今季のドラマ「コントが始まる」を見ていて、思い出したことがあった。

このドラマは、菅田将暉と仲野太賀が高校卒業後にコンビを組んでお笑いの道に進み、途中から神木隆之介が加わって3人組でやっていくのだけど、芽が出ないまま、親との約束の10年がたち、ついに解散を決める・・・というドラマ。

で、解散したあとどうするかということについて、仲野太賀は実家の酒屋を継ぐことに決めるのだけど、実家の方はもう息子をアテにしておらず、姉の夫を後継ぎに決めかけていた。
というところに、お笑いを諦めた息子が「俺がこの店を継ぐ」と帰ってくるので、父親は、おそらく内心は嬉しいながらも「今更なにを」と言って冷たく当たる。
息子は見様見真似で店の仕事をして、父親から「余計な事をするな」とか怒られたりして、しばらくはギクシャクしていたのが、ある時息子の方が父親に対して、膝を揃えて「店を継がせてください、お願いします」と頭を下げる。
それで、父親も納得する、という流れが描かれた。

私の実家も、酒屋じゃないけど商店を営んでいた。
で、父親はやっぱり内心では息子に継いでほしかったようだった。
が、自分からいうのではなく、息子から、この仲野太賀のように「継がせてください」と頭を下げてもらいたかったらしかった。

そんな親の心子知らずの弟は、大学卒業後はとある外食産業の会社に入ったのだけど、現場職に配属されて疲労困憊していた。
それを見かねた母親が、「父親はあなたに店を継いでもらいたいと思っている。そんなブラックな(という言い方はしなかったけど)会社はやめて、うちの店をやってもらえないか」と説得した。
私も母から「説得してくれ」と言われて、疲れ切って吹き出物だらけになってる弟を見かねて、説得した。
弟自身も、こんな風で長続きするんだろうかという不安があったようで、最初は抵抗していたけど、そこまで言うのなら、ということで会社を辞めて実家の店に入ることに決めた。

というところまでは良かったのだけど・・・

実際息子が店に出るようになっても、父親が全然仕事を教えようとしないので、弟は「俺は何をしたらいいの?」となる。
父は「見て覚えろ」的な事を言う。
いやいや、そこはさ・・・
私の目からは、実質的には親の方が弟に「会社を辞めて店を継いでくれ」と頼んだ図式に見えていたから、私は両親に「対応がおかしいでしょ」ということをずいぶん言ったが、要するに「向こうから、継がせてください、仕事を教えてくださいと頭を下げて来るのが筋だ」ということだった。

そういう平行線はついに解決されることなく、結局弟は3年後ぐらいに別の会社に移ることになって、弟には父親に対するわだかまりが最後まで残ったようだった。

私も当時は、なんでそんなに「親の沽券」にこだわるんだろうと全く理解できなかったのだけど・・・

「コントが始まる」のそのシーンを見て、心情を理解するというより、そういうものなんだなぁ、という妙な納得感があった。

まあ、だからといって、あの時どうしたらよかったのか、という答えは出ないけど・・・
結局弟も、「俺はこれで生きて行くんだ」という覚悟みたいなのがなかったということではあるんだろうな、と思った。

しかし、そうはいっても、父親ももうちょっとうまいこと、息子を導くことは出来なかったのかね・・・

と、今更考えても仕方ないことを考えたりする。

私には優しくて、話が面白くて、大好きな父親だったんだけど・・・息子と言うのは父親にとってはやっぱり特別なのかもしれないな、と思う、明日は父の日。
「天国と地獄~サイコな二人」が面白すぎて、日曜日が待ちきれない。
次回が7話なので、もう中盤は過ぎてあと5話ぐらい?まだまだ謎を深堀するのかな。

前回までで、ほんのすこーし、カラクリが見えたような見えないような。

・日高はもともと東朔也と入れ替わっていて、今、望月の中に入っているのは東朔也
・日高は東の中に入って、「外見は東だけど中身は日高」が殺人を行っていて、なぜかはまだわからないけど、その後始末を「外見は望月だけど中身は東」がやっている。
・「9」の殺人が行われるはずだった時に、東(中身は日高)が来なかったので、望月(中身は東)は、自分の本体が死んでしまったのではないかと焦っている?東本体が死んでしまうと、中身の日高も死んでしまうから、それについても焦っているのだと思う。

ということから、とにかく、日高と東はなんらかの「バディ」なんじゃないか?
この二人がなぜ猟奇殺人を続けるのか、というところが最大の謎だけど

で、中身が日高の東本体は、師匠じゃないか、と言われているよね。師匠は「自分は余命3ヶ月」だと言っていたのも、なにかキーワード?

