「風光る」最終回・・・(๏д๏)
【ご注意!】ネタバレしてます。そして、褒めてません。





「月刊Flowers」というマンガ雑誌を定期購読している。
ここに、1997年に別コミ(別冊少女コミック)で連載が始まった「風光る」というマンガが、途中からフラワーズに移って連載されていた。
この漫画は、新選組に15歳の少女が男装して入隊し、沖田総司への恋心を抱きつついろんなことが起きていく・・・と、ものすごく大雑把にいえばそういうお話。
人気があったようで、23年続いてめでたくこの7月号(5月28日発売)で完結した。

私は、現時点で44巻まで出ているコミックスの、たぶん25巻ぐらいまでを、いつだったかわからないけど友人から借りて一気読みしたのだったが、「新選組に女を入れる」という発想に共感できず、それ以降は読んでいなかった。
(高校生の時にドはまりした時期があり、私にとっては新選組は女が踏み込めない憧れの「男の世界」であったので、その神聖な世界を汚されたような嫌悪感があった)
ただ、月刊フラワーズはよく読んでいたし、一昨年ぐらいからは定期購読も始めたので、好きになれないながらも何となく読んできた。
新選組の「史実」はわかり切ってるし動かせないわけだし、入り込んだ主人公女子がいろいろある中で隊士たちに受け入れられていくのも、最後は沖田と結ばれるのもわかりきっていたから(だって、それ以外にしようがなくない?)、あまり興味もそそられないまま斜め読みをしてきたのだった。

だけどまあ、最終回だし。23年もダラダラ続きてきて、結末のわかりきってる話にどう落とし前つけるんだろう、と、今回はちゃんと読んでみた。

そしたら・・・なんと・・・・・

(ここから先、ネタバレ)

主人公・セイが女であることはとっくに昔に認知されていて、何回か前の回で沖田とも、口約束ながらも夫婦になり、沖田が晩年を過ごした千駄ヶ谷の家で先の希望はないながらも穏やかな日々をすごしていたのだが、ついに沖田の最期が来る。
→死を目前にした沖田から「自分が死んだら、土方さんに遺書を預けてあるので取りに行くように」と言われていたため、沖田を看取り、弔いを済ませた後、総司死去から約1年後、箱館にいる土方を訪ねる。。
→が、土方に「遺書なんか預かってない」と言われ、セイ「(総司が、自分をここまで生き永らえさせるためについた嘘だと)わかってたけど、それなら新選組に復帰したい、それがダメならここで死ぬ」
→土方「ふざけんな、生きろ!」と叱咤するうちに土方「ああ、そういうことか、これが総司の遺志か」と思い付いて、セイを抱く・・・もちろんセイは抵抗する、けど、土方は「生きてくれ」と泣きながら迫り(襲い?)、セイも「これが総司の、自分への『生きろ』という遺言なのか」と納得して(?)受け入れた・・・らしい。

そこから5か月後に、セイにつわりの症状の描写があり、5年後ぐらいに息子が出てきてセイが「あなたは武士の息子よ」と語りかけて笑顔で「完」。


はぁ?


どういう理屈で、いや理屈じゃないのはわかってるけど、どういう思考回路があったらこんな結末を思いつくのか。

この時代、「武士の息子」なんて育てられても時代遅れになるばかりだろうし・・・
そもそも、息子に対して父親のことはどう説明するのか。
いや、それ以前に、土方のしたことは、どうなん?レ〇プだよね、これ?セイを死なせないために?それって正当な理由になる?それで子供ができれば、死ぬわけにもいかんだろうって?そんなにうまく子どもができるとも限らないよね?で、できた子供は「土方の子ども」だよね?自分は死ぬつもりでいるのに?
死ぬのがわかっていてセイの思いを受け止めて夫婦になった総司が、っていうかそんなこと以前に、人として、夫がこんなことを望むと思う?妻が、好きでもない男に望まないことをされるんだよ?
そしてセイ自身は?そんなん、納得できる?

