ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団
2007年8月1日 映画
今回も息子と一緒に観て来ました。
辛い展開になってきましたな・・・・・
私は原作を読んでいないので、映画だけで物語を追っていくのがちょっとしんどくなってきたと感じました。
淡々と、それほどの起伏もなく物語が進んで、後半に入ったところで呆然・・・!!!しつこいようですが、私は原作を読んでいないので・・・・・
あんまりじゃないですか(涙)
なんで?
なんでハリーはこんなにも辛い目にあわなきゃならないの??
夢いっぱいな世界設定に比べて、ハリーの生い立ち、背負っているものはあまりにも深刻で、原作者は突き詰めたところ何が言いたいのか・・・
やはりいつかは原作を読まねばならないでしょうね。
ハリーとうちの息子は同い年です。なんか、成長過程が似てるというか・・・おこがましい言い方かもしれませんが・・・
ラドクリフ君、首が太くなって大人の体つきになってきたなー、とか、ハリーの感情的なピリピリ感とか、なんかもう、いろんなことがぐっときてしまいました。
そして、ハリーには両親がいないんだということが、なんかもうホントに辛くて、私が飛んでって抱きしめてあげたいようなそんな気持ちになってしまうのです。
なので、ロンとハーマイオニーの存在が、彼らは同い年だから親のような優しさではないけれど、ものすごく救いです。
ヤドリギの下のキスシーンがきれいだった・・・若いっていいなあ。
あと2作あるらしい。
ラドクリフ君ももう18だし、映画大丈夫なのか?という不安もありつつ・・・
物語としてどんなラストになるのかということが今まで以上に気になってきました。
どのような形であっても納得できるラストであって欲しいと心から思います。
辛い展開になってきましたな・・・・・
私は原作を読んでいないので、映画だけで物語を追っていくのがちょっとしんどくなってきたと感じました。
淡々と、それほどの起伏もなく物語が進んで、後半に入ったところで呆然・・・!!!しつこいようですが、私は原作を読んでいないので・・・・・
あんまりじゃないですか(涙)
なんで?
なんでハリーはこんなにも辛い目にあわなきゃならないの??
夢いっぱいな世界設定に比べて、ハリーの生い立ち、背負っているものはあまりにも深刻で、原作者は突き詰めたところ何が言いたいのか・・・
やはりいつかは原作を読まねばならないでしょうね。
ハリーとうちの息子は同い年です。なんか、成長過程が似てるというか・・・おこがましい言い方かもしれませんが・・・
ラドクリフ君、首が太くなって大人の体つきになってきたなー、とか、ハリーの感情的なピリピリ感とか、なんかもう、いろんなことがぐっときてしまいました。
そして、ハリーには両親がいないんだということが、なんかもうホントに辛くて、私が飛んでって抱きしめてあげたいようなそんな気持ちになってしまうのです。
なので、ロンとハーマイオニーの存在が、彼らは同い年だから親のような優しさではないけれど、ものすごく救いです。
ヤドリギの下のキスシーンがきれいだった・・・若いっていいなあ。
あと2作あるらしい。
ラドクリフ君ももう18だし、映画大丈夫なのか?という不安もありつつ・・・
物語としてどんなラストになるのかということが今まで以上に気になってきました。
どのような形であっても納得できるラストであって欲しいと心から思います。
結果から言えば、☆2つと言いたいところを☆1つ。
この−☆1つは、ラスト。
なんやねん、あれは(-"-)
もっと言えば、あの人は(-"-)(-"-)
あのラストに納得してる人がいたら、説明して欲しいです。
あの人が全部ぶち壊してるだろう!
あの映画に関わった他の全ての人たちの努力を、あの数分で全て潰してるだろう!
いくら原○○でも、やっていいことと悪いことがあると私は思う。
・・・・・ということで、思い出すと怒りが湧いてしまうのですが。
そのラストはこの際どっかに置いといてそこまでの映画の話をしますと、パーツはいいのに組み方がイマイチ、というような感じのものでした。
キャストもいいし−鈴木砂羽が出ていたのが特に嬉しかった。
絵もとても良い−当時の市井の雰囲気がとっても良く出ていて。
脚本も悪くないと思うし−不覚にもぐっとくる場面もあり。
音楽も、要所要所で流れてくる音楽がすごく良かった−サントラが欲しいと思うほど。
エンディングに使われてる米米クラブの「御利益」っていう曲も、久々に米米の真髄的なお祭り曲でとてもよかったし、その曲に乗って流れるエンドロールもとてもよかった。
−あのエンドロールだけはもう一度観たい。
・・・・・でもなんか・・・☆2つなんです。
なんだろうなあ・・・・・まとめ方が・・・・という言い方しか思いつかない。
うーん・・・・・
原作がかなり良いらしいので、読んでみようと思います。
でも、お金払うのは腹立たしいので、持ってるっていう人がたまたまいるのでその人から借りる。
秋には中村橋之助サンで舞台になるらしい。
確かに、舞台向けかも。
珍しく息子が観たがっているので、行ってみようかと思います。
この−☆1つは、ラスト。
なんやねん、あれは(-"-)
もっと言えば、あの人は(-"-)(-"-)
あのラストに納得してる人がいたら、説明して欲しいです。
あの人が全部ぶち壊してるだろう!
あの映画に関わった他の全ての人たちの努力を、あの数分で全て潰してるだろう!
いくら原○○でも、やっていいことと悪いことがあると私は思う。
・・・・・ということで、思い出すと怒りが湧いてしまうのですが。
そのラストはこの際どっかに置いといてそこまでの映画の話をしますと、パーツはいいのに組み方がイマイチ、というような感じのものでした。
キャストもいいし−鈴木砂羽が出ていたのが特に嬉しかった。
絵もとても良い−当時の市井の雰囲気がとっても良く出ていて。
脚本も悪くないと思うし−不覚にもぐっとくる場面もあり。
音楽も、要所要所で流れてくる音楽がすごく良かった−サントラが欲しいと思うほど。
エンディングに使われてる米米クラブの「御利益」っていう曲も、久々に米米の真髄的なお祭り曲でとてもよかったし、その曲に乗って流れるエンドロールもとてもよかった。
−あのエンドロールだけはもう一度観たい。
・・・・・でもなんか・・・☆2つなんです。
なんだろうなあ・・・・・まとめ方が・・・・という言い方しか思いつかない。
うーん・・・・・
原作がかなり良いらしいので、読んでみようと思います。
でも、お金払うのは腹立たしいので、持ってるっていう人がたまたまいるのでその人から借りる。
秋には中村橋之助サンで舞台になるらしい。
確かに、舞台向けかも。
珍しく息子が観たがっているので、行ってみようかと思います。
「私、藻奈美の身体、とっちゃった・・・」で涙腺決壊。
岬公園のシーンで大洪水。
いつもは、映像より文字の方が力があると思っている私ですが、今回ばかりは映像の力にコテンパンにされたという感じです。
娘の中身は妻、という設定の下に、映像としては日常生活が淡々と描かれていくだけなんだけど、その何気ない日常のなかのちょっとしたことが全て切なくて・・・。
思えば、小説を読んでいたときは、想像力がついていけてない部分があったのですな。
やっぱり私は「ファンタジー」には弱いんだろうか。
この映画は私のその乏しい想像力を目一杯補ってくれて、おかげでほぼ全編泣き通しとなってしまいました。
広末ももちろんよかったんだけど、やっぱりこれは小林薫と岸本加代子のラブストーリーなんだと、岬公園のシーンで思いました。
平介の気持ちが荒れていく過程で、小林薫の顔がどんどん醜くなっていって、役者ってすごいなあと改めて感服。
ラストの落とし方は、小説を読んでない人にはちょっと唐突だったでしょうね。しかも映画では設定が変わっていて、藻奈美の相手が「加害者の息子」そのものになっちゃってたから「なんで???」な人も多かったのではないでしょうか。
ただ、「秘密」の種明かしは、私はあれでもいいんじゃないかと思いました。いろんな意味でわかりやすくて・・・直子の心情も・・・(また涙が・・・)ここがはっきりわからないと、最後の平介の言葉「おめでとう」の重さも伝わらないし・・・
・・・・・だめだ・・・また泣けてきた・・・・・・・
岬公園のシーンで大洪水。
いつもは、映像より文字の方が力があると思っている私ですが、今回ばかりは映像の力にコテンパンにされたという感じです。
娘の中身は妻、という設定の下に、映像としては日常生活が淡々と描かれていくだけなんだけど、その何気ない日常のなかのちょっとしたことが全て切なくて・・・。
思えば、小説を読んでいたときは、想像力がついていけてない部分があったのですな。
やっぱり私は「ファンタジー」には弱いんだろうか。
この映画は私のその乏しい想像力を目一杯補ってくれて、おかげでほぼ全編泣き通しとなってしまいました。
広末ももちろんよかったんだけど、やっぱりこれは小林薫と岸本加代子のラブストーリーなんだと、岬公園のシーンで思いました。
平介の気持ちが荒れていく過程で、小林薫の顔がどんどん醜くなっていって、役者ってすごいなあと改めて感服。
ラストの落とし方は、小説を読んでない人にはちょっと唐突だったでしょうね。しかも映画では設定が変わっていて、藻奈美の相手が「加害者の息子」そのものになっちゃってたから「なんで???」な人も多かったのではないでしょうか。
ただ、「秘密」の種明かしは、私はあれでもいいんじゃないかと思いました。いろんな意味でわかりやすくて・・・直子の心情も・・・(また涙が・・・)ここがはっきりわからないと、最後の平介の言葉「おめでとう」の重さも伝わらないし・・・
・・・・・だめだ・・・また泣けてきた・・・・・・・
ブラヴォ〜!!!