うーん、Paraviでもう一回見直してみるか・・・・・



朝ドラの話です。

「おちょやん」、浪花千栄子さんの一代記、とのことですが。

まず、子ども時代のネグレクト描写が辛すぎて。
子役の毎田暖乃ちゃんが、ほっぺぷくぷくで可愛くて、そのかわいい子がいつもいつも奥歯噛みしめて我慢してて、可哀想で可哀想で「この頃はこんな時代」で流せなかった。
ほぼあの「ダメ親父」が元凶ではあるけど(今週も・・・)、NHKから出てるムック本に10週目ぐらいまでのあらすじが載ってて、それによるとこの後も辛い出来事があるようで・・・

今回、夫が結構がっつり見ているので、なんとなく私も見ているけど、朝から気分が悪くなることの方が多い感じ。

女優として本当に花が開いたのは離婚した後ってことで、年齢的にはいつ頃なんだろう?とウィキペディアを見てみたら、45歳ぐらいからだったようで、そこからは女優としては順調だったようだけど、そうなってからの人生は、ドラマ的にはどうなんだろう?(ネタになるのか?)とか思ったり。

後々、夫に裏切られてしまうこともわかっているから、まだまだ辛い出来事は続くわけで、なんか今の調子だとこのドラマがどういう形にしろ「ハッピーエンド」で終わるのかなって、今の私はちょっと懐疑的だったりするんだよね。

昔、宮崎あおい主演の朝ドラ「純情きらり」が、最愛の人との間に子どもができるのに自分は結核になってしまって、周囲の反対を押し切って産むのだけど赤ちゃんへの感染を防ぐために自分が産んだ子どもに会えなくて、会えないまま死んでしまうっていう結末で、このドラマが好きで一生懸命観ていた母親がものすごく落胆していたのを思い出す。
後からアーカイブでこのドラマを観て、そういう結末だと知っていても、「朝ドラ」というカテゴリーのドラマでなぜこの結末だったのかと、見終わって脱力したものだった。

千代が明るくて強いだけに、それが報われる幸せな結末で合ってほしいけど・・・なぜか今は、嫌な予感しかしないのよね~。
午前中にやること済ませて、キュウリとチーズのサンドイッチを作ってカップスープとヨーグルトとコーヒーのランチセットを用意して、昨日の「麒麟がくる」をみながらのランチタイム。

「残すところ、あと2回か~」などと感慨にふけりながら見始める。
今回はタイトル前がちょっと長くて、5分ぐらいあって、ようやくタイトル。
今回のタイトルは、ウルトラセブンっぽいところとか、音楽がFF15映画版のジョン・グラムなのとかがとても気に入っているので、毎回早送りせずに見ている。

中盤の、音楽が少し静かになって、森に光秀が一人たたずむところで、光秀の向こうに・・・麒麟が来た!
えっ、今までもいた?なんとなく見てたから見逃してただけ?

と、本編見終わって、もう一回確認して、NHKオンデマンドで前回のタイトルも見て、どうやら今回(から?)麒麟が発光して近づいてきていることを確認。
で、初回はどうだったんだ、と見直してみたら、おる!霧の向こうにかすかに、華麗な角が一瞬見えて、すぐに画面が変わってしまうのだけど。
えぇ~、ぜんぜん気付いてなかった~、バカバカ>自分

しかしすごいことするなー、NHK。
だって、ほんの一瞬だよ?1秒あるかないかぐらい?なんなら「サブリミナルか!」っていうくらいの一瞬。
そこに、物語の核にあたる麒麟を登場させるって・・・

全44回の42回で麒麟の姿が光りだしたっていうのは、どういう・・・
麒麟とは、どういう・・・
って、考えちゃう。

ただ、今まで見てきて、今回のストーリーが書こうとしている構図はわかったような気がする。
秀吉がいなかったら、もしかしたら光秀の世になっていたかもしれない、そしたら戦のない時代が3~40年は早く来たのだったかもしれない、とか思うと、秀吉が異端に見えてくる。秀吉の存在意義ってあったのかなって。
(なんか、今の時代のア〇とそのあとのス〇、にも重なって見えたり)

なんか、今までは信長は戦国時代の絶対的ヒーローだったのに、今回はなんか「諸悪の根源」みたいになってきていて、今回のドラマは写真のポジとネガみたいに、今までの歴史観の真裏から見て作られた物語なのかな、などとも思う。

とりあえずこの第42回では、とにかく秀吉がうざい存在になってきたな~、と苦々しく思っていたら、光秀がバシッと言ってくれて、あの場面はちょっと溜飲が下がった。

あと2回、目が離せません!
昨夜は、今季楽しみに観て来たドラマ「姉ちゃんの恋人」と「この恋あたためますか」の最終回でした。
リアルタイムは夜の一番忙しい時間帯なので、録画しておいて明日(=今日)見るつもりでいたけど・・・

明日まで待てん!!

ということで、家族が寝静まったのを見計らって、ヘッドホンでゆっくり観ました。

いや~、えがった(#^^#)

も~、心がポッカポカになった。

どちらも、いいドラマだったなぁ~。

なんかね、宝塚観てても思うんだけど、今、エンタメやってる人たち、作品を提供する人たち、「自分たちにできることはなにか」って、すごく真摯に考えて取り組んでるような気がする。
そういう気持ちが作品にストレートに反映されて、すごくイイものが出来てるような気がする。
「チケットが売れるには」とか「視聴率が取れるには」というのが最優先事項だったところから、「観る人の力になりたい」っていう、エンタメの本来的な立ち位置に、立たざるを得なくなった思いがけない副作用とでもいうか。

9月に放送された、大好きな福士蒼汰くんの主演ドラマ「DIVER」は、(主演がもともとは別の人だったのではという噂もあったし)おそらく企画が立ったのはコロナ前か少なくともまだそれほど深刻ではなかった頃だと思われるもので、以前ならもっとストレートにノワールな世界観を楽しめただろうけど、今はキツイなってちょっと思ったものだった。