しかも、息子は「沖田さんに瓜二つですね」と言われる。セイは明るく「よく言われるんです~」、その意味も含めて、
もう、1から100まで、いっこも理解できなかった。
っていうか、受け入れられなかった、生理的にぞっとしてしまった。

この漫画の作者、私と同い年なんだよね・・・。どうしても主人公に子供を産ませたかったんだろうな・・・と思うと、昭和だなーと思ってしまう。
総司を亡くしたあとは「神谷清三郎(セイの男名)」に戻って、すでに女であることは知られていたとしてもあくまで「男」として新選組の一員として、みんなと一緒にその使命を全うして果てる、で、いいじゃん。
じゃなかったら、女子を新選組に入れた意味はなんだったの?
(現代視点で、というか、作者視点で「憧れの」)新選組に女ながら入って、活躍して一目置かれて、女なのがわかっても受け入れられて、隊のアイドル沖田総司と恋愛して結ばれて、でも最後はみんなから守られて・・・っていうだけなら、単なる作者の脳内妄想じゃない?

途中、アニメ化もされてたし、原作物として映画化、ドラマ化も可能な作品だったと思うけど、この最終回ではそれは無理でしょうね。
もともと好きな作品ではなかったけどさ・・・それにしても、あんまりだ。
ついに「アシガール」にハマる
アシガールのことは、知ってました。
森本梢子の漫画だから、面白いに決まってるということもわかってました。
だから、遠巻きにしてたというか。近づいたら沼にハマるのがわかってたので。

読みたいマンガはたっっっくさんあるんです。
でも、それを欲望のままに読んでたら、それこそお小遣いがいくらあっても足りないので、なるべく考えないようにしてるんです、普段は。
でも、今回の旅行。
先日の日記に書いたように、楽しみより不安ばかりが先に立つ旅行で、飛行機に乗るのも怖かった。もしかしたら、なんかの虫の知らせかも、とか思って。

で、その小一時間の気晴らしに、と(いう大義名分で)kindleに落としたのですが。
往復で2巻ぐらい、とりあえずあればいいかな、とか思ったけど、それで済むわけはない。

あっという間に12巻。

すでに2回は読み返しました。

そして、今はNHKオンデマンドでドラマを見てます。
1日1話、と思っても、つい2話続けて見てしまう。
そこでやめとかないと徹夜になってしまう・・・。

と心を残して眠りにつくと、若君の夢を見ます。

もう、心は唯之助。

ああ、若君~

のだめ&よつばと
のだめ&よつばと
のだめはフィナーレ。

引導を渡す千秋先輩。

やっと気づくのだめ。

見事なラストでした。

映画の方もこのストーリーに基づいてるのかな?
安直なハッピーエンド風にはしてほしくないよね。



よつばと!は、早9巻。

この世界は理想郷。

ありえん、と思いつつ、癒される。

よつばはかわいい。現実の子供は嫌いだけど。








待ちに待った「3」出ました~♪

ありゃ?こころなしか絵が・・・なんというか、男性誌仕様になっているような・・・っていうか、シロさんが老けた・・・?

ま、まあいいや、その辺は。

ともかく、シロさんのマメさには頭が下がるというか。
基本的には料理が好きなんだろうけど、それでも、毎日毎日材料のこと考えて、無駄にしないように考えて、相方の好きなもの考えて、カロリーのことも考えて、料理する姿には、ひれ伏したいような気持ちになるわ。

私もこんな相方が欲しいわ。
仕事で疲れて家に帰ったらほかほかの晩御飯ができている、っていうことぐらい幸せなことはないと思うもん。

・・・・・以上は、家事の嫌いな主婦の愚痴。

この漫画は、料理メインのようでいて、なかなか含蓄のある展開がなされているんだよねー。
冒頭の、シロさんが実家に帰りたくねーって愚痴るとゲンジが静か~に怒るところとか、主婦友のカヨコさんとの「夫婦談義」みたいなくだりとか・・・

連載が続いているってことは、モーニングの読者層に好評ってことなのかな。私の中ではよしながふみっていまだにインディーズなイメージだもんで、モーニングを読むような人たちにどんなふうに受け入れられてるのか想像できなくて。
でもとにかく、こういうまったりした漫画ってなかなかないから、地道に続いてほしいものです。
月に1度の(?)書店で衝動買い。
今回は漫画率多し。
で、懐かしいものを見つけて購入。