素晴らしかったです。
オープニング、「DreamWorks」(製作会社)のロゴの時点からもう、映画の世界に引き込まれていきます。
ぐんぐん引き込まれていって、目も耳も釘付けです。
そして終わった瞬間、鳥肌が立ちました。
すごい映画です。
これは観るべき映画です。
オスカー助演女優賞、菊地凛子さんには悪いけど、こっちでしょう。
アメリカはこういうのにはホント、強いよね。
脱帽。
素晴らしかったです。
オープニング、「DreamWorks」(製作会社)のロゴの時点からもう、映画の世界に引き込まれていきます。
ぐんぐん引き込まれていって、目も耳も釘付けです。
そして終わった瞬間、鳥肌が立ちました。
すごい映画です。
これは観るべき映画です。
オスカー助演女優賞、菊地凛子さんには悪いけど、こっちでしょう。
アメリカはこういうのにはホント、強いよね。
脱帽。
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“青春”と言ってしまうにはあまりにも・・・
2007年1月24日 映画
映画「マリーアントワネット」を観てきました。
目にはとっても派手な映画ですが、内容は重い映画です。
マリーがフランスに嫁に行くところから、革命でヴェルサイユを去るところまでが、丁寧に、淡々と、描かれています。
ソフィア・コッポラ監督はこの映画を「どこまでもマリー目線で撮ること」にこだわったとのことなのですが、その結果、退屈で虚しいマリーの生活が見事に浮き彫りにされています。
パンフレットには、映画ライターによる「これは青春映画」との評も載っているのですが・・・。オシャレや遊びにうつつを抜かしたり、イケメンにときめいて恋をしたり、というのは確かに若い頃にありがちな「青春」と言えるのかもしれないけれど、それはそういう年齢を越えた先に落ち着いた熟年期や幸せな晩年があってこそ「青春」と振り返れるものなんじゃないのかなあ・・というようなことを思いました。
だって今日観たマリーアントワネットの場合は、生まれたときから政治の道具としての宿命を背負っていて、人間性を全く無視されたその宿命の人生の中でなんとか自分を生きながらえさせる為の遊びであり浪費である・・ようにしか見えなかったのですから。
だからもし彼女が生きながらえて若き日を振り返ることがあったとしても、「青春だったわ〜」なんてノンキに思い出すのではなく「あの頃の私は必死だった・・・」って、若い頃の自分を痛々しく思い出すんじゃないかと思うのです。
映画は、王妃としてより妻として、王である夫と行動を共にするマリーがヴェルサイユを去るところで終わるのですが、そのラストシーン、馬車からヴェルサイユ宮の庭を眺めるマリー役のキルスティン・ダンストの表情が素晴らしかったです。
この女優さんは不思議な人ですね。
とても華やかな美人に見えたり、とてもキュートでチャーミングな表情を見せてくれたりするかと思えば、とっても地味に、もっと言えばおばさん臭く見えたりすることもある。
でも今日この映画を観て「あー、私はこの女優さんがすごく好きなんだー」と思いました。
少し前に「エリザベスタウン」を観たときにオーランド・ブルームの相手役だったこの人を、好きなんだか嫌いなんだかよくわからないなーと思いながら観た結果強烈な印象が残ったのでしたが、多分その時にもうやられちゃってたんでしょうね。
最近波に乗ってる女優さんらしいので、他の作品も観てみたいです。
さて、ノンビリな生活も今日でおしまい。
明日から仕事です。
目にはとっても派手な映画ですが、内容は重い映画です。
マリーがフランスに嫁に行くところから、革命でヴェルサイユを去るところまでが、丁寧に、淡々と、描かれています。
ソフィア・コッポラ監督はこの映画を「どこまでもマリー目線で撮ること」にこだわったとのことなのですが、その結果、退屈で虚しいマリーの生活が見事に浮き彫りにされています。
パンフレットには、映画ライターによる「これは青春映画」との評も載っているのですが・・・。オシャレや遊びにうつつを抜かしたり、イケメンにときめいて恋をしたり、というのは確かに若い頃にありがちな「青春」と言えるのかもしれないけれど、それはそういう年齢を越えた先に落ち着いた熟年期や幸せな晩年があってこそ「青春」と振り返れるものなんじゃないのかなあ・・というようなことを思いました。
だって今日観たマリーアントワネットの場合は、生まれたときから政治の道具としての宿命を背負っていて、人間性を全く無視されたその宿命の人生の中でなんとか自分を生きながらえさせる為の遊びであり浪費である・・ようにしか見えなかったのですから。
だからもし彼女が生きながらえて若き日を振り返ることがあったとしても、「青春だったわ〜」なんてノンキに思い出すのではなく「あの頃の私は必死だった・・・」って、若い頃の自分を痛々しく思い出すんじゃないかと思うのです。
映画は、王妃としてより妻として、王である夫と行動を共にするマリーがヴェルサイユを去るところで終わるのですが、そのラストシーン、馬車からヴェルサイユ宮の庭を眺めるマリー役のキルスティン・ダンストの表情が素晴らしかったです。
この女優さんは不思議な人ですね。
とても華やかな美人に見えたり、とてもキュートでチャーミングな表情を見せてくれたりするかと思えば、とっても地味に、もっと言えばおばさん臭く見えたりすることもある。
でも今日この映画を観て「あー、私はこの女優さんがすごく好きなんだー」と思いました。
少し前に「エリザベスタウン」を観たときにオーランド・ブルームの相手役だったこの人を、好きなんだか嫌いなんだかよくわからないなーと思いながら観た結果強烈な印象が残ったのでしたが、多分その時にもうやられちゃってたんでしょうね。
最近波に乗ってる女優さんらしいので、他の作品も観てみたいです。
さて、ノンビリな生活も今日でおしまい。
明日から仕事です。
「武士の一分」を観てきました!
2006年12月24日 映画
ええ話やった〜
泣けた〜
主役のお二人に限って言えば、あの独特の方言のマスターが前
2作の俳優さんたちに比べてもう一歩な感じだったり、妙に垢抜けすぎてたりっていう部分がちょっと気になったのですが。
気になりつつも引き込まれ、三村が失明してからは随所で涙・涙でした。
それにしても豪華な脇役陣。山田組オールキャストみたいな。
外堀から固める、みたいな、「何があっても天守閣は落とさん!」みたいな、意地みたいなものを感じました。
主役はキムタク、作品は山田洋次監督の藤沢周平シリーズ、一見誰が見ても成功間違いなしの企画のようでいて、その二人が背負ったプレッシャーというのはいかばかりだったか。
シリーズの締めくくり作品の主役を担った木村氏、木村氏を主役に起用した山田監督、どちらもそれぞれの立場で「前2作に比べて・・・」とは外に対しても内に対してもぜっっっっったいに言われるわけにはいかなかったでしょうから。
前2作に比べてストーリーが更にシンプルだったのが功を奏したような印象でしたが、それにもこの作品を成功させるための監督の細かい計算があったように思いました。
それにしても、壇れいという女優さん。
宝塚の新人時代から知っていますが、昔からそんなにお上手な人じゃなくて、まさか外に出てこんな大作に起用されることになるとは。
同性として私は好みじゃない人なんですけど、男性には非常に魅力的な人らしいですね〜。
第二の黒木瞳になるんでしょうか。
今後に興味津々です。
泣けた〜
主役のお二人に限って言えば、あの独特の方言のマスターが前
2作の俳優さんたちに比べてもう一歩な感じだったり、妙に垢抜けすぎてたりっていう部分がちょっと気になったのですが。
気になりつつも引き込まれ、三村が失明してからは随所で涙・涙でした。
それにしても豪華な脇役陣。山田組オールキャストみたいな。
外堀から固める、みたいな、「何があっても天守閣は落とさん!」みたいな、意地みたいなものを感じました。
主役はキムタク、作品は山田洋次監督の藤沢周平シリーズ、一見誰が見ても成功間違いなしの企画のようでいて、その二人が背負ったプレッシャーというのはいかばかりだったか。
シリーズの締めくくり作品の主役を担った木村氏、木村氏を主役に起用した山田監督、どちらもそれぞれの立場で「前2作に比べて・・・」とは外に対しても内に対してもぜっっっっったいに言われるわけにはいかなかったでしょうから。
前2作に比べてストーリーが更にシンプルだったのが功を奏したような印象でしたが、それにもこの作品を成功させるための監督の細かい計算があったように思いました。
それにしても、壇れいという女優さん。
宝塚の新人時代から知っていますが、昔からそんなにお上手な人じゃなくて、まさか外に出てこんな大作に起用されることになるとは。
同性として私は好みじゃない人なんですけど、男性には非常に魅力的な人らしいですね〜。
第二の黒木瞳になるんでしょうか。
今後に興味津々です。
公開は昨年だったっけ?