そういう違和感って、夏ドラマあたりから感じるようになっていたのだったけど、そういう感触は、多分作ってる方にもあったんじゃないかなと思う。
この冬のドラマからは、作風が変わった感触もあったし、感じられる熱量もどれも高いと感じられたんだけど、それは多分、観る側の気持ちも、多少なりとも弱ってきてるからだとも思うのね。
私も昨夜、何気ないシーンで何度も涙腺が緩んで、「姉恋」のラストで登場人物たちの笑顔、笑顔、笑顔、でも泣かされた。
こんな風に笑って生きて行きたいよね、行こうね、行けるように頑張ろうねってエールが聞こえてきたような気がして。
「恋あた」も、登場人物がみんな、自分のできることやるべきことを考えつつ、人の事、相手の事を考える、という人たちで、本来こうあるべきだし、こうでいられる社会であるべきなんだよな・・・ってすごく思った。

コロナの状況がどんどん悪化していて、国はぜんぜんアテにならないって多くの人が思うようになってきていて、見た目、普通に暮らしているみたいに見えてる人でも、みんな気持ちがすごくしんどくなってきてると思う。
冬はまだまだこれからで、春までの3~4ヶ月がすごく長く感じられる。
商売をしていてもうホントにギリギリになっちゃって、もうすでにエンタメなんかじゃお腹は膨れないって段階に来ちゃってる人も多いかもしれないけど、もし今後そういう状況が広がったら世の中はホントに荒廃していくばかりになってしまうと思う。

健康とは、体と心がセットなんだよね。心が先に死んでしまったら、人は身体が健康でも動けなくなるんだよ。そしたら、仕事も旅行も外食も買い物もなんにもできなくなって、経済は回らなくなるんだよ。
政治家の人に、なんでそれがわからないのか、不思議で仕方がない。

エンタメが頑張れなくなったら人の世は終わりだと思う。
そんなことになりませんように。
ポッカポカの気持ちを抱きしめながら、そんなことを強く思った夜でした。
あ~、左肩が痛い。
少し前に右肩をやったけど、ここ数日は左肩。右肩の時のように突然激痛が、というのではなく、なんとなくいつも痛い。
「もし五十肩じゃなくて、なにかよくない病気だったら困るから、医者に行け」と家族に言われるけど、十中八九五十肩だろうと思うから、今は行きたくないよ・・・どうしても痛い時にはロキソニンでなんとかしのぐことにする。

さて、録画してあった「麒麟がくる」を見た。
現実ではいまだに「謎」とされている信長への謀反の理由なんだけど、少し前から、今回の脚本における「結末への道筋」は見えてきたように感じてた。
あの、城造りの時に「時間がないから」といって仏像まで木材にしたエピソードあたりからね。
それが、「延暦寺焼き討ち」を経て、よりはっきりと見えてきたような。

真田丸の時に、この時代の武士は殿という社長のもとで働くサラリーマンなんだな、と思ったものだったけど、今回の光秀を見てるともうほんとに「部下」の立場にいる人なんだなと。
そして、今は会社で言えば部長ぐらいなところにいて、頑張ってここまで来たけど、社長のすごいのは認めるし社長からの覚えもめでたいのだけど、自分の中の譲れない部分との齟齬がはっきりし始めていて、部下としては社長のやり方にだんだん耐えられなくなってきている・・・というところなのかなと。

そういう失望やもどかしさが、今後、大きくなることはあっても減ることはないんだろうなと・・・・

なんかちょっと、最近の自分とリンクしてしまって、光秀の先行きに悲しみと絶望感を感じた回だった。
まあ、最初から破滅への道なのはわかっている話なんだけどね。

昨日、今日と連休。

今朝は午前中に録画してあったドラマを2本、観た。

先週から始まった「この恋あたためますか」
中村倫也のツンツンツンデレ社長がイイね。少女マンガから抜け出たみたいで飽きずに見ていられる。
主人公の森七菜ちゃんは、キャラなんだろうけど、だらしなくてイマイチだなぁ。
このくらいの方がわかりやすいのはわかるんだけど。
でも、スイーツを開発する話で、楽しく見ています。

それと、今回から始まった「姉ちゃんの恋人」
これは良いです!もう初回から、素晴らしい。
ずっとニマニマしながら観つつ、心の中は波が大きく小さく波打つ海のようでした。
林遣都のお母さん(和久井映見)、息子に対する想いとか態度とか、もう、めっちゃわかる。幸せになって欲しいんだよね。ほんと、それだけなのよ。
一生懸命生きてる人、というのをちゃんと描ける作家・岡田惠和はホントにスゴイ。
これはもう来週から、なにがあっても必見。

コロナでいろいろと抑圧されていたからか、今季のドラマはおおむね面白くてついつい録画してしまい、観るのに追われる感じになってる。
作る方も観る方も力が入っているのかな。

・・・・・・・・

なんて、楽しんだのも一瞬。
2日間の休みを、なんの予定もなくダラダラ過ごしていると、自分が世の中のごく潰しのように思えてしまって気分が沈む。
一応働いてるんだけど、楽しすぎてるのかなぁ~。
あともうちょっとぐらいは働けそうだと思うものの、前回の仕事の時のしんどさがトラウマになっていて、今以上に仕事を増やすことにすごい恐怖がある。