いやー、あの有名な、豆絞りで顔を覆った幽霊さんの絵は、今見ても結構ゾクっときますね。
でも、これを最初に読んだのは多分小学校の高学年か中学生の頃で、その頃はホントに、夜中にトイレに行かれなくなるくらい怖かったです。

昔話になりますが、大昔の「りぼん」にはふろくがたくさん付いていて、そのふろくのひとつとしてA5判位の大きさの小冊子になっている読みきり漫画があり、お祭りや縁日の夜店の中に、そのふろく漫画だけを安く売っている店、というのがあったのです。
この「ゆうれい談」はそういうおまけ漫画だったもので、私はそれを縁日の夜店で買ったのでした。
この夜店の本屋さんでは、いろいろ買いましたねー。
印象に残っているのは、松本零士「赤毛のひとつ」とか、吉森みきを「ほたるの墓」(あの「火垂るの墓」です)とか・・・

話は戻りますが「ゆうれい談」の中の国分寺の少年霊の話は、漫画家さんが夜中にパンを買いに行くところから始まるんだけど、あぁ~、まだコンビニというものがなかった時代の話だ~、と妙なところに感心したりして。

こういうものは、見る人は見るけれど見ない人は全く見ないと思うので、そういう人からしたらただひたすら「バカバカしい」だけかもしれないですね(^_^;)
けれども、私はどちらかというと「見る」人なので、いろいろと「あー、あるよねー、そういうこと」とか思いながら、今でも十分楽しめたのでした。
108分、息をつめて観ました。

凄いっす。

世界に誇る、Japanese Animation

今回も、使徒は芸術的に美しく。



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いやなんか、もう、言葉にできない。

絵の美しさとか。

音楽の使い方とか。



朝がきて、町が動き出すシーンが好きです。



エンディングの宇多田ヒカルの歌-「序」の時の別アレンジ-もよかったです。



今回も、シンジを抱きしめてあげたくなったけれど、今回は綾波がやってくれたので少し救われました。






「グーグーだって猫である」を観に行きたくて仕方がないのに時間がとれません。
で、本屋さんで帯に「映画に出てくる作品を集めた」と書いてあるのを見て衝動買い。
収録作品は以下の7作です。

・ダイエット
・綿の国星(第一話)
・四月怪談
・バナナブレッドのプディング
・金髪の草原
・夢虫・未草
・8月に生まれる子供

私は24年組の洗礼をモロに受けている世代で、リアルタイムでマンガを読んでいた頃は大島弓子も大好きだったのに、その後結婚して改めて「後々まで持っていたい」と思うマンガを揃えなおした時、大島作品はなぜか入りませんでした。
なにか、無意識に避けているところがあって、自分でも「なぜ手が出ないんだろう」と思っていたのですが。

久しぶりにこの本で「大島弓子のエッセンス」的な作品を読んで、その理由がわかったような気がしました。
ヘヴィーなんです、やっぱり。
大島作品って、絵がほんわかした雰囲気なのにだまされてるけど、すごくシビアでヘヴィーで・・・。深刻ぶった表現がされていないので時には笑ったりしながらさらっと読んでしまうんだけど、読後にずーんと来るんです。
結婚してから私が揃えなおしたマンガは「子供にも読ませたい」という気持ちが絶対的に基にあって、大島作品は積極的に子供に読ませたいと思わなかったんだなあ・・と、無意識にそんな気持ちが働いたんだなあ、と思いました。

今はもうハタチを過ぎたのでね、娘も。これも読んでましたが。
でもやっぱり言ってました。「痛い、辛い」って。
「グーグー」も「一緒に観に行こう」とは言ってるのですが、なにかどこかで「若い人には重たすぎるんじゃないか・・・」という根拠のない危惧があったりして。

ここに収録されてる7作品のうち「綿の国星」「四月怪談」「バナナ・・」以外は初めて読んだものでしたが、特に「8月に生まれる子供」はショックを受けたというか・・・。

18歳のびわ子が大学の夏休みの2ヶ月の間に老化して行き、一度は家族に宛てて「自分がなにもかもわからなくなった時には殺してください」という手紙を書くのだけれども、その後、姉に子供が生まれたということを聞いて「ああ、私も生まれ変わるんだ」と思い直して「何があっても、私の心臓が自然に止まるまで生かしてください」という手紙を書いて、そして自分のことを忘れてしまう、というお話です。もちろんその過程では、びわ子本人や家族の葛藤も(大島流に)描かれていますが。大島さんはなぜこんな作品を描いたんだろうって。すごくそれがわかりたくて、毎日1度はこれを読み返している状態。っていうか、多分感覚的にはわかってるんだと思うんです。それで多分私はこの作品が大好きなんだろうなって思うんだけれども・・・。辛いんです。とっても辛い作品。

