ヒックとドラゴン(ネタバレです)
2010年8月11日 映画 コメント (2)
本日はレディースデー。
夏休み中のお姉ちゃんのリクエストで「ヒックとドラゴン」観てきました。
良かった!!!面白かった!!!
夏休みの子供向け作品目白押しの中で、これは大穴ですよ!
絵がキレイだし、音楽も良いし、ストーリーも飽きさせないし、トゥースは可愛いくてカッコイイし、空飛ぶシーンとか戦闘シーンとか迫力あるし、主人公はニノだし、見るならぜひともスクリーンで!っていう作品です!
私たちは「べっつに3Dじゃなくていいよね~」って2Dで観たけど、これは3Dで見る価値あったんじゃないかな?
映画館は、チケット売り場が朝から長蛇の列。お子様向けラインナップは
・アリエッティ
・ポケモン
・仮面ライダー
・ナルト
・トイ・ストーリー
と揃っていて、その中で「ヒックとドラゴン」はちょっと苦戦模様ではありましたが・・・その状況がとってももったいないと思ってしまいました。
みんな、観てみて!楽しめるよ!
・・・・・・で、ここから後は年寄の深読み過ぎる感想(^_^;)
人間とドラゴンが心を通わすっていうのは、設定的にはまあ、よくある話と言えばよくある話。
ちょっと前の「エラゴン」とか、最近だと「獣の奏者」とか?
(蛇足だけど、私は「獣の奏者」をこんなスケールで観たかったな)
でも私は、この作品には今までとは違う「今のアメリカ」を見たような気がしました。
というのも。
マッチョじゃない主人公とか、ボスに支配されてるドラゴンの世界とか、すべてのドラゴンに対して「危険、見つけたら殺せ」としか書けない人間側からの一方的な見方(それを偏見というのかどうかわからないけど)とか、ドラゴンと共存する世界になった結末とか、そういう端々の描写から、「向こうには向こうの理屈があるんだ」とか「力でねじ伏せるんじゃなくて懐柔するっていうやり方もあるよ」とか「こっちからの歩み寄りも必要じゃない?」とかっていうメッセージみたいなのが見えるような気がしてしまったのね。
それが、中東戦争や9.11の後遺症が取り沙汰されるようになってきている「最近の」アメリカの一側面なのかなあ、みたいなね。(全体がそうとは思わないから。)
そうそう、あと、ラスボスを倒したヒックが足を失った描写も。足を攻撃されるとか、足にダメージ食らうとかいう描写は一切なく、気を失ったヒックが意識を取り戻すと、足がなくなっていたっていう描き方は、わかりやすいから足にしたっていうだけで、要するに「戦いには犠牲がつきまとうんだ」っていうこと?とか。
途中からそんな風に見てしまっていたので、もしかしてラスボスもやっつける(=殺す)んじゃなくて「懐柔する」のかな?と思いましたが、さすがにそんなことはなく・・・(^_^;)
だから、要するにいろいろ思ったことは全部、単なる深読みだったんでしょうけども。
でも、普通のファンタジーとはちょっと違った感じを受けたのは確かです。
なによりも、トゥースが!トゥースの表情がすごく良くて!
最初の出会いの場面の目つきからして、衝撃でした。
うーん、3Dでもう一回観ちゃおうかなぁ~・・・・・
夏休み中のお姉ちゃんのリクエストで「ヒックとドラゴン」観てきました。
良かった!!!面白かった!!!
夏休みの子供向け作品目白押しの中で、これは大穴ですよ!
絵がキレイだし、音楽も良いし、ストーリーも飽きさせないし、トゥースは可愛いくてカッコイイし、空飛ぶシーンとか戦闘シーンとか迫力あるし、
私たちは「べっつに3Dじゃなくていいよね~」って2Dで観たけど、これは3Dで見る価値あったんじゃないかな?
映画館は、チケット売り場が朝から長蛇の列。お子様向けラインナップは
・アリエッティ
・ポケモン
・仮面ライダー
・ナルト
・トイ・ストーリー
と揃っていて、その中で「ヒックとドラゴン」はちょっと苦戦模様ではありましたが・・・その状況がとってももったいないと思ってしまいました。
みんな、観てみて!楽しめるよ!
・・・・・・で、ここから後は年寄の深読み過ぎる感想(^_^;)
人間とドラゴンが心を通わすっていうのは、設定的にはまあ、よくある話と言えばよくある話。
ちょっと前の「エラゴン」とか、最近だと「獣の奏者」とか?
(蛇足だけど、私は「獣の奏者」をこんなスケールで観たかったな)
でも私は、この作品には今までとは違う「今のアメリカ」を見たような気がしました。
というのも。
マッチョじゃない主人公とか、ボスに支配されてるドラゴンの世界とか、すべてのドラゴンに対して「危険、見つけたら殺せ」としか書けない人間側からの一方的な見方(それを偏見というのかどうかわからないけど)とか、ドラゴンと共存する世界になった結末とか、そういう端々の描写から、「向こうには向こうの理屈があるんだ」とか「力でねじ伏せるんじゃなくて懐柔するっていうやり方もあるよ」とか「こっちからの歩み寄りも必要じゃない?」とかっていうメッセージみたいなのが見えるような気がしてしまったのね。
それが、中東戦争や9.11の後遺症が取り沙汰されるようになってきている「最近の」アメリカの一側面なのかなあ、みたいなね。(全体がそうとは思わないから。)
そうそう、あと、ラスボスを倒したヒックが足を失った描写も。足を攻撃されるとか、足にダメージ食らうとかいう描写は一切なく、気を失ったヒックが意識を取り戻すと、足がなくなっていたっていう描き方は、わかりやすいから足にしたっていうだけで、要するに「戦いには犠牲がつきまとうんだ」っていうこと?とか。
途中からそんな風に見てしまっていたので、もしかしてラスボスもやっつける(=殺す)んじゃなくて「懐柔する」のかな?と思いましたが、さすがにそんなことはなく・・・(^_^;)
だから、要するにいろいろ思ったことは全部、単なる深読みだったんでしょうけども。
でも、普通のファンタジーとはちょっと違った感じを受けたのは確かです。
なによりも、トゥースが!トゥースの表情がすごく良くて!
最初の出会いの場面の目つきからして、衝撃でした。
うーん、3Dでもう一回観ちゃおうかなぁ~・・・・・
コメント
良いところは本当に良い作品でしたので、多少「ん?」って思うことも、自分なりの解釈探したりするのですが、でも深く考えないと、ドラマの部分的には結構安っぽい映画だったのかな?・・・とも思えてしまいました。
かといって考えすぎちゃうと、あのでっかいやつだってああしなきゃ生きていけなかったんでは?とかも思えてきますし、やはり微妙に釈然としないものが残ります。
足については私も描写は入れるべきだと思いました。あれにどんなメッセージが込められているにせよ、あの見せ方ではメッセージ性ばかり強く感じられてしまい、なんか冷めます。物語はあくまで劇中での現実にまず感情移入して、その後で一歩引いた、作品としてのメッセージを考えられる形が個人的には理想的な気がしますし、また戦闘中に入れたほうが流れ的にも盛り上がったように思います。
メッセージ映画とするにはトゥースが魅力的過ぎたのかもしれませんな(^_^;)
とは言え、楽しめる作品であったことは確かです。家族の予定が合えば、3D版を観に行くつもりです。