いつまでたっても「今」に落ち着けない自分がホントにイヤになるわ~。
年がら年中、なんかしらテレビドラマは見てるけど、こんな風に「来週が待ち遠しい~」と思うのは久しぶりのような。
視聴者の引っ張り方は昨年話題になった「あな番」と同種な感じだけど、あそこまであざとくなくて素直に面白がって見てます。

まず、吉高由里子ちゃんがカワイイよね。この女優さんは大好き。
ブレイクした作品が「蛇にピアス」っていう“体当たり系”のすごくハードな作品だったから、そういうイメージを持ってたけど、朝ドラの「花子とアン」がもう、すごく良くて、可愛らしい人だなぁと大好きになりました。
妻夫木くんも、他の人が想像できないほどに役に合ってるし。
他のキャストさんたちも皆さん、アヤシイ感満載でワクワクする(^_^;)

でもやっぱり、ダントツはディーンフジオカさんでしょう!
この人はカッコイイを超えて、「美しい男性」で眼福なんだけど、美しすぎて誠実な役よりこういう役の方が断然合ってるように思えてしまう、という感想は失礼なのかしら、褒めてるつもりなんだけど(^_^;)
昨日の2回目、私はどんどんディーン寄りの気持ちになって見てしまいました。
「負けた・・・このオレが・・・」と思ったら、またひっくり返してきた!
いやー、来週が楽しみだー♪



NHKBS「伝説のコンサート“山口百恵 1980.10.5 日本武道館”
NHKBS「伝説のコンサート“山口百恵 1980.10.5 日本武道館”
録画して観ました。

引退は1980年だったんですね。
ステージの電飾が、当時ではきっと最先端だったんだろうな~。
ダンサーズもめっちゃ昭和。
だけど、真ん中の百恵ちゃんだけは色褪せないなーと見惚れ、聴きほれました。
画像にあげた赤い衣裳、テレビではあまり見なかったような華やかなパンツドレスで、とてもお似合いでした。

改めて聞いてみると、すごく上手い。
そして、とても稀有な声質だったんだなと。

で、とても残念で、惜しかったなと思ったのは、ほとんど持ち歌しか歌ってないんですね。
引退コンサートだから、集大成という意味ではそれが当たり前なんだろうけど。
それまでのコンサートでは、持ち歌以外の歌も歌っていたのかもしれないけど。
「歌謡曲」以外のジャンルの歌が聴きたかったなと、切実に思ってしまいました。
ロックもジャズも、あの声で歌ったらどんなにかステキだっただろう・・・と。

とはいえ、もう40年も前のもので、今そんなことを思っても仕方ないんですよね。

そしてこの方はホントに、誰よりも、自分の幸せを自分で求めて掴んだ人、という印象で、それを今も裏切らないご活躍をされていて、やっぱり究極の理想の人だなと思ったのでした。



癒しのドラマ発見
シルバーウイークは、毎日お仕事でした(^_^;)

7月に私の還暦で旅行に行っているので、今回はどこかに行こうかという話も出ず、家族みんな、各自ダラダラして過ごした連休でした。

なんとなく、夏バテ気味なのか・・・みんなして体調がイマイチです。

前回、ゲームについて熱く語らせていただきましたが(^_^;)、休み中は私も疲れが出てしまい、家に常に誰かいることもあって、遊ぶ時間も取れず。

そんな毎日の中で、ちょっとの時間で楽しめるものを見つけました。
それは、NHKオンデマンドで見られる「野田ともうします」というドラマ。
2010年に放送された「ワンセグドラマ」だそうで・・・
今となっては「ワンセグって、なんだっけ?」って感じなんですが、それを、今はオンデマンドで普通にテレビで見られるようになっています。

このドラマ、1話5分、という短さ。
なのに、5分とは思えない濃縮度。
そして、回を重ねるごとに引き込まれていく世界観(というと大げさだけど)

主人公は、今をときめく江口のりこ
脇に安藤サクラ

もう、この二人だけでも、「間違いない!」って感じですが、そのほかの役者さんたちもみんな、いい味出してるんですよね~。

ちょっとした合間に、2~3話ずつ観ていて、今シーズン1の18話ぐらいまで見たところ。
20話ごとに、シーズン3まで製作されたようなんですが、オンデマンドではまだシーズン2までしか配信されていないようで・・・私がシーズン2を見終わるまでには3を配信してもらいたい~、と勝手なことを望んでおります。

https://www6.nhk.or.jp/drama/pastprog/detail.html?i=noda2010


来年の大河ドラマ「青天を衝け」、第一弾の出演者発表となりました。

渋沢栄一って名前ぐらいしか知らないし、近代の実業家?、なんかイマイチ興味が湧かないなーとか思ってたのですが、今回の出演者発表で少し構成が見えて来たこともあり、一気に期待が高まりました。

どうやら、徳川慶喜との縁が深かった人のようで、物語としては「運命の出会い。栄一と慶喜の物語がパラレルに展開」とのこと。

徳川慶喜という人は、作品によって描かれ方が全然違うのが面白い人です。
今回はその役を、なんと、草彅剛!
めっちゃ嬉しい!
「新しい地図」の3人をいつまでも「元SMAP」と見るのはどうかと思いつつも、やっぱり外には見せない苦労や努力があっただろうなと思ってしまうし、そんな中でも自発的に精力的に活動はしてきているけど、今回はNHKに起用されての出演なので、大河ドラマの準主役(だと思うのよね)に草彅くんが選ばれたというのは、なにか息子の成功を喜ぶような何とも言えない、胸が熱くなるような喜びを感じます。