映画館の予告で観てずーーーーっと気になってたけど、なかなか観るきっかけが掴めなかったという映画。
時間の有り余っている今こそ、とレンタルしてきて観ました。
アメリカ映画にしてはわりかし共感できる映画だったな。
主人公のドリューは仕事で大失敗をやらかし、死ぬことに決めていざ実行、という寸前で、実家から「パパが死んだから帰ってきて」という知らせが来て「帰ってきてから死ねばいいや」って感じでとりあえず父親の死の後始末に出かけるわけです。
で、その間にいろいろあってもう一度前を向いて歩き出す・・・というようなお話。
アメリカの田舎の景色がキレイでね。
ドリューの父親は故郷のケンタッキー州のエリザベスタウンっていう町で亡くなったので、彼はそこまで父親を引き取りに行くんだけど、そこが絵に描いたような「田舎」なの。景色がとか町の様子がとかだけじゃなくて、人の気質とかがね、良くも悪くも。あー、「田舎」っていうのは万国共通なんだなあ〜って、なんか微笑ましいっていうか。
いちおうロマンスもあって、相手役がキルスティン・ダンストっていう女優さんで、「あんまり美人タイプな人じゃないなあ」って思ってたら、今度「マリーアントワネット」を演るのがこの人なんだよね!あんまり「王妃様」ってイメージの人じゃない気がするけど・・・女優さんだから化けるのかな。
まあそんなことはともかく、この映画の中では結構リアルな「恋する女」を上手に演じてたと思います。
好きなんだけど、それで頑張ってアプローチするんだけど、自分からは最後が踏み出せないって言う感じ、なんか、失うよりこのまま友達としてずーっと繋がってるだけでもいいかなぁって弱気になっちゃう感じ、すごく良くわかって。
すごーく感動するっていうわけじゃないけど、見終わってほこっとするっていうか。
感情を振り回されるのも映画を観る醍醐味の一つだけど、こういうささやかに癒されるような映画もいいものです。
なかなか出会えないけどね。
音楽も良かった♪
アメリカの公式サイトに行くと流れてます。
http://www.elizabethtown.com/home.html
映画館の予告で観てずーーーーっと気になってたけど、なかなか観るきっかけが掴めなかったという映画。
時間の有り余っている今こそ、とレンタルしてきて観ました。
アメリカ映画にしてはわりかし共感できる映画だったな。
主人公のドリューは仕事で大失敗をやらかし、死ぬことに決めていざ実行、という寸前で、実家から「パパが死んだから帰ってきて」という知らせが来て「帰ってきてから死ねばいいや」って感じでとりあえず父親の死の後始末に出かけるわけです。
で、その間にいろいろあってもう一度前を向いて歩き出す・・・というようなお話。
アメリカの田舎の景色がキレイでね。
ドリューの父親は故郷のケンタッキー州のエリザベスタウンっていう町で亡くなったので、彼はそこまで父親を引き取りに行くんだけど、そこが絵に描いたような「田舎」なの。景色がとか町の様子がとかだけじゃなくて、人の気質とかがね、良くも悪くも。あー、「田舎」っていうのは万国共通なんだなあ〜って、なんか微笑ましいっていうか。
いちおうロマンスもあって、相手役がキルスティン・ダンストっていう女優さんで、「あんまり美人タイプな人じゃないなあ」って思ってたら、今度「マリーアントワネット」を演るのがこの人なんだよね!あんまり「王妃様」ってイメージの人じゃない気がするけど・・・女優さんだから化けるのかな。
まあそんなことはともかく、この映画の中では結構リアルな「恋する女」を上手に演じてたと思います。
好きなんだけど、それで頑張ってアプローチするんだけど、自分からは最後が踏み出せないって言う感じ、なんか、失うよりこのまま友達としてずーっと繋がってるだけでもいいかなぁって弱気になっちゃう感じ、すごく良くわかって。
すごーく感動するっていうわけじゃないけど、見終わってほこっとするっていうか。
感情を振り回されるのも映画を観る醍醐味の一つだけど、こういうささやかに癒されるような映画もいいものです。
なかなか出会えないけどね。
音楽も良かった♪
アメリカの公式サイトに行くと流れてます。
http://www.elizabethtown.com/home.html
王の男(ネタバレ、BL好きの妄想付き)
2006年12月13日 映画
↑・・・ですので、ご注意ください(汗)
どしゃぶりの水曜日。
映画館はさぞやガラガラだろうと思いきや、結構な入りでした。
客席、おばさん率高し。
はっ、そうかこれは韓流映画なのか。
次々流れる予告編の中で、イ・ビョンホン主演の映画の予告が流れた時だけ客席が一瞬ざわっとしてびっくり。
まだまだブームは去ってないのか・・・。
さて映画ですが、韓国で「超大ヒット」とのことですが・・・何故?
冒頭、タイトルの絵の中とか本編始まってすぐの街中の様子とかに、いろいろ説明らしき韓国語が出るんだけど、まったく字幕が出ない。これはちょっと手落ちというか手抜きと言うかじゃないですかねー。
ストーリーを理解するのに必要だったんじゃないかと思えて仕方がないのですが。
で、そのストーリーは・・・なんていうか、ごく普通のありふれたBL小説みたいな。
だけどそうゆうのが好きな人が書いた脚本ではないなーと思ってしまうツメの甘さというかなんというか。
ま、確かに「男同士の愛」を真正面から大真面目に描いてはいます。そういう意味では斬新な映画かも。10年ぐらい前の「さらば、わが愛〜覇王別姫」の時は、女形の方の片想いだったからね。今回はもう、素晴らしく両想い。
だけど私が一番心を動かされたのは、コンギルの美しさでも二人の大いなる愛でもなく、王、です。あの王に何の救いもなかった悲しさの方が、ずっと強烈に心に残りました。
映画の公式サイトの説明によれば、この王はどうしようもない極悪非道な人物だったとか。
でも映画では同情すべき可哀想な王として描かれています。
しかーし!
チャンセンとコンギルが二人の愛をまっとうさせる話なのであれば、歴史的な事実として「極悪非道」と語り伝えられている王をあえて良く見せる必要がどこにあるのでしょうか。
王をあのように描くのなら、王の心の渇望を知ったコンギルは最後は王に殉じるべきでしょう!
二人の愛の狭間で揺れ動いた末に、最後はずっと守ってきてくれたチャンセンに背を向けて、王を抱きしめるべきでしょう!
・・・・・とBL好きの視点から言わせてもらえば、そう思うのです。
でも世の中、私のように歪んだ人はそんなにいるわけではないわけで・・・。
大多数の健全な感覚の人にとっては、やはりあの結末が納得できるものなのでしょうね、多分・・・。
それと・・・・・どうしてももう一つだけ吐き出したい・・・・・
主役のチャンセンを演じる俳優さんがどうしてもどうしても吉本新喜劇の某役者さんに見えてしまって・・・・・
ごめんなさいっっっ!!!
どしゃぶりの水曜日。
映画館はさぞやガラガラだろうと思いきや、結構な入りでした。
客席、おばさん率高し。
はっ、そうかこれは韓流映画なのか。
次々流れる予告編の中で、イ・ビョンホン主演の映画の予告が流れた時だけ客席が一瞬ざわっとしてびっくり。
まだまだブームは去ってないのか・・・。
さて映画ですが、韓国で「超大ヒット」とのことですが・・・何故?
冒頭、タイトルの絵の中とか本編始まってすぐの街中の様子とかに、いろいろ説明らしき韓国語が出るんだけど、まったく字幕が出ない。これはちょっと手落ちというか手抜きと言うかじゃないですかねー。
ストーリーを理解するのに必要だったんじゃないかと思えて仕方がないのですが。
で、そのストーリーは・・・なんていうか、ごく普通のありふれたBL小説みたいな。
だけどそうゆうのが好きな人が書いた脚本ではないなーと思ってしまうツメの甘さというかなんというか。
ま、確かに「男同士の愛」を真正面から大真面目に描いてはいます。そういう意味では斬新な映画かも。10年ぐらい前の「さらば、わが愛〜覇王別姫」の時は、女形の方の片想いだったからね。今回はもう、素晴らしく両想い。
だけど私が一番心を動かされたのは、コンギルの美しさでも二人の大いなる愛でもなく、王、です。あの王に何の救いもなかった悲しさの方が、ずっと強烈に心に残りました。
映画の公式サイトの説明によれば、この王はどうしようもない極悪非道な人物だったとか。
でも映画では同情すべき可哀想な王として描かれています。
しかーし!