でも、娘もハタチ過ぎたし、もうそんなに心配することないだろうから、またボチボチ読み始めようかな、大島作品。
どれもこれも大好きな作品ばかりであることは確かなので。
のだめカンタービレ21
半年に一度のお楽しみ♪

最近は「のだめの山越え」とでも言いましょうか、マイナーな展開が続いています。

千秋センパイはのだめの「天然」に救われ、支えられているのだけれども、そうでありながらのだめの「目覚め」を根気強く待つ姿勢には頭が下がると言うか、いやいや、「愛」なんだなあ・・・と今回特にそれを強く感じました。
のだめは千秋センパイのその「愛」にはまだ気づいていないんだよね。
いつかそれに気づいた時、二人は対等な目線で向き合うことができて、その時初めて純粋な男女としての関係も成立するんだろうなあ。
人間関係って本当は基本、こうでなくちゃいけないような気がするけど、難しいんだよねえ・・・・・。

このストーリーを、根気強く地道に描き続ける作者にも感謝です。

今回、ここにきてミルヒーがああいう役回りで再登場したことには、なんかちょっと胸が熱くなりました。
しかも、「救いの天使」ではなく「地獄に導くメフィストフェレス」として描かれていたのが、なるほどなぁ〜と。
たしかに、今ののだめにとってはそうなんだろうね。

この続きは本屋さんで立ち読み・・・はしないでおかなくちゃ!
いよいよ始まりました〜\(^o^)/

と言っても関西では来週の火曜日から。

待ちきれなくてニコニコで2/3話だけ見せてもらいました。
(なぜ3/3だけ先に削除されているんだ・・・・・orz)

作画がひどい!と嘆く向きが多いですが、いーや、私は満足だったよ、あれで。
よしながふみサマの原画がそのまま動くことを期待しても、そりゃあ無理というものだろうし。
もちろん、大多数の「作画崩壊!」の声に発奮して、もっともっと励んでもらいたいとは思うけれども、アニメは作画だけが命というわけでもないと思うよ、私は。
背景がCGで作られていて、そこに手描き(?)の人物が乗せられてるから違和感あるんだろうと思う、多分。
でも、背景キレイだし、橘にヒゲが生えてきたらもうちょっとマシになるんじゃないかと思うし、慣れてしまえばこっちのものなんじゃないかな〜。

声キャストがどれもドンピシャだし、何よりストーリーが、ちゃんと原作に沿って進むのが素晴らしい。
「あのシーン」から始まるってことは、原作どおり4巻まできっちりやってくれるってことだよね。

放送時間が火曜日の深夜なので、リアルタイムで見れるかどうかが問題ですが、毎週火曜の夜は幸せな気持ちでベッドに入れるよう、がんばりたいです。
今の職場の最寄り駅にある書店が結構充実しているので、新刊は大体そこで買って帰りの電車の中で読むのだが・・・。

今日のコレはまずかった。
どうしても顔がにやけてしまい、「家に帰ってからにしよう」と何度か本を閉じるも読みたい欲求に耐え切れず、唇をかみ締めながら読むことになった。
さぞかしヘンな顔してたことだろうなあ。

これは「週刊モーニング」というどちらかというと大人の男性向けの漫画誌に連載されているのだが、主人公の二人はやはりゲイのカップルであり、日ごろ見慣れているBL漫画と違うところといえばエッチシーンがないことぐらいで、男性読者はどんな風にこの漫画を読んでるのだろうなあ、という興味も尽きない。

それから、毎回いろんな人が登場するわけだけども、その描写が圧巻で、とくに美容室に来る「爆弾」と例えられる客とその「処理」の描写など、今自分が客商売をしているせいで余計にツボだった。