その他のキャストで特に注目なのが、田辺誠一さん。
最近、ちょっとワルい色男、ちょっとアホな色男、みたいななんかちょっと歪んでる系の役が多かったような気がして、それはそれで面白いんだけど、もっと正統派な役が見てみたいと思っていたのです。

今回の発表からは、とりあえずイケメン揃えました、というのではない、演技派ぞろいな手ごたえを感じて、音楽も「龍馬伝」の佐藤直紀さんだというし、「うーん、来年の大河、どうなん?」とちょっと懐疑的だった気持ちが180度ひっくり返って、すごく楽しみになりました(たんじゅん~(^_^;))

やっぱり大河ドラマは別格だなぁ。
今年の「麒麟がくる」もめっちゃ面白いし。
早く本放送が復活しないかなー。
今日の「スカーレット」

ハチさんから「俺にとって貴美子は女だ」という言葉。

ついに出たか~、と思いながら見ました。

この問題はもっと早く出てくるかなと、結婚というタイミングで出てくるかな、だからこの二人の結婚は難しいんじゃないのかな、と思いながら見ていたのでしたが、めでたく結婚して、子どももできて、二人の工房も持って二人三脚でやっていく様子を見ながら、このドラマはその辺を書くわけではなかったのかな、と思ってたのですが。

陶芸という共通の夢に向かって、ともに歩いて行く同志。
だから、自分の情熱をこの人だけはわかってくれるはず。

貴美子はそう思っていたはずです。

でも、八郎にとってはそうではなかった。
貴美子がやりたいことを、男として、広い心で見守る。
危なっかしいと思ったら、止める。できそうなら励ます。

でも、結局、同じ場所に来て手を携えてくれるわけではないのです。
なんでなんだろう・・・って貴美子は思っていたでしょう。
その理由が、「貴美子は俺にとって女だから、女でしかないから」

貴美子にしてみたら、「なんなん、それ」でしかないよね。
でも、理由にもなってないってことが、男性の八郎にはわからないんだろうなあ。

私も同じことを言われました。

私と夫も、陶芸とは全然方向が違うけど、クリエイティブな仕事をしていて出会い、夢を語り合って結婚しました。
私は、それこそ将来は二人で独立して・・・ぐらいのことまで夢想していて、結婚後も自分の仕事を手放さないために動いていたけど、夫は私に、同じ業界には入って来ないでほしいと言いました。
「え?なにそれ?私たちって、同じ夢を目指して結婚した同志なんじゃないの」と言った私に、「そんな気持ちで結婚したんなら、それは打算だ。自分は純粋にあなたが好きだったから結婚した」と。

好きってなんだって話です。
男として、女を求めたって言ってるわけです。
そんなの、心の繋がりではないじゃないですか。
別に、私じゃなくても良かったってことだよねってことじゃないですか。

そんなことを、それ以上の正義があるか、という勢いで言われたときのショック、夫を未知の生物のように感じたあの瞬間のことは、生涯忘れないと思います。

当然、その時は一度別れました(諸事情あって、数年後に元に戻りましたが)。

貴美子さんも、離婚でしょう。
一緒にいる意味がないもんね。

男って、なんなんでしょうね。

女性側からは「女としてより、まず、一人の人間として見て」っていう意識がどんどん強まってるような気がするのに、男性側の「女は女として見るのが正解」的な意識がちっとも変わらないのは、何故なんでしょうね。生物としての本能的な部分で、どうしようもないんでしょうか。

今週以降のスカーレット、男性からはどう見えるのかな。


Beauty & Fear

2019年10月30日 TV コメント (2)
NHKBSプレミアムドラマ「怪談牡丹灯篭」。
放映のタイトルは「令和元年版 怪談牡丹灯篭」ですが、公式ページには「Beauty & Fear」のサブタイトル(?)がついてます。
それがもう、なによりもこのドラマの魅力を表現している言葉。
本当に、美しくて怖くて、「日本の美」が見事に表現されていたと思います。

「牡丹灯篭」としてお馴染みなのは、恋煩いで死んだお露が夜な夜な「カランコロン」と下駄の音を鳴らしながら化けて出てくる・・というくだりですが、もともとの話は人の欲の因果応報+仇討というドロドロな物語。
それを「令和元年の新たな視点と演出で、初めて完全映像化」したもの。
録画しての後追いでしたが、見終わった後消してしまうのを躊躇うような素晴らしいドラマでした。
◆キャスト
お国/ 尾野真千子…飯島家の奥方付き女中。
宮辺源次郎/柄本佑…旗本・宮辺家の次男。
黒川孝助/若葉竜也…飯島家に奉公する若い武士。
萩原新三郎/中村七之助…お露が恋する若い浪人。
お露/上白石萌音…平左衛門の一人娘。
お米/戸田菜穂…お露の侍女。
山本志丈/谷原章介…医師。新三郎の友人。
伴蔵/段田安則…新三郎の下男。
お峰/犬山イヌコ…伴蔵の妻。
飯島平左衛門/髙嶋政宏…旗本。剣の達人。


この、キャストの皆さんがみなさんそれぞれハマリ役で完璧!