チャンセンとコンギルが二人の愛をまっとうさせる話なのであれば、歴史的な事実として「極悪非道」と語り伝えられている王をあえて良く見せる必要がどこにあるのでしょうか。
王をあのように描くのなら、王の心の渇望を知ったコンギルは最後は王に殉じるべきでしょう!
二人の愛の狭間で揺れ動いた末に、最後はずっと守ってきてくれたチャンセンに背を向けて、王を抱きしめるべきでしょう!
・・・・・とBL好きの視点から言わせてもらえば、そう思うのです。
でも世の中、私のように歪んだ人はそんなにいるわけではないわけで・・・。
大多数の健全な感覚の人にとっては、やはりあの結末が納得できるものなのでしょうね、多分・・・。
それと・・・・・どうしてももう一つだけ吐き出したい・・・・・
主役のチャンセンを演じる俳優さんがどうしてもどうしても吉本新喜劇の某役者さんに見えてしまって・・・・・
ごめんなさいっっっ!!!
ALWAYS 三丁目の夕日
2006年12月11日 映画 コメント (1)
改めて言うまでもないけど、いい映画でした。
私は東京タワーのすぐ近くでタワーが建った2年後に生まれているので、この映画の中に出てくる都電の走ってる道の風景は生まれてから4歳まで育った場所の風景であり、作り物だとわかっていても私の生家(道沿いの商店だった)が映ってるような錯覚に陥ること度々でした。
でも不思議と「懐かしい」という気持ちはあんまりなかった。
っていうのは、描かれている人間関係がやっぱりどこかファンタジーだからなのかも。
こんな風にみんなが優しかったら、どんなにいいだろうね・・・。
どうせなら、小雪ちゃんももどってきてくれて、ハッピーハッピーエンドにしてくれたらよかったのにな。
「お姉ちゃんのライスカレー、食べたいね」
「またすぐ食えるさ」
これは、竜之介がみゆきさんを迎えに行くっていう意味なのかなあ・・・そうだったらいいなあ・・・・・
私は東京タワーのすぐ近くでタワーが建った2年後に生まれているので、この映画の中に出てくる都電の走ってる道の風景は生まれてから4歳まで育った場所の風景であり、作り物だとわかっていても私の生家(道沿いの商店だった)が映ってるような錯覚に陥ること度々でした。
でも不思議と「懐かしい」という気持ちはあんまりなかった。
っていうのは、描かれている人間関係がやっぱりどこかファンタジーだからなのかも。
こんな風にみんなが優しかったら、どんなにいいだろうね・・・。
どうせなら、小雪ちゃんももどってきてくれて、ハッピーハッピーエンドにしてくれたらよかったのにな。
「お姉ちゃんのライスカレー、食べたいね」
「またすぐ食えるさ」
これは、竜之介がみゆきさんを迎えに行くっていう意味なのかなあ・・・そうだったらいいなあ・・・・・
この映画がなにを言いたがってるかとかそういうことは、難しく考えなくても多分観れば素直に伝わってくる映画なんだと思う。
「ジョゼ虎」を観た時のような戸惑いは一切なくて、映画の終わりと共にこちらの感情も一区切りつけられる、なんかとても後味の良い映画だった。
オダジョーが美しい〜〜〜!!!
だけどそんなヴィジュアル以上に、芝居に圧倒された。
マッチョでもないしナヨナヨしてるわけでもない(偏見に過ぎるかな^^;)ごく普通のいでたちの男なんだけど、ごく普通にゲイなの。
ヒミコに対する愛とか、ホームの仲間をすごく大事に思ってることとか・・・。
役者ってホント、すごい。
柴咲コウちゃんも、この人だからこそこの役をここまで魅力的にできたんじゃないかなという役で、すっごくよかった。
同じ女としては、彼女の気持ちはすごくよくわかって、辛いよね〜って、なんか抱きしめてあげたくなってしまった。
田中泯氏の存在感、目力にもトリハダ。
とにかく出てる俳優諸氏、全て素晴らしいです。
ホームのゲイたちに嫌がらせをする中学生たちがいるんだけど、その中の一人がオダジョーに叱られて凄まれて、ホレちゃうっていうのが、個人的にとっても気に入りました(^_^;)
「ジョゼ虎」を観た時のような戸惑いは一切なくて、映画の終わりと共にこちらの感情も一区切りつけられる、なんかとても後味の良い映画だった。
オダジョーが美しい〜〜〜!!!
だけどそんなヴィジュアル以上に、芝居に圧倒された。
マッチョでもないしナヨナヨしてるわけでもない(偏見に過ぎるかな^^;)ごく普通のいでたちの男なんだけど、ごく普通にゲイなの。
ヒミコに対する愛とか、ホームの仲間をすごく大事に思ってることとか・・・。
役者ってホント、すごい。
柴咲コウちゃんも、この人だからこそこの役をここまで魅力的にできたんじゃないかなという役で、すっごくよかった。
同じ女としては、彼女の気持ちはすごくよくわかって、辛いよね〜って、なんか抱きしめてあげたくなってしまった。
田中泯氏の存在感、目力にもトリハダ。
とにかく出てる俳優諸氏、全て素晴らしいです。
ホームのゲイたちに嫌がらせをする中学生たちがいるんだけど、その中の一人がオダジョーに叱られて凄まれて、ホレちゃうっていうのが、個人的にとっても気に入りました(^_^;)
「手紙」観て来ました。
はっきり言って、
重くて、
暗くて、
辛い
という三拍子揃った映画でした。
見終わってすぐは「いい映画だったけど、二度は観れないな・・・」と思っていたけど、何故か今日になってみるともう一度じっくり観たいと思っています。
原作にあるエピソードのいくつかしか描いていないし、いくらかの改変もあるとはいえ、あのキビシイ原作を、ほぼ忠実に映画化しています。
だからこそ、本当に重たくて辛いものになっているんだけど、観終わった今の私の中にあるのは不思議に暖かいものです。
人はみんな、大事な人を想いながら、一生懸命生きているんだなあ・・・みたいな、人と人との繋がりをとても感じさせられて、だからこそ、剛志の犯してしまったことの重大さというか罪深さというかがクローズアップされて。
やはり、どんな理由があってもやってはいけないことと言うのがあるわけで。
剛志役の玉山鉄二くんがそれを身体で見せてくれるのが切なくて(セリフはほとんどないので)。
たくさんの人に観て、考えてもらいたい映画だと思います。
しんどいですが、是非。
はっきり言って、
重くて、
暗くて、
辛い
という三拍子揃った映画でした。
見終わってすぐは「いい映画だったけど、二度は観れないな・・・」と思っていたけど、何故か今日になってみるともう一度じっくり観たいと思っています。
原作にあるエピソードのいくつかしか描いていないし、いくらかの改変もあるとはいえ、あのキビシイ原作を、ほぼ忠実に映画化しています。
だからこそ、本当に重たくて辛いものになっているんだけど、観終わった今の私の中にあるのは不思議に暖かいものです。
人はみんな、大事な人を想いながら、一生懸命生きているんだなあ・・・みたいな、人と人との繋がりをとても感じさせられて、だからこそ、剛志の犯してしまったことの重大さというか罪深さというかがクローズアップされて。
やはり、どんな理由があってもやってはいけないことと言うのがあるわけで。
剛志役の玉山鉄二くんがそれを身体で見せてくれるのが切なくて(セリフはほとんどないので)。
たくさんの人に観て、考えてもらいたい映画だと思います。
しんどいですが、是非。
久々に「一部のスキもない映画」を観た気がした。
なんか、リンチ作品を観たときの満足感に似てた。
(作品の傾向が似てるわけではありません、念のため)
丁寧に、繊細に作られてる、と同時に、すごく情熱を込めて作られてるなあっていう「熱さ」みたいなのも感じた。
もう本当に、素晴らしい映画だった。
↑このコがね・・・真琴ちゃんっていうんだけどね・・・17歳はこうあってほしいっっって思っちゃう、素直で一生懸命なコでね、かわいくて。
でね、この時期をとっくの昔に通り過ぎてきちゃったおばさんは、恋愛に対する自分の「黎明期」を思い出して、あぁ〜、私はなんておバカさんだったんだろうなぁ〜なんて思ったりしてね。
真琴ちゃんの、変に女の子っぽくない声がすごくよかったし、今時の高校生の会話がとっても心地よかった。
音楽の使い方も絶妙で、特にタイムリープ時に流れるバッハの「ゴールドベルク変奏曲」がすごく効果的。
奥華子ちゃん作・歌、のテーマ曲もとてもステキな曲だった。
この素晴らしい映画が、全国で26の映画館でしか観られない状況っていうのが、とにかく納得いきません。しかも、確実に上映されてる期間が2週間しかないし。新聞や雑誌なんかでは、ブレイブストーリーやゲド戦記と並んで取り上げられてるのが目に付くけど、こんな状況では「じゃあ観に行ってみようか」って思っても、実際にはなかなか観れないよね。
