こったかも知れないですものね。
いずみさんのお話を伺ってふと思いました。ありがとうございます。

もりのいずみ
2021年2月24日15:59

☆まるこ様
いつも温かい言葉をありがとうございます。そんな風に言っていただけると、子どもの頃の私も浮かばれるというものです。

私が一番不思議なのは、私が子供の頃はホントに、花粉症的な症状に悩んでいる人を見たことがないってことで。今は人と会うと時候の挨拶みたいに「花粉、そろそろですね」とか言われるのに。
私を「キタナイ」と言った英語教師も、もしかしたら今は花粉症かも・・・(笑)

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