その中でも特に目を惹かれるのが、お露の侍女の戸田菜穂さんの「臈長けた」という言葉を見事に体現した佇まい。
お露の上白石萌音ちゃんの、幼さと色気と怪しさと怖さが全部入り混じった複雑な役を完璧に演じている芝居力と度量に唖然。
最後に仇討をやり遂げる黒川孝助役の若葉竜也くんの鮮烈な印象。
この方、「チビ玉三兄弟」の一人で、芸歴は長いのに、私はあまり目に留まったことはなかったのですが、今回のこの役は、他には考えられないほどハマっていました。

あと、メインキャストではないものの、キラッと光って見えたのが、孝介を婿に取るお徳の石橋菜津美さん。きりっとした武家の娘がとても良かった。今年初めのNHKドラマ「ゾンビが来たから人生見つめ直した件」で主役だった女優さんなんですね。「ゾンみつ」で話題だったけど見てなかったので、これを機に見てみようかな。

主役の尾野真千子さん、仇討で死んでしまうのですが、最後の最後までお美しい~!この役をするにあたり「自分は美しい」と言い聞かせながら演じたそうなのですが、役になりきるとはこういうことかと思うお国の最期でした。

さすがのNHKで、時代劇のセットは完璧だし、音楽も美しいし、映像の全体的なトーン、コントラストというのかな、それが少し抑え気味に感じられるのは、今は編集とかでそういうのができるのかな、なんかもう、4回の放送でしたが毎回魅入られました。

エンドクレジットの映像が、夜、幽霊になったお露が「牡丹灯篭」を持ったお米に導かれて新三郎の家に入っていくシーンなのですが、ぞっとするような幻想的な映像で、大好きでした。

これ、映画にして海外に持ってったら受けるんじゃないかなぁ。
外国にもゴシックホラーというのがあるけど、その日本版という感じで、こういうの好きな人、いると思うんだよねー。

いずれ4kでも放送があるらしい・・・のだけど、NHKのHPにはまだ全然告知が出てないので、見逃さないようにしなければ。
「ぱくりぱくられし」と「すいか」
木皿泉の新刊「ぱくりぱくられし」を読んで、伝説のドラマといわれる「すいか」がどうしても見たくなって、ググってみたら、今の時代はまあ、なんと便利な事でしょう、アマプラでもhuluでも見られるではありませんか。

新しいテレビだと、リモコンにあらかじめhuluやNetflixなどのボタンもついていて、ワンタッチでアクセスできるので、さっそく登録してとりあえず第1話を見ました。

今から16年前のドラマ、ですが、とてもそんな前のものとは思えない。
女優さんたちはみなさん、今よりすこーしお若いし、携帯電話は二つ折りのアンテナが出ているタイプだけど、そんなのは全く気にならない新鮮さがありました。
木皿泉さんの作品って、言葉遣いが自然で普通、なんですよね。だからなのかな。
で、少し明るめの、少し軽めのテンションでありながら、登場人物一人一人がちゃんと立体的でその人がちゃんと見える感じがして・・・
なんか、なんでもないやりとりなのに、見ていて泣きそうになる瞬間がありました。

まだ1話しか見てなくて、どんな話かもよくわかってない段階からこれって、どうなんだ・・・と、すでに「伝説の」と言われる力に圧倒されている・・・?

なんかよくわからないけど、一気に見るより、1話ずつ丁寧に見ていきたいドラマです。

ちなみに「ぱくりぱくられし」は、木皿泉を構成しているご夫婦の対談形式のエッセイ(?)や、奥様の方の妻鹿年季子さんのエッセイ、幻のデビュー作と言われるラジオドラマ「け・へら・へら」のシナリオも収録されていて、木皿泉ファンには美味しい1冊となっています。
岡田くん、ずいぶんと泥臭い財前を作ってきたなー、という感想。
わざと大きめの靴をはいてたりしない?がに股どた足でがつがつ歩く姿に、東教授の言うところの「君には品位がない」という財前像が表れているような。
ちょっとふくよかなのも、役作りなのかな。
とにかく、唐沢さんの時にはシュッとしたイケメンで憎めない財前だったけど、今回の岡田財前にはスマートさの欠片もなく、共感も同情もあんまり湧かない。
ただ、今日の2回目で、東教授に「そんなに私が憎いですか」と詰め寄るシーンでは、共感や同情ではないけど、なりふり構わずに必死に、一生懸命に走ってきたんだなというのはよくわかった。
2回目までの感じでは、最後、自分の運命を受け入れられるのかなこの人っていう感じなんだけど、こういう財前だからこそ、最後の哀れが引き立つのかも。

泥臭い岡田財前に対して、なんと素敵な松ケン里美。
決してあか抜けてはいないんだけど、実直で誠実でっていうキャラをホントに的確に作ってくるよね。
それにしても、カッコよくてホントに見惚れる・・・・・

寺尾聰の東教授は、ちょっと苦手かな・・・。この役については、唐沢版の時の石坂浩二の方が全然よかった。「可愛さ余って憎さ100倍」な葛藤が感じられてその心境も理解できたけど、今回の東教授は「なんだかんだ言って、あなたがここまで育てて来たんでしょ?」と言いたくなるような憎みっぷりで、ちょっとやりすぎな感じがしてしまっている。