どういう力関係があって、そういうことになるんでしょうね。
この夏は、あと「ゲド戦記」と「遙かなる時空の中で−舞一夜」を観る予定ではあるんだけど、子供たちと「もうあんまり期待しない方がいいだろうねー」と言いながら帰ってきたのでした。
なんか、リンチ作品を観たときの満足感に似てた。
(作品の傾向が似てるわけではありません、念のため)
丁寧に、繊細に作られてる、と同時に、すごく情熱を込めて作られてるなあっていう「熱さ」みたいなのも感じた。
もう本当に、素晴らしい映画だった。
↑このコがね・・・真琴ちゃんっていうんだけどね・・・17歳はこうあってほしいっっって思っちゃう、素直で一生懸命なコでね、かわいくて。
でね、この時期をとっくの昔に通り過ぎてきちゃったおばさんは、恋愛に対する自分の「黎明期」を思い出して、あぁ〜、私はなんておバカさんだったんだろうなぁ〜なんて思ったりしてね。
真琴ちゃんの、変に女の子っぽくない声がすごくよかったし、今時の高校生の会話がとっても心地よかった。
音楽の使い方も絶妙で、特にタイムリープ時に流れるバッハの「ゴールドベルク変奏曲」がすごく効果的。
奥華子ちゃん作・歌、のテーマ曲もとてもステキな曲だった。
この素晴らしい映画が、全国で26の映画館でしか観られない状況っていうのが、とにかく納得いきません。しかも、確実に上映されてる期間が2週間しかないし。新聞や雑誌なんかでは、ブレイブストーリーやゲド戦記と並んで取り上げられてるのが目に付くけど、こんな状況では「じゃあ観に行ってみようか」って思っても、実際にはなかなか観れないよね。
どういう力関係があって、そういうことになるんでしょうね。
この夏は、あと「ゲド戦記」と「遙かなる時空の中で−舞一夜」を観る予定ではあるんだけど、子供たちと「もうあんまり期待しない方がいいだろうねー」と言いながら帰ってきたのでした。
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この夏は映画鑑賞に忙しくなりそうです。
先週のブレイブ・ストーリーに続き、今週はこの「日本沈没」。
来週以降、
・時をかける少女
・ゲド戦記
・遙かなる時空の中で
と続きます。
・・・・・あれ?なんかジャンル的に激しく偏りがあるような・・・(^_^;)
ま、いいかぁ〜
「日本沈没」と言うと今は亡き父を思い出す。
73年の映画化のとき、父がどっぷりハマって。
多分、小説を先に読んでたと思うのだけど、「どうして日本が沈没するのか」って話を、毎晩晩酌しながら熱っぽく語っては「面白いよなー」とか「凄いよなー」とか言ってて、でも小学6年生ぐらいだった私は「ホントにそんなことになったらどうしよう・・・」と怖くて怖くて。
だから今日の映画の中で「日本が沈むメカニズム」の説明が出てきた時には「あー、この話、散々聞いたなぁ〜」って妙に懐かしかった。
で、今日の「日本沈没」
面白かった!!!
超娯楽作品、です。
監督は樋口真嗣。そう、「ローレライ」の。
去年「ローレライ」を見たときに、邦画に新しいジャンルが生まれたような印象を受けたのだけど、それが見事に発展してきているような手応えを感じた。
気になるところがなかったわけじゃない。むしろ、ちょくちょくあったかも。こういう深刻な事態を描いた物語を「娯楽」として観ちゃっていいのかなあ・・・とか、自衛隊のPR映画みたい・・・?とかの思いもちらちらと頭の隅をかすめたり。
でも、流れの中で「もうどうでもいーや、そんな細かいこと!」っていう気持ちになっちゃって。こういうのを「力技でぐいぐい押し切られる」っていうんでしょうか。
のっけから「うわ・・・!」って口が開いちゃって、その後も映像の美しさ、CGの迫力、に目を奪われ、話はどんどん進み、なんか、観ながらいろいろ考えるっていうヒマもほとんど与えられないまま「終わった〜〜〜(ぐったり)」みたいな、なんていうか、ジェットコースター映画とでも言いましょうか。
キャストもよかった!
及川ミッチーが、全然「王子」じゃない、ふつーの若いお父さんを好演。
國村隼の憎らしさ、吉田日出子の暖かさ、長山藍子の優しさ。
大地真央がこんな大役だったとは・・・!カッコ良くて、頼もしくて、最後は胸の熱くなる、とってもステキな役を的確にこなしていて。
柴咲コウも、何をやっても外さない人だよねえ。この人はどんな役も、その人の「可愛らしさ」をちゃんと出せる人で、すごいと思う。
それから、福田麻由子ちゃん・・・!すげーです。2度ほど涙腺が緩んだシーンはどっちもこの子のシーンだった。
そして、草薙剛。この人って、不思議な色気があるよねー。単純な「男臭いセクシーさ」じゃなくて、なんかこう、もっと人として複雑な想いの部分をかもし出せる人って言うか・・・。
今日の「スマステ」でも話題になってたけど、飛行場でのラブシーンは素晴らしかった。
例によって(?)富野由悠季氏、庵野秀明氏、そして福井晴敏氏がゲスト出演です。富野氏と福井氏はわかったけど、庵野氏はわからなかったなー、どこに出てたんだろう・・・。
お昼過ぎの回で見たのだけど、初日だというのに満席だった。
ほんとの意味で「大ヒット」となるかな?
先週のブレイブ・ストーリーに続き、今週はこの「日本沈没」。
来週以降、
・時をかける少女
・ゲド戦記
・遙かなる時空の中で
と続きます。
・・・・・あれ?なんかジャンル的に激しく偏りがあるような・・・(^_^;)
ま、いいかぁ〜
「日本沈没」と言うと今は亡き父を思い出す。
73年の映画化のとき、父がどっぷりハマって。
多分、小説を先に読んでたと思うのだけど、「どうして日本が沈没するのか」って話を、毎晩晩酌しながら熱っぽく語っては「面白いよなー」とか「凄いよなー」とか言ってて、でも小学6年生ぐらいだった私は「ホントにそんなことになったらどうしよう・・・」と怖くて怖くて。
だから今日の映画の中で「日本が沈むメカニズム」の説明が出てきた時には「あー、この話、散々聞いたなぁ〜」って妙に懐かしかった。
で、今日の「日本沈没」
面白かった!!!
超娯楽作品、です。
監督は樋口真嗣。そう、「ローレライ」の。
去年「ローレライ」を見たときに、邦画に新しいジャンルが生まれたような印象を受けたのだけど、それが見事に発展してきているような手応えを感じた。
気になるところがなかったわけじゃない。むしろ、ちょくちょくあったかも。こういう深刻な事態を描いた物語を「娯楽」として観ちゃっていいのかなあ・・・とか、自衛隊のPR映画みたい・・・?とかの思いもちらちらと頭の隅をかすめたり。
でも、流れの中で「もうどうでもいーや、そんな細かいこと!」っていう気持ちになっちゃって。こういうのを「力技でぐいぐい押し切られる」っていうんでしょうか。
のっけから「うわ・・・!」って口が開いちゃって、その後も映像の美しさ、CGの迫力、に目を奪われ、話はどんどん進み、なんか、観ながらいろいろ考えるっていうヒマもほとんど与えられないまま「終わった〜〜〜(ぐったり)」みたいな、なんていうか、ジェットコースター映画とでも言いましょうか。
キャストもよかった!
及川ミッチーが、全然「王子」じゃない、ふつーの若いお父さんを好演。
國村隼の憎らしさ、吉田日出子の暖かさ、長山藍子の優しさ。
大地真央がこんな大役だったとは・・・!カッコ良くて、頼もしくて、最後は胸の熱くなる、とってもステキな役を的確にこなしていて。
柴咲コウも、何をやっても外さない人だよねえ。この人はどんな役も、その人の「可愛らしさ」をちゃんと出せる人で、すごいと思う。
それから、福田麻由子ちゃん・・・!すげーです。2度ほど涙腺が緩んだシーンはどっちもこの子のシーンだった。
そして、草薙剛。この人って、不思議な色気があるよねー。単純な「男臭いセクシーさ」じゃなくて、なんかこう、もっと人として複雑な想いの部分をかもし出せる人って言うか・・・。
今日の「スマステ」でも話題になってたけど、飛行場でのラブシーンは素晴らしかった。
例によって(?)富野由悠季氏、庵野秀明氏、そして福井晴敏氏がゲスト出演です。富野氏と福井氏はわかったけど、庵野氏はわからなかったなー、どこに出てたんだろう・・・。
お昼過ぎの回で見たのだけど、初日だというのに満席だった。
ほんとの意味で「大ヒット」となるかな?