そして何よりこの漫画の目玉は主人公カップルの片割れが日々安価で手軽な材料でする料理なのであり、これを読んでいるとほんとにこんな風にサクサク軽々とおいしいおかずができるような気がしてしまう。

とりあえず私は、しょっぱなに出てくる鮭とごぼうの炊き込みご飯はそのうちやってみようかと。
ごぼうのアクも栄養のうち、とアク抜きせずにぶっこんで炊く、その大らかさが私にぴったりな料理だと思うので。
アニメが始まりましたが、とりあえず原作の方の感想を言えば、5巻も大変おもしろく読みました。

今回は大学の秋祭りだね。
学生さんたち、みんな何かしら生産的なことしてて、農大っていいな〜と素直に思ってしまった。

で、そんな農大ライフに平行して、蛍のナゾあり、長谷川さんのナゾあり。
6巻が待ち遠しいっ!


で、アニメですが、これがまた、予想外の出来ではありませんか???
私はオープニングから釘付けになりました。
オリゼーのなんと愛らしいこと。
第一話も、マンガで読んだ時にはまだイマイチよくわからない展開だった話を、非常にテンポ良くわかりやすくまとめてあって、アニメ制作の職人技を見せられた気がしました。
今後に期待大!
新装版が発売中。

竹宮作品の中で、実は「風と木の詩」より好きな・・・一番好きな作品だったりします。
今から30年くらい前のものだけど、今読んでもなんの違和感もなく、新作を読むように、ワクワクしながら全4巻を読みきりました。

漫画家さんの絵、というのは手書きである所以なのかどうか、常に変遷しているもので、竹宮氏の絵が一番美しかったのがこの作品から風木にかけて、だと思います。
主人公の王子サリオキス、敵役のスネフェル王、二人を取り巻く女性たち、そしてエジプト王朝の宮殿や装束の美しさ、優雅な部分はとことん優雅に美しく、そしてその対岸にある庶民や奴隷の側の生活についても細部まで手を抜くことなく描かれていて、一分のスキもない印象です。

ストーリーは、エジプトを舞台にした大河ドラマ。
今思えば非常にRPG的で、当時の少女漫画にはそういうのがなかったので余計に新鮮で面白かったのかもしれませんが。

そして単純で夢見がちだった高校生の私は、コレを読んでどれほどエジプトに憧れたことか!

いつかは行こう、と思いつつ、未だその夢は果たせていませんが(^_^;)

宝塚での舞台化とか、アニメ映画化とか、そうゆうのにうってつけだと思われるのにいまだに手付かず。
まあ、そういうのってある種「賭け」の部分もあるけど、このシーンあのシーンを動画で見たい、このセリフあのセリフを声で聴きたい、とつい思ってしまうのは私の悲しい性、であります。
久々に、最近の少女漫画の中では面白いものに出会えました。

これがイマドキの高校生の現実であるのなら、私の時代からは隔世の感がありますが、むしろ私自身にとってはあまりに非現実的な内容であるために、軽く楽しめる、と言う感じです。

とりあえず、この人の絵が好き。
スッキリした絵で見ていて楽しい。

恋愛の描き方についてはともかく、この作品は、どうしたら健康的なダイエットができるかとか、リバウンドをどうやって防ぐかとか、そんなことがさりげなくちゃんと書かれてるのがいいと思います。

そして、ちょっとばかし太めでも人間的な魅力とは別モンだってことをさりげなく言っているのも良いなと思いました。
萩尾望都さま、久しぶりの短編集。

なんかもう、レベルが違いすぎて。

“マンガ”を読んでる気がしません。

絵だけでなくネームの隅々にまで繊細さを感じる作品集。

すばらしい。
種信者を自認しているので、買いました。

買いましたけど、このジャケットイラストに象徴されるように、実になんと言うか、中途半端な・・・・・
(これは、ちょっと大人になったアスラン、なんですかね?それにしても、なんでアスラン、なんですかね?)