女優陣は、みんなカッコイイ。
脳外科教授の市川実日子はもちろんだけど、それぞれの教授婦人たち。なんであんな「いかにも」な人を演じられるのかなぁ、役者さんってホントにすごい。
沢尻エリカも、いろいろあった人だけど、力のある女優さんなんだな、と感心する。

ドラマ全体として、唐沢版の方が雰囲気はよかった気がするけど、今回も、あらずじわかっててもやっぱり見てしまうわ。
時代が現代になってるから、医療ミスとか財前の病気とかについて、どう現代に寄せてくるのかというところも気になります。
夫が出張で不在だったので、リアタイで見ることができました。

公式サイトでは40位までがランキングされてます。

ベスト1は・・・・・

私の予想では「カーネーション」でしたが・・・・4位!

えぇ~!(*_*;

じゃあ、「あまちゃん」?・・・・・2位!

えぇえ~~!!

めっちゃ予想を裏切る・・・・・「あさが来た」が1位!・・・でした!

そうなんだ~。私も最後まで迷った1作。なんか嬉しい。
ラストシーンが好き。
あさが草原の丘の上にダンナはんを見つけて近づくうちに、若い頃に戻って、日傘を放り投げて駆け寄ってダンナはんに抱きつく・・・っていう。
泣いたな~。

ちなみに、私が投票したのは、
カーネーション・・・4位
・・・・・
それ以外の「オードリー」も「べっぴんさん」も圏外。
そうなのか~。

そしてもう一つ驚いたのが、
「おはなはん」が28位!

やっぱり、6歳の記憶に残るくらいだから、面白かったんでしょうね。
そういう印象って、案外バカにできないものだな~と思いました。


なんと、たわいのない・・・・・!!

でも、なんと幸せな・・・・・!!

という「ひよっこ2」。

もうほんと、「この作品は何が言いたいのか」とか、考える必要なし!っていう、無になって、ひょっとしたら自分もひよっこの世界の人になっちゃってるぐらいの勢いで、ずーっと顔が緩んだままでなーんにも考えずに過ぎる30分。

こんなに幸せを感じさせてくれるテレビドラマって、ちょっと思いつかない。
すごいわ。
録画してあるけど、永久保存版かもしれない。

で、年1でいいから、「ひよっこ3」も「ひよっこ4」も作って欲しい~
原因は「まんぷく」
このところ、しばしば夢に母親が出てくる。

シチュエーションは大体同じで、私と小学生ぐらいの年頃の子どもたちと母。
私と子供たちがなにかバタバタしていて、そこに母がいる。

例えば、憶えている数日前の夢は、住んでいる町に何かが起こって、私は非常用袋を担いで子どもたちの手を引いて、家から避難しなくちゃと焦っている。そこに、奥の台所から母が何やら声をかけてくる・・・・

例えば昨晩は、私が子たちを連れて実家から自宅に帰ろうとしている。自宅はなぜか金沢で、特急券を握って駅に向かっているが、すぐそこのはずの駅になかなかたどり着けない。それで、子供たちに「ここで待て」と言って一人で駅を探しに行って、迷ってしまいぐるぐるさまよった挙句に、実家の菩提寺の庭にいる子供たちと母をみつけてホッとする・・・

まあとにかく、そんな風な、私+小さな子どもたち+ドタバタな状況+母、というパターンで、今朝はさすがにうんざりした気分で朝を迎えた。

実は、認知症7年目ぐらいになる母、ついに前回の介護認定で要介護5となり、年明けにグループホームから特養に移っている。
それで、一度様子を見に行かなくちゃと気になっていたのは確かなので、そのせいかな、それにしても同じような夢を何度も見るのは腑に落ちないな・・・と思っていて・・・ふと、原因と思われるものに思い当った。

「まんぷく」の鈴さん。

放送第一日目から、「うわー、母親そっくり!」とぞっとしていたのだけど、お歳を召し始めてからよく着ている着物の柄(画像にアップしたやつです)が、母親が持っていたのとよく似ていて、最近またちょっと、見る度にイヤーな気持ちになっていたのだ。

多分間違いないと思うので、今日からはもう変な夢は見ないで済むかな。
まあ、「まんぷく」自体があと10回あまりなので、今頃、な話だけど(^-^;

NHK「朝ドラ100」

2019年3月3日 TV
“あなたのイチオシ朝ドラに投票してください”
という募集をだいぶ前に見て、その時はすぐに決められずに投票できなかったやつ。
あぶない、あぶない、もう少しで投票し損ねるとこだった。
これはぜひとも、「私のベスト3」も投票せねば!