ブレイブ・ストーリー
2006年7月9日 映画
観て来ました。
ホメどころは・・・・
・絵がキレイ。キャラも魅力的。ジブリにも引けを取らないんじゃないかと思いました。
・とりあえず、飽きなかった。まあ、もともと120分弱というそれほど長い尺の映画ではないのですが・・・。
・松たかこ、グッジョブ!すばらしいです。
・非常に個人的なポイントとして、石田彰氏が彼にしては意外な役どころで登場しまして、あーいう石田氏はなかなか聴けないので、とても嬉しかったです。
以上。
フ○テレビの作るものに期待した私がバカだった。
原作ファンの方は、覚悟して観たほうがいいです。
ホメどころは・・・・
・絵がキレイ。キャラも魅力的。ジブリにも引けを取らないんじゃないかと思いました。
・とりあえず、飽きなかった。まあ、もともと120分弱というそれほど長い尺の映画ではないのですが・・・。
・松たかこ、グッジョブ!すばらしいです。
・非常に個人的なポイントとして、石田彰氏が彼にしては意外な役どころで登場しまして、あーいう石田氏はなかなか聴けないので、とても嬉しかったです。
以上。
フ○テレビの作るものに期待した私がバカだった。
原作ファンの方は、覚悟して観たほうがいいです。
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“幸せな気持ちになれる映画”2本立て
2006年2月7日 映画
日曜日、昼間は子供たちと「THE有頂天ホテル」を観に行き、夜はレンタルしてきた「電車男」をダンナ&娘と観る。
そして幸せな気分で眠りにつきました。
★「THE有頂天ホテル」
文句なしに面白かったです。
役者さんたちがね、なんか生き生きしてて。
演ってて面白いんだろうなあ、と。
子供たちの感想がすごく素直で、なんかちょっとびっくりした。
「すっごく面白かったね」とか、「オダジョーがあんな役やるなんてねー」とか、「客席があんなふうに沸くなんてすごいよね」とか。
いろいろ映画は観に行くけど、見た後にあんなに素直に楽しそうな子供たちを見たのはちょっと新鮮だった。
それで、これはやっぱりいい映画なんだろうなあ、三谷幸喜という人はやっぱりすごい人なんだろうなあ、と思った次第です。
★「電車男」
ま、山田孝之くんシリーズということで^^;
借りてきたのですが、これがまたなかなか予想以上のステキな映画だった!
「オタクの恋が実るかどうか」っていう話ではないのね、この映画バージョンは。
「最初の一歩の勇気を出そうよ」っていうメッセージは、この監督独自の解釈なんじゃないかと思ったのだけど、どうなんだろう。
映画では、客観的には2人の恋はもう実っているというか、順調なわけで。
ただ、肝心の電車男クンが、自分に自信が持てないばかりにそのことを信じられなくて、彼女にもう一歩近づけないっていう部分を中心に、「一歩踏み出せない」人々が電車男クンを応援しながら自分自身の問題に気付いて、自分たちも一歩踏み出していくっていう、とってもナイスな構成になっていました。
山田くんの電車男クンのいじらしさにファンの欲目も加わって、もう最初から最後までニヤケながら観てしまったのだけど、実際のところ世間の評判はどうだったんだろうと今日、あちこちで感想をみてみたところ・・・
なんかめっちゃ好評だったんじゃないですか!
映画も、山田くんも!!
うれしいわ〜、なんか、息子が褒められたような気分だわ〜
家で独り寂しく観るつもりだったのに、パソコンじゃなくてDVDにかけたら娘とダンナが寄ってきて一緒に観れたのも嬉しかったし。
でも改めて、山田くんはすごい役者さんだと思いました。
ホントに「原宿でスカウト」なのかなあ?
ホントに「芝居を志していた人」じゃないのかなあ?
だとしたら、スカウトした人、ものすごい掘り出し物だったと思うなあ。
そして幸せな気分で眠りにつきました。
★「THE有頂天ホテル」
文句なしに面白かったです。
役者さんたちがね、なんか生き生きしてて。
演ってて面白いんだろうなあ、と。
子供たちの感想がすごく素直で、なんかちょっとびっくりした。
「すっごく面白かったね」とか、「オダジョーがあんな役やるなんてねー」とか、「客席があんなふうに沸くなんてすごいよね」とか。
いろいろ映画は観に行くけど、見た後にあんなに素直に楽しそうな子供たちを見たのはちょっと新鮮だった。
それで、これはやっぱりいい映画なんだろうなあ、三谷幸喜という人はやっぱりすごい人なんだろうなあ、と思った次第です。
★「電車男」
ま、山田孝之くんシリーズということで^^;
借りてきたのですが、これがまたなかなか予想以上のステキな映画だった!
「オタクの恋が実るかどうか」っていう話ではないのね、この映画バージョンは。
「最初の一歩の勇気を出そうよ」っていうメッセージは、この監督独自の解釈なんじゃないかと思ったのだけど、どうなんだろう。
映画では、客観的には2人の恋はもう実っているというか、順調なわけで。
ただ、肝心の電車男クンが、自分に自信が持てないばかりにそのことを信じられなくて、彼女にもう一歩近づけないっていう部分を中心に、「一歩踏み出せない」人々が電車男クンを応援しながら自分自身の問題に気付いて、自分たちも一歩踏み出していくっていう、とってもナイスな構成になっていました。
山田くんの電車男クンのいじらしさにファンの欲目も加わって、もう最初から最後までニヤケながら観てしまったのだけど、実際のところ世間の評判はどうだったんだろうと今日、あちこちで感想をみてみたところ・・・
なんかめっちゃ好評だったんじゃないですか!
映画も、山田くんも!!
うれしいわ〜、なんか、息子が褒められたような気分だわ〜
家で独り寂しく観るつもりだったのに、パソコンじゃなくてDVDにかけたら娘とダンナが寄ってきて一緒に観れたのも嬉しかったし。
でも改めて、山田くんはすごい役者さんだと思いました。
ホントに「原宿でスカウト」なのかなあ?
ホントに「芝居を志していた人」じゃないのかなあ?
だとしたら、スカウトした人、ものすごい掘り出し物だったと思うなあ。
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フライトプラン ☆2つ半
2006年1月30日 映画 コメント (1)
★ゆうゆうさんに秘密あります。
予告編とCMを観れば観るほど“真相”が知りたくなって(つまりまんまと乗せられて)、息子とに観に行ってきました。
まあね、このテの映画は、「知ってしまえば、ハイ、それまでよ」なわけで・・・。
それまでの展開をいかに面白く見せるかっていうのがメインテーマだと思うのだけども。
そういう意味では。
う〜〜〜ん・・・・・
私は、ジョディ・フォスター演じる母親の取り乱しように、正直言って共感できなかった・・・・・。
いくら「絶対に自分の方が正しい!」という確信があっても、あそこまでやってしまったらある種“犯罪”なんじゃないかなあ。
「あそこまでやったから解決した」ってわけじゃないし。
彼女が真実に気付くきっかけっていうのは、犯人のちょっとした油断というか、計算違いからのことだったわけだし。
なんかねー、私も母親だけど、映画の中で誰のセリフだったっけ?「私なら子供がいなくなったらまず自分を責める」みたいなのがあって、ああ、辛いなーと思いながら、でもそうだよねーって。
J.フォスターの取り乱し方には、「実は自分を一番責めてるんだけど・・・」っていう部分が見えなかったんだよね。
なんかもう、「協力しないあんたたちが悪い!!!」なテンションがMAXで。
誰が犯人かっていう点についても、結構導入部で思わせぶりなカットがあったりして、ちょっと甘いような気がしたし。
飽きない映画ではあったけど、「面白い」と言うにはもうちょっと・・・な感じでした。
でも、息子は満足だったみたいでよかった。
外国映画を字幕で観るのはなかなかない機会なので、それもよかったかも。
予告編とCMを観れば観るほど“真相”が知りたくなって(つまりまんまと乗せられて)、息子とに観に行ってきました。
まあね、このテの映画は、「知ってしまえば、ハイ、それまでよ」なわけで・・・。
それまでの展開をいかに面白く見せるかっていうのがメインテーマだと思うのだけども。
そういう意味では。
う〜〜〜ん・・・・・
私は、ジョディ・フォスター演じる母親の取り乱しように、正直言って共感できなかった・・・・・。
いくら「絶対に自分の方が正しい!」という確信があっても、あそこまでやってしまったらある種“犯罪”なんじゃないかなあ。
「あそこまでやったから解決した」ってわけじゃないし。
彼女が真実に気付くきっかけっていうのは、犯人のちょっとした油断というか、計算違いからのことだったわけだし。
なんかねー、私も母親だけど、映画の中で誰のセリフだったっけ?「私なら子供がいなくなったらまず自分を責める」みたいなのがあって、ああ、辛いなーと思いながら、でもそうだよねーって。
J.フォスターの取り乱し方には、「実は自分を一番責めてるんだけど・・・」っていう部分が見えなかったんだよね。
なんかもう、「協力しないあんたたちが悪い!!!」なテンションがMAXで。
誰が犯人かっていう点についても、結構導入部で思わせぶりなカットがあったりして、ちょっと甘いような気がしたし。
飽きない映画ではあったけど、「面白い」と言うにはもうちょっと・・・な感じでした。
でも、息子は満足だったみたいでよかった。
外国映画を字幕で観るのはなかなかない機会なので、それもよかったかも。
★コメント、読めました。はちみつさん、ありがとう〜。みなさまお騒がせしました。あの数字はコメントの数だったんですね〜。全然違うものと思ってました(^_^;)
★ゆうゆうさん、リンクありがとうございます。
自分勝手なゴタクを並べてるブログですが、よろしくお願いします。
********************************
動物好きな娘の希望で、45最と18歳、16歳の親子、小さなお子様たちに混ざって観てきた。
まあ、とりあえず、面白かったのは面白かった。
しかし・・・これは大人が観てはいけない映画だったかも・・・・・というヘンな冷や汗が、観た後の私と娘の額にタラ〜リ・・・・・そんな私たちを、息子は(ーー;)な目で見てるし・・・
本当に純粋な子供の頃でないと、この映画の真実は見えないかもしれないと、見た直後はそんなことを思ってしまったりしたんだけど。
それとも、やっぱり私たちが(現代アニメに毒されている私たち親子が)ただ汚れてしまっているだけ?