私は信者なのでそれなりに楽しめはしました。
「あー、くだらなかった、あっはっは」っていう程度には。

もちろん、くだらない内容ばかりでもないし、各国語による吹替えとか興味深かったし、私はなにより「アスラン語りによるモビルスーツ解説」を目当てに買ったので、それについては満足でしたし。

だけどねー、やっぱり言いたいのは、こんなものでお茶を濁していないで、制作発表したんだから映画を早くなんとかしてよってことです。

一時はフェイドアウトのウワサも聞いたけど、最近は「冬には公開になるらしい」っていう話も聞こえてきてるし。
いろいろ言われてるけど、私はこのSEEDシリーズ、決して悪くなかったと思うのです。だからこそ、ヘンな風に引きずらないで退き際を潔くして欲しい。劇場版で有終の美を飾って欲しいと切に思うのです。
休日出勤でしたが、とてもとてもヒマな1日でした。

朝も帰りも、電車も空いてて、ゆっくり読書しながらの通勤で、
「涼宮ハルヒの憂鬱」読了。

思いがけず感動で胸が熱くなってしまった・・・・・。

読後感が、昔「赤頭巾ちゃん気をつけて」を読んだ後を思い出させる爽やかさで、今時珍しい健全な小説だなぁ〜、なんていうオバサン臭いことを思ってしまったりして。

そして「フラワーオブライフ 4」完結巻です。

愛と希望と絶望の詰まった青春時代。

人はみんな、結局は一人で孤独でどこか弱くて、だから人と関わりたいのであって・・・。

なんで人間は、考えたり感じたりすることができちゃうような生き物になっちゃったんだろうねえ・・・・・

若き日は素晴らしい、と思いつつ、生きていくことは辛い、と思ってしまう、ここでもやはりオバサンな私なのでした(-_-;)
究極のヒーリングCD!
←5年前のネオロマイベントでの石田さま。


「羊でおやすみシリーズ 僕らの声で・・・」が届きました。

予想外のものすごさです・・・・・

眠れます・・・っていうか、昇天します・・・・

石田さまの悩殺ボイスはハンパじゃありません・・・!

羊を数えているわけですが、200匹までの石田さんパートは全編“ささやき”です。
CDに「ヘッドホン推奨」とあるのですが、確かに、ヘッドホンで聴くべきでしょう。すると石田さまが、耳元で囁いてくださるのです・・・!

保志くんパートは“ささやき”ではありませんが、永泉さま系の穏やかな声に、大変安心いたします。

石田さんパートも保志くんパートも、使っている声質、「ひつじが○△ひき・・・」と言う言葉の速度、次の数を数えるまでの間合い、などなどがなにかのデータ(?)に基づいてディレクションがあったのではないかと思ってしまうように絶妙で、確かに眠りに誘ってくれます。

たとえ400匹まで眠れずに聴き終わっても、その後安らかに眠りに入れることは請け合いです。

不眠症気味で声フェチの方にはお勧めです。

諏訪部さん&大川さんのは「オレサマ系」、遊佐さん&いとけんさんのは「お兄さん系」なんだって、もう絶対聴いちゃう!!!
今まで数々のマンガ賞の候補に挙がりながら、なかなかトップを取れなかったこの名作が、やっと大賞を受賞しました。
当然の結果、と思いつつ、とても嬉しいです。

マンガは娯楽、と言ってしまえばそれまでかもしれないけれど、人に読ませるものである以上、なにかしら読み手に考えさせる力を持っていて欲しいと思うのです。
若い人に刺激的なものを提供するのは、商業的には簡単なやり方かもしれないけれど、考える力を麻痺させるものであり長い目で見たときにマンガ自体の罪を問われるものになってしまうのではないかと、おばさんは危惧するのです。
作り手こそがそこを考えて、誰がどれを手にしても安心なマンガ、何かしら読み手の感性を養う力を持ったマンガ、というものを目指していただきたい。

今回のマンガ大賞の最終選考ノミネート作品は以下の8作品でした。
(1) 『大奥』 よしながふみ(白泉社)
(2) 『大阪ハムレット』 森下裕美(双葉社)
(3) 『皇国の守護者』 原作・佐藤大輔、漫画・伊藤悠(集英社)
(4) 『団地ともお』 小田扉(小学館)
(5)『DEATH NOTE』 原作・大場つぐみ、漫画・小畑健(集英社)
(6) 『へうげもの』 山田芳裕(講談社)
(7) 『舞姫 テレプシコーラ』 山岸凉子(メディアファクトリー)
(8) 『もやしもん』 石川雅之(講談社)