と思ったものの。
3つに絞るの、難しいわ~。

まず、ぱっと頭に浮かぶのは、「おはなはん」。
お転婆なおはななんが木に登って、ミライの旦那様をこっそり見る、というシーンは今でも覚えてるけど・・・
でも、これはわりと、子供時代の「朝ドラに対する初期記憶」みたいなもので、全体的なストーリーを覚えているわけではないので、迷ったけどベスト3には選ばず。

60年代作品は自分の小学校時代で、朝ごはんの時間にいつもテレビがついてたから覚えてるんだけど、70年代作品になるともうタイトルしか覚えていない状態で、80年代作品ともなるとタイトルも知らなかったようなものが増えるんだけど、その中でも「おしん」「澪つくし」「青春家族」は母が夢中になっていたな、という記憶。
90年代作品は、見事に一つも知らず。まあ、子育てやら自分探し(^_^;)やらで大忙しの時代だったから、朝ドラどころではなかったよね。

2000年代に入って、最初の10年はやっぱりほとんど見てないんだけど、一つだけ、今でも「あれは良かった」と記憶に残っているのが、2000年後期「オードリー」。
登場人物の設定がいちいち変わっていて、それがいろんな意味ですごく面白かったのと、堺雅人と佐々木蔵之介という素晴らしい役者さんに出会えたことも大きい。
うーん、これは捨てがたい。まず1票。

2010年の「ゲゲゲの女房」以降はそれまでとは打って変わって、どれも結構しっかり見てきてるので、ここから今までの中で、あと2作、となると・・・

「カーネーション」は外せないかな、やっぱり。
これは本当に見ごたえがあった。尾野真千子の存在感が圧倒的だったし、夏木マリに代わってからの晩年もすごく印象的で、一緒に生きて死んだような感覚になったのを覚えてる。2票目はこれだな。

さてあと一つ。
「ゲゲゲの女房」と「あまちゃん」~「花子とアン」、「あさが来た」、「べっぴんさん」「ひよっこ」、「半分青い。」が特に好きだった作品。
この中から一つ。更に好きだったのは。

「あさが来た」と「べっぴんさん」と迷って、「べっぴんさん」に決めた!
あの主人公3人が可愛くて、なんていうか、ふわ~っとした雰囲気、いろいろ苦労はしてるんだけどもどこか「お嬢様」気質が抜けないあの感じが、私はとても好きだったし、彼女らを取り巻く人々もみんなよかった。大好きな永山絢斗の、ちょっと気弱なもの静かなダンナもすごく良かったんだよ~。

ということで投票完了しました。
特番は今月末、楽しみです♪

※NHK「朝ドラ100」→https://www.nhk.or.jp/asadora/

他になんにもやってないから、とチャンネルを合わせた番組だったんだけど、22:30~2:30まで、見入ってしまった。

声優さんばかりでなく、アニメ・シンガーとして活躍している「歌手」に分類される方もいたらしいのだが、とにかく全員が素晴らしく上手い。
そもそも、声質の良い人ばかりなので、そこに音程の正確さが加わると、もう最強。しかも、「声優」というのは声で「演じる」ことが本来の人たちなので、表現力も申し分ない。

もう、最強!

しかも、楽曲も、どれもこれも、聴き手の気持ちを掴むメロディラインをしっかり持ってる。
20年ぐらい前、コーエーネオロマンスシリーズの乙女ゲームやら、アニメのヴァイス・クロイツやら各種ドラマCDやらにハマってたころから、アニソン、キャラソンは職人技だなと思っていたけど、今もそれは健在で、どの曲も聴いてて気持ちイイのだ。

そして感心するのは、女性はみんな可愛く、男性はみんなカッコイイ。
語弊のある言い方かもしれないけど、各々必ずしも素材からずば抜けているわけではないのだ。
そういう人たちが、二次元のイメージここまで近づくのには、おそらく今は優秀なスタッフ、プロデューサーをはじめとしてスタイリストやヘアメイクなどがそろって彼ら彼女らを作り上げているのだろうと思うけれど、何より本人たちの意識改革というような努力がなければ外からいくら作っても無理だと思う。
まず、自分に自信を持つ、という強い精神力がいることだと思うので、そこを克服して、みんなちゃんと可愛くカッコイイことにすごく感動した。
このジャンルの先駆者である森口博子、御年50歳にして、とてもそんなお歳とは思えない若々しさ、美しさ、そして歌の確かさ。
後輩たちに対して堂々たるお手本になっている、そのプロ意識にも感動した。

20年以上前、「アンジェリーク」や「遙かなる時空の中で」などの「ネオロマンス・フェスタ」というライブイベントに何度か行った。
その頃はまだ、声優さんはただ声優その人としてしか登場せず、歌も素人レベルの人も多かったけど、ファンは熱狂した。
ただのおっさんだったりフツーのお兄ちゃんだったりなのも、歌が上手くないのもわかった上で(上手い人もいたけど)、それらすべてを受け入れて、私もサイリウムを振って熱狂したものだった。
アニメでは超美形なキャラの声はこんなおっさん、ではなくて、この人があのキャラを生かしてくれている、という感動。
そのキャラを生で感じさせてくれる感動。
声優ってすごい、と思ったものだった。

その延長線上に今のこの声優の興隆があると思うと、ホントに胸が熱くなる。

ラブライブのAqoursの完成度の高さと言ったら!
決してイケメンではない宮野真守のカッコよさと言ったら!
アイドルマスターsideMの歌とダンスと魅せ方の確かさは〇ャ〇ー〇に見習ってほしいくらい!
みんなみんなよかったんだけど、特に心に残ったのは早見沙織「新しい朝」。
これは、曲は竹内まりやで別格に良い曲でもあるんだけど、早見沙織の歌が素晴らしくて心に響いた。
YouTubeでPVが見れるらしいので、明日さっそく探してみようと思う。

ホントに素晴らしい番組だった。
またやって欲しいよ、NHK。



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