かわいく描かれているが、主人公のオオカミとヤギは人間で言えば「青年」ぐらいな年頃。
この、つぶらな瞳の白ヤギさんは「私」という一人称で丁寧語を喋る。成宮くんのちょっとハスキーでちょっとハイトーンな声で。(石田彰氏で聴きたかったと思ってしまう私)
白ヤギさんは「あなたと出会えて本当に良かった」とか「あなたと出会えてとても嬉しい」とか「命を掛けてもいいと思える友達に会えた」とかほとんど「告りまくり」なセリフのオンパレードで、言われたオオカミさんは頬を赤らめたりする。
これが、声がもっとアニメ声だったらね、印象も違ったかもしれないよ。
ジャジャ丸とポロリみたいな声だったらさ・・・
でも、中村獅童と成宮寛貴。
特に成宮くんはホント、まずいでしょ、あの声とあのセリフ。
製作側はただ無邪気に「人気者だからぁ」とこの2人をキャスティングしたんでしょうか・・・?
捕食する側とされる側であるオオカミとヤギ。
当然、それぞれの一族からその付き合いを厳しく糾弾され、一族ために相手を裏切るよう迫られる。
濁流の川の真ん中で、それぞれの一族から「一族のための使命を全うするかどうか」を厳しく監視されている二匹は、お互いを裏切ることなどできないと二匹で濁流に飛び込む。
「行ける所まで行ってみよう」「必ず生きて会いましょう」と言い合って・・・・・
娘は「あれはどう見たって駆け落ちにしかみえないよねー。オスとメスの話にした方が、ずっとすんなり見れるのに」
いろいろあった末に、一応ハッピーエンドなんだけど、大人の頭の中は「この先どうするんだ、この二匹・・・・」という思いしか残らなくて・・・。
あー、そういう感想を持った映画が昔あった。
「小さな恋のメロディ」
トロッコに乗ってまっすぐな線路をどこまでも走っていくエンディング。
でも、必ずどこかに終わりがあるはずで、そこには大人たちが待ち構えているはずで、そうでなくても2人だけでは行く先もないはずで・・・・
だからこの「あらしのよるに」も「ファンタジー」なんだよね。
「自分にとっての大切」を大切にしようっていう・・・・
例えば自分がヤギで相手がオオカミでも、そんなことは関係ないよって。
その「オオカミ」と「ヤギ」が「男」とか「女」とか「日本人」とか「外国人」とか、そういういろんなものに置き換えられるんだろうね。
でも、自分にとって大切な存在ならそんなことは関係なく、誰がなんと言おうと大切なんだよ、大切にしていいんだよって。
そう考えれば、それはBLが持つテーマでもあるから、この映画が大人にはBLチックに見えるのも当然なのかも知れないけど。
でもやっぱりそれは、大切な思想だとは思うけど、子供には難しいと思う。
だってこの映画では、二匹は故郷も家族もなにかもかも捨てて、二匹だけで生きる道を選んじゃってるし。
それこそオスとメスだったら、恋愛モノとしてそういう結末もアリかもしれなかったけど。
ちょっとばかり、製作側の意図が掴みかねる映画でありました。
幼稚園ぐらいの子供たちの感想を、聞いてみたいね。
★ゆうゆうさん、リンクありがとうございます。
自分勝手なゴタクを並べてるブログですが、よろしくお願いします。
********************************
動物好きな娘の希望で、45最と18歳、16歳の親子、小さなお子様たちに混ざって観てきた。
まあ、とりあえず、面白かったのは面白かった。
しかし・・・これは大人が観てはいけない映画だったかも・・・・・というヘンな冷や汗が、観た後の私と娘の額にタラ〜リ・・・・・そんな私たちを、息子は(ーー;)な目で見てるし・・・
本当に純粋な子供の頃でないと、この映画の真実は見えないかもしれないと、見た直後はそんなことを思ってしまったりしたんだけど。
それとも、やっぱり私たちが(現代アニメに毒されている私たち親子が)ただ汚れてしまっているだけ?
かわいく描かれているが、主人公のオオカミとヤギは人間で言えば「青年」ぐらいな年頃。
この、つぶらな瞳の白ヤギさんは「私」という一人称で丁寧語を喋る。成宮くんのちょっとハスキーでちょっとハイトーンな声で。(石田彰氏で聴きたかったと思ってしまう私)
白ヤギさんは「あなたと出会えて本当に良かった」とか「あなたと出会えてとても嬉しい」とか「命を掛けてもいいと思える友達に会えた」とかほとんど「告りまくり」なセリフのオンパレードで、言われたオオカミさんは頬を赤らめたりする。
これが、声がもっとアニメ声だったらね、印象も違ったかもしれないよ。
ジャジャ丸とポロリみたいな声だったらさ・・・
でも、中村獅童と成宮寛貴。
特に成宮くんはホント、まずいでしょ、あの声とあのセリフ。
製作側はただ無邪気に「人気者だからぁ」とこの2人をキャスティングしたんでしょうか・・・?
捕食する側とされる側であるオオカミとヤギ。
当然、それぞれの一族からその付き合いを厳しく糾弾され、一族ために相手を裏切るよう迫られる。
濁流の川の真ん中で、それぞれの一族から「一族のための使命を全うするかどうか」を厳しく監視されている二匹は、お互いを裏切ることなどできないと二匹で濁流に飛び込む。
「行ける所まで行ってみよう」「必ず生きて会いましょう」と言い合って・・・・・
娘は「あれはどう見たって駆け落ちにしかみえないよねー。オスとメスの話にした方が、ずっとすんなり見れるのに」
いろいろあった末に、一応ハッピーエンドなんだけど、大人の頭の中は「この先どうするんだ、この二匹・・・・」という思いしか残らなくて・・・。
あー、そういう感想を持った映画が昔あった。
「小さな恋のメロディ」
トロッコに乗ってまっすぐな線路をどこまでも走っていくエンディング。
でも、必ずどこかに終わりがあるはずで、そこには大人たちが待ち構えているはずで、そうでなくても2人だけでは行く先もないはずで・・・・
だからこの「あらしのよるに」も「ファンタジー」なんだよね。
「自分にとっての大切」を大切にしようっていう・・・・
例えば自分がヤギで相手がオオカミでも、そんなことは関係ないよって。
その「オオカミ」と「ヤギ」が「男」とか「女」とか「日本人」とか「外国人」とか、そういういろんなものに置き換えられるんだろうね。
でも、自分にとって大切な存在ならそんなことは関係なく、誰がなんと言おうと大切なんだよ、大切にしていいんだよって。
そう考えれば、それはBLが持つテーマでもあるから、この映画が大人にはBLチックに見えるのも当然なのかも知れないけど。
でもやっぱりそれは、大切な思想だとは思うけど、子供には難しいと思う。
だってこの映画では、二匹は故郷も家族もなにかもかも捨てて、二匹だけで生きる道を選んじゃってるし。
それこそオスとメスだったら、恋愛モノとしてそういう結末もアリかもしれなかったけど。
ちょっとばかり、製作側の意図が掴みかねる映画でありました。
幼稚園ぐらいの子供たちの感想を、聞いてみたいね。
ハリー・ポッターと炎のゴブレット
2005年11月19日 映画
★でゅんさん、はちみつさんに秘密
先行上映会、行ってきました。
相変わらず、ハイクオリティな作品。
2時間半が全く長く感じられない、むしろ「もう終わり?」って感じでした。
主人公たち、少しずつ大人になっています。
今回、かなりハードなバトルが繰り広げられて、それはそれで非常に引き込まれる面白さなのですが、彼らの成長が垣間見えるやりとりやセリフの数々が、おなじぐらい面白いです。
私はすっかり親の気分で泣いたり笑ったりしてしまい、最後にはぎゅーっと抱きしめてあげたくなっちゃいました。
息子は原作の大ファンで、ダニエル・ラドクリフと同い年ということも非常に意識していて、なんかもう、どっぷりつかってます。
観た後に、語ること語ること。
でも、息子の話を聴いていると、原作は子供向けのお話とは言いながら子供の成長を結構シビアな視点で書いているようで、そういう部分も良書と言われる一因になっているのかもしれないなーと。
息子曰く「とにかく、読め」なんですが、今はなかなか・・・
仕事と生活の時間配分をなんとか早く立て直して、読書やゲームの時間を捻出しないと、マズイ、非常に・・・・・
先行上映会、行ってきました。
相変わらず、ハイクオリティな作品。
2時間半が全く長く感じられない、むしろ「もう終わり?」って感じでした。
主人公たち、少しずつ大人になっています。
今回、かなりハードなバトルが繰り広げられて、それはそれで非常に引き込まれる面白さなのですが、彼らの成長が垣間見えるやりとりやセリフの数々が、おなじぐらい面白いです。
私はすっかり親の気分で泣いたり笑ったりしてしまい、最後にはぎゅーっと抱きしめてあげたくなっちゃいました。
息子は原作の大ファンで、ダニエル・ラドクリフと同い年ということも非常に意識していて、なんかもう、どっぷりつかってます。
観た後に、語ること語ること。
でも、息子の話を聴いていると、原作は子供向けのお話とは言いながら子供の成長を結構シビアな視点で書いているようで、そういう部分も良書と言われる一因になっているのかもしれないなーと。
息子曰く「とにかく、読め」なんですが、今はなかなか・・・
仕事と生活の時間配分をなんとか早く立て直して、読書やゲームの時間を捻出しないと、マズイ、非常に・・・・・
さて、2本目は「春の雪」
やればできるじゃん、行定!