当初「のだめカンタービレ」も入っていたようですが、辞退されたそうで、どういう理由かわかりませんが残念です。

そして「テレプシコーラ」の大賞受賞と共に大変嬉しいのが、「大奥」がノミネートに入っていること。
あの作品が、単なるキワモノ、イロモノ、と見られるのではなく、きちんと評価されることは本当に嬉しいことです。

マンガバンザイ\(^o^)/

マンガ文化の益々の発展を心より祈ります。

・・・・・・・・・・・・・・

ところで、「もやしもん」アニメ化のウワサを聞きました。
ホントかな?
あれがアニメになるといったいどんなものに・・・???
吉田秋生サマ、久しぶりの新刊。
「蝉時雨のやむ頃」という表題がついています。

相変わらず湘南、鎌倉が舞台で・・・藤井朋章が カッコよくなって 登場です(^。^)
ま、カッコよくなって、というのは吉田センセイの絵が「LOVER’S KISS」の頃より洗練された、ということが大きな要因だと思われますが・・・・
でも今回は脇役なんだけど、その役回りがNANAにおけるシンちゃんみたいな感じの役回りで、「LOVER’S KISS」の時のふてぶてしさはどこへやら、なんか繊細さを漂わせる高校生としてのご出演です。

で、物語の本筋は全然別のところにあって。

「親」というしがらみから解放された女4人の共同生活の話・・・という具合にまとめちゃっていいのかな(^_^;)
わかんないけど、私の目にはそういう風に映って、一人一人はいろんな想いを抱えて苦労もあるかもしれないけど、その若さで親に対する思いにきれいにケリをつけることができて、そしてそういう生活ができるのは幸せなんじゃないの?みたいな・・・。
うらやましくてタメイキが出ちゃうようなシチュエーションです。

1話完結的に3篇入ってるのですが、最後の「二階堂の鬼」というのは、中学生の話であることもあり、先日ずっぽりはまり込んだ「クレイジー」シリーズと同じ匂いが漂っていて、自分的には一番気に入りました。

シリーズ物として月刊誌に不定期掲載されてるらしいので、(2)が出ることも遠くないでしょう、楽しみです。

よしながふみセンセイも、大奥もちびちび連載中みたいだし、週刊モーニングにもなにやら新連載始めたらしいし、今年はいろいろ楽しみが多そうです。
なんか微妙だ〜(-_-;)
土6新番組「地球へ・・・」観ましたが・・・・・。

うぅぅう〜〜〜〜〜ん、どうなんだろう〜〜〜〜〜?

ストーリーはすっかり忘れ去ってしまっていることもあり、それなりに楽しみに出来るんだけど、なんか絵が・・・。
娘は「原作が少女漫画だからしょうがないよ」と言うけれど、25年前の原作の方がまだマシなような。

「妖奇士」も、敗因は絵だったんじゃないかと思うんだけど(主人公が和風アンドレみたいだった(^_^;))、あの路線が引き継がれてるように見えるのは、制作側はそうは思ってないってことなんだろうなあ。

なんか微妙に不安。
面白く観続けられるといいんだけど。

************************

会社でまた、新人に集合がかかり、お偉いさんたちから「どうですか、お仕事、慣れましたか、なんか困ってませんか」って訊かれるっていうことがあったんだけど・・・。

部長と、研修担当課長と、研修担当の先生方がずらりと並んだ前に座らせられて「どうですか、何でも忌憚なく言ってくださいねぇ」とニコニコされてもねえ・・・。
私たちの前にはマイク(もちろん録音用)が立てられ、しかもご丁寧に発言をその場でパソコンに打ち込んでいく「記録係」の人までいて。

こんな重装備の中でいったい何を言えと。

確かに新人の定着率は悪いよね。
1000円からの時給出して1ヶ月近く研修させて辞められたら、そりゃあ痛いかもしれないけど、もし本当に新人育成について反省してるなら、今日のやり方ひとつとっても根本的に間違ってるとしか思えない。
そしてそれに本当に気がついてないとしたら、それはかなり重症な「大企業病」だと思うんだわ。

でも誰も親切に教えてなんてくれないから、自分たちに気付くしかないんだよね。
いつか気付ける日が来るといいけど。

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