って感じでしょうか(^_^;)
こちらもまた、三島由紀夫の世界、きっちり見せてもらいました。
いやもう、すばらしい映像美!!!
夢のシーンとか、ああいうシュールというかエキセントリック、大好き。
役者さんたちも、三島の世界をしっかり把握して演じてくれてて、心配していた妻夫木くんの清顕もお子ちゃまなおぼっちゃまがちゃんと出来上がってました。
小説のほうを読んでてもしばしば感じるんだけど、三島由紀夫って言う人はやっぱりすごい、天才なんだなーと感じる瞬間が何度もありまして。
どういったらいいか、普通は作者の思い入れがどの人にあるのかっていえば主人公にあることがほとんどで、読むほうにしてもそれが当たり前なんだけど、この「春の雪」については小説も映画も、どの人物についても客観的で、そういう風に書き分けられる頭脳というか精神力というかって、かなりすごいものだと思うのです。
で、小説でも、三島由紀夫自身がこの作品の中にいるとすれば清顕の友人の本田なんだろうなーと思うのだけど、映画の方でも強いて言えば一番感情的に描かれてるのが本田で、映画では清顕の本田に対する感情っていうのもわかりやすく描かれていて、最後にこの2人が抱き合う、というより、本田が清顕を抱きしめるっていうのは、あれは三島が清顕を抱きしめてるわけで、要するに三島と言う人は、男女の恋愛を描きたかったんじゃなくて、恋をしてここまで身をやつしてしまう清顕のような男の子が描きたかったんだろうなあ、そういう美しい少年がぞくぞくするほど好きだったんだろうなあ、と思うわけです。
そして、そこまでちゃんと描いた行定監督にはブラヴォーの賛辞を贈りたいです。
そこまでちゃんと描いたからこそ、この作品は三島作品の映画化として完成したと思うので。
というわけで、100点満点をつけたいところなんだけど、そうはいかない部分が残念ながらありまして・・・。
それは、一番最後の宇多田ひかるの歌
なんでこういう映画にああいう俗っぽい人を使うかね(怒)
もう、余韻も何もあらばこそ、シュウゥゥゥゥゥ〜と気持ちがしぼんでしまいました。
今ノリノリの岩代太郎氏を音楽に起用してるんなら、最後の最後まで岩代氏に任せてしかるべきでしょうに。
こういうくだらないことを考え付くのって誰なんでしょうね。
ほんっとに腹が立つわ。
せっかくいい映画だったのに。
やればできるじゃん、行定!
って感じでしょうか(^_^;)
こちらもまた、三島由紀夫の世界、きっちり見せてもらいました。
いやもう、すばらしい映像美!!!
夢のシーンとか、ああいうシュールというかエキセントリック、大好き。
役者さんたちも、三島の世界をしっかり把握して演じてくれてて、心配していた妻夫木くんの清顕もお子ちゃまなおぼっちゃまがちゃんと出来上がってました。
小説のほうを読んでてもしばしば感じるんだけど、三島由紀夫って言う人はやっぱりすごい、天才なんだなーと感じる瞬間が何度もありまして。
どういったらいいか、普通は作者の思い入れがどの人にあるのかっていえば主人公にあることがほとんどで、読むほうにしてもそれが当たり前なんだけど、この「春の雪」については小説も映画も、どの人物についても客観的で、そういう風に書き分けられる頭脳というか精神力というかって、かなりすごいものだと思うのです。
で、小説でも、三島由紀夫自身がこの作品の中にいるとすれば清顕の友人の本田なんだろうなーと思うのだけど、映画の方でも強いて言えば一番感情的に描かれてるのが本田で、映画では清顕の本田に対する感情っていうのもわかりやすく描かれていて、最後にこの2人が抱き合う、というより、本田が清顕を抱きしめるっていうのは、あれは三島が清顕を抱きしめてるわけで、要するに三島と言う人は、男女の恋愛を描きたかったんじゃなくて、恋をしてここまで身をやつしてしまう清顕のような男の子が描きたかったんだろうなあ、そういう美しい少年がぞくぞくするほど好きだったんだろうなあ、と思うわけです。
そして、そこまでちゃんと描いた行定監督にはブラヴォーの賛辞を贈りたいです。
そこまでちゃんと描いたからこそ、この作品は三島作品の映画化として完成したと思うので。
というわけで、100点満点をつけたいところなんだけど、そうはいかない部分が残念ながらありまして・・・。
それは、一番最後の宇多田ひかるの歌
なんでこういう映画にああいう俗っぽい人を使うかね(怒)
もう、余韻も何もあらばこそ、シュウゥゥゥゥゥ〜と気持ちがしぼんでしまいました。
今ノリノリの岩代太郎氏を音楽に起用してるんなら、最後の最後まで岩代氏に任せてしかるべきでしょうに。
こういうくだらないことを考え付くのって誰なんでしょうね。
ほんっとに腹が立つわ。
せっかくいい映画だったのに。
今日は一人で、観たかった映画2本、一気に観てきました。
夜テレビで、これまたかねがね観たかった「スウィング・ガールズ」やってて、終わってみればなんだか映画三昧の日に。
というわけで、1本目「蝉しぐれ」
マイダ〜リンと「一緒に観に行こうね♪」って約束してたのに、なかなか映画観にいけるような休みがとれなくて、「もうこれ以上待ってられん!」と行ってきたのですが・・・。
思い切って行ってよかった!!!
大変素晴らしかった!!!
なにが、どこが、というよりなにより、映画まるごと“藤沢周平の世界”が丁寧にきっちり描かれていて、黒土監督がどれほど思いを込めたかが伝わって来ました。
四季の自然の映像が美しく、エンドクレジットの最後の最後まで余韻を残してくれるものでした。
染五郎はハマリ役ですな。
二枚目なんだけど、色男に見えない。不器用というか堅物な感じが良く出てて。
時代劇だし立ち回りのシーンも多かったので、所作がとってもキレイでそれはやっぱり際立ってました。
それと、ふかわりょうがとてもよかったのには軽く驚きました。
大事な役なのにふかわりょう?なぜ??とちょっと不安だったんだけど。
大好きな原作の映画化だっただけに、期待を裏切られなかったことがとっても嬉しい。
DVDになったら是非購入したいです。
夜テレビで、これまたかねがね観たかった「スウィング・ガールズ」やってて、終わってみればなんだか映画三昧の日に。
というわけで、1本目「蝉しぐれ」
マイダ〜リンと「一緒に観に行こうね♪」って約束してたのに、なかなか映画観にいけるような休みがとれなくて、「もうこれ以上待ってられん!」と行ってきたのですが・・・。
思い切って行ってよかった!!!
大変素晴らしかった!!!
なにが、どこが、というよりなにより、映画まるごと“藤沢周平の世界”が丁寧にきっちり描かれていて、黒土監督がどれほど思いを込めたかが伝わって来ました。
四季の自然の映像が美しく、エンドクレジットの最後の最後まで余韻を残してくれるものでした。
染五郎はハマリ役ですな。
二枚目なんだけど、色男に見えない。不器用というか堅物な感じが良く出てて。
時代劇だし立ち回りのシーンも多かったので、所作がとってもキレイでそれはやっぱり際立ってました。
それと、ふかわりょうがとてもよかったのには軽く驚きました。
大事な役なのにふかわりょう?なぜ??とちょっと不安だったんだけど。
大好きな原作の映画化だっただけに、期待を裏切られなかったことがとっても嬉しい。
DVDになったら是非購入